青野賢一と山崎まどか、映画『アトミック・ブロンド』のファッションと音楽の魅力を語る

青野賢一と山崎まどか

青野賢一と山崎まどか

シャーリーズ・セロン主演のアクション映画『アトミック・ブロンド』が、青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、ビームス レコーズ ディレクター)と山崎まどか(文筆家、翻訳家)を迎えたトークイベントを実施。青野と山崎は、本作のみどころのひとつでもある、80年代の音楽、ファッション、ロケ地や美術などの洗練された世界観についてトークを繰り広げた。

本作は、MI6の女スパイであるロレーン・ブロートン(シャーリーズ)が、消された諜報員と消えた最高機密のリストの奪還を命じられたことを機に、世界の運命を握るリストを追ってベルリンを訪れ、世界中のスパイによる争奪戦に加わる姿を描くスパイ・アクション。キャストには、ジェームズ・マカヴォイのほか、ソフィア・ブテラ、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズも名を連ねている。監督は、『ジョン・ウィック』で共同監督を務めたデヴィッド・リーチが担当している。

青野は黒や白が多いシャーリーズのファッションに対し、「ムダのない綺麗なスタイルを持つ彼女だからこそ、余計に映えるファッションになっていますよね。そんな彼女がよどみのないアクションを披露することでひとつひとつが本当に絵になる映画になっていると思います」とコメント。劇中の時代背景にも触れ、「当時はフランス・イギリス・アメリカのファッションが主流だったんですが、ベルリンの壁崩壊とともに少しずつ流れが変わっていく様子が描かれているとも思います。まさに時代が変わる前夜というか、、。そういう部分もすごく興味深かったです」と独自の視点で本作を楽しんだことを明かした。

トークの様子

トークの様子

一方の山崎は「劇中の音楽もすごく興味深いですよね」と語り、「当時は壁があったせいで音楽やファッションなどのカルチャーが少し遅れてベルリンに入ってきていたと思うんです。それが映画の中にも描かれていて、当時の文化のリアルがわかるようになっている。そこが面白い」ともコメント。山崎いわく、劇中でこのポイントがよく表れているのが、東ベルリンの若者が音楽を聴きながら集会をしているシーンだそうで、「若者のうちの1人がモヒカンに革ジャンを着ていて、その背中には“モッズ“という言葉が書かれている。それを観て、何か、カルチャーがねじれて伝わっているというか、、、そんな感じが東ベルリンらしい(笑)。そういう点にも注目してみると、また違った面白さを感じると思います」とも語った。最後には、劇中でモノクロの衣装ばかりを着ていたシャーリーズが、1箇所だけ全く違った色の衣装を纏うシーンがあることを明かし、「どこでどんな風にそのシーンが登場するのか、楽しみに観てみてくださいね!」と観客に呼びかけ、トークイベントの幕を閉じた。


映画『アトミック・ブロンド』
10月20日より日本公開

監督:デヴィッド・リーチ(『ジョン・ウィック』共同監督、『DEADPOOL2(原題)』)
キャスト:シャーリーズ・セロン(『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』、『モンスター』)、ジェームズ・マカヴォイ(『X-MEN』シリーズ、『ウォンテッド』)、ソフィア・ブテラ(『キングスマン』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』)、ジョン・グッドマン(『アルゴ』)、トビー・ジョーンズ(『キャプテン・アメリカ』シリーズ)他 2017年/アメリカ映画/115分/配給:KADOKAWA

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