【THE MUMMY違い】トム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』、元ネタとの違いは…

(C)Universal Pictures

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11月22日、トム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』がリリースされる。これは、1932年公開の『ミイラ再生』をオリジナルにしたリメイク版である。そもそも『ザ・マミー』が『ハムナプトラ』のリメイクだと思っている方もいると思うが、『ハムナプトラ』も元ネタは『ミイラ再生』なのだ。今回はこの3本を比較、それぞれオリジナルを元にどう味付けされているのか見ていこう。なお、これらを立て続けに観てみるのもなにげに面白いのでお試しあれ。

オリジナルはミイラが主人公のラブストーリー!

大英博物館の調査隊がエジプトで掘り当てたミイラ(イムホテップ)は、かつて密かに愛していた王女・アンケセナーメンに仕える神官。自分より先に死んだ彼女を蘇らせようとするもその目論見は失敗、自身も生きながらにしてミイラにされてしまう…。

この作品は人間主観の冒険モノではなく、イムホテップが自分の愛を貫き通そうとする純愛の話なのである。人間たちはあくまでイムホテップに翻弄される側。映画が始まってすぐにミイラが登場するし、登場人物も少なめで物語に集中もしやすい。さらに突如訪れるエンディングも今となっては斬新! ちなみに、当時の予告編(日本語字幕版)も特典で見ることが可能なので、「これでもか!」とばかりに最上級の煽り文言を連発する内容は本編とのギャップで思わず笑みがこぼれる。

近年の映画とは違い、派手なCGやVFXが有るわけでもない。当時の映画事情もよく理解していないが、現代においては70分程度の上映時間はさくっと観られる部類かと。

ミイラ再生

1932年公開

ミイラ再生

レンタル・発売中

ボリス・カーロフ主演の古典ミイラ映画。探検隊により、3700年ぶりに眠りから醒めたミイラのイムホテップ。ミイラはかつて愛した王妃の魂を呼び醒ますため、禁断の呪経の封印を解き放とうとする―。

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TVで何回も見るよね! ミイラと言ったらこの印象!!

ここまで来るのに実はイギリス版のリメイクを一度挟んでいるので、リメイクとしては3作目。当然ながら、『ミイラ再生』から続けてみればその映像進化は凄まじく、後の『ザ・マミー』でも見受けられるような表現も多々登場する。

イムホテップが登場するだけでまず前作を見ているとニヤリ。彼の大まかな事情は同じだが、一番の違いは冒険活劇としてアクションや演出が「ザ・ハリウッド」的なエンタメに昇華されていること。幻の死者の都へ向かう欲まみれの人間たち(お宝を狙う2つのグループ)が我先にと発掘合戦を繰り広げ、その中ですったもんだあってイムホテップが復活。彼が蘇ったことでエジプトには様々な災厄が起き始めたことをキッカケに、彼を止めるため人間たちが協力しあっていく…という流れ。

死者の都から脱出するまでがハムナプトラです、というわけで後にこの作品はシリーズ化、現在は3まで公開されている。

ハムナプトラ/失われた砂漠の都

1999年公開

ハムナプトラ/失われた砂漠の都

レンタル・発売中

紀元前1290年、国王の愛人と禁断の恋に落ちた高僧イムホテップは、死者の都ハムナプトラで生きたままミイラ化されるという究極の刑“ホムダイ”に処される。それから3000年の月日が流れた今、伝説と化したハムナプトラを目指す人々の姿があった。だが彼らは知らない。3000年の呪いが解き放たれた時、エジプトは10の災いと共に魔都と化すのであった……

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『ミッション・インポッシブル』すら超えるトム・クルーズ!

そもそも『魔人ドラキュラ』『フランケンシュタイン』から始まったユニバーサル映画のモンスターシリーズ。冒頭の『ミイラ再生』はその第三弾。個性的なキャラクターを生み出してきた先駆者として、近年の「全員集合!」ブームにピンときたのだろうか? これら往年のモンスター映画を“ダーク・ユニバース”と名付けたプロジェクトで次々と現代アレンジすることを発表しており、その第一弾がトム・クルーズを主演に迎えた『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』である。

ちょっと前の『ミッション・インポッシブル』で飛行機にしがみついていたトムが本作では機と共に豪快に墜落するなど、アクション面がさらに進化(共演の女優も墜落シーンはスゴイことに)。そして今までとの一番の違いは「男(イムホテップ)が恋した女性を蘇らせようとする」のではなく「王としての権利を取り戻そうとする女性の復讐」であること。敵対することになるのがアマネットなのである。

アマネットが自分の目的を達成するために目をつけるのがトム演じるニック。そしてそこに絡んでくる「プロディジウム」という謎の組織。物語のラストは意外な展開、さらに含みの有る台詞、そしてラストカットは「デジャヴかな?」というワンシーンで幕を閉じる。おそらく「プロディジウム」を中心とした作品同士の横繋がりは、次作以降でさらに明らかになっていくはずだ。

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

2017年公開

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

11月22日レンタル・発売開始

貴重な遺物の横流しに手を染める米軍関係者のニック・モートンは、激しい戦闘の続く中東で、地中に埋もれていた古代の遺跡を偶然発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネットの墓だった。さっそく考古学者のジェニー・ハルジーと棺の調査に乗り出したニックだったが…。

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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

出演者 トム・クルーズ  アナベル・ウォーリス  ソフィア・ブテラ  ジェイク・ジョンソン[俳優]  コートニー・B・バンス  マーワン・ケンザリ  ラッセル・クロウ
監督 アレックス・カーツマン
製作総指揮 ジェブ・ブロディ  ロベルト・オーチー
脚本 デビッド・コープ  クリストファー・マッカリー  ディラン・カスマン
音楽 ブライアン・タイラー
概要 1932年の「ミイラ再生」をトム・クルーズ主演でリブートしたアドベンチャー・ホラー大作。砂漠の地下深くに封印された邪悪な“王女”の恐るべき復活劇を壮大なスケールで描き出す。監督は数々のヒット作の脚本家兼プロデューサーとして活躍するアレックス・カーツマン。貴重な遺物の横流しに手を染める米軍関係者のニック・モートンは、激しい戦闘の続く中東で、地中に埋もれていた古代の遺跡を偶然発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネットの墓だった。さっそく考古学者のジェニー・ハルジーと棺の調査に乗り出したニックだったが、気づかぬ間に封印されていたアマネットの呪いを解放してしまう。やがて棺をイギリスへと輸送するため一緒に飛行機に乗り込んだニックとジェニーだったが…。

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生年月日1887年11月23日(81歳)
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