監督が思わず「事務所大丈夫?」と心配する体当たり演技にも挑戦! 映画『レオン』小鳥遊玲音役・知英インタビュー

知英

知英(クリックでフォトギャラリーへ)

磨けば美人でナイスバディの持ち主だが超地味な派遣OL・小鳥遊玲音(たかなしれおん)は、とある事故をきっかけに、年商500億の朝比奈フーズ社長・朝比奈玲男(あさひなれお)と“心”と“身体”が入れ替わってしまう。さらには、社長の身内が会社乗っ取りを企む事件も進行していることが明らかになり――。

劇場長編映画初主演作品となった本作で、“見た目は女で中身は男”という役どころに挑戦した知英竹中直人とのコメディはまさに願ったり叶ったりだった。

「私はずっとコメディをやりたいと言い続けてきたので…やっと出来る! と思いましたし、“入れ替わりもの”なのも楽しみでしたが、お相手が私が好きな竹中直人さんだったので、嬉しい気持ちが大きかったです。竹中さんは本当に色んな作品に出てらっしゃって、よく拝見するうちに好きになったんです」

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

竹中直人=くせ者という印象はやはり強く、仮に日本の女優が演じたとしてもその雰囲気を出すのはなかなか容易なことではないだろう。ただ「意識しすぎてはいない」と知英は言う。

「1人の男性として演じるか、竹中さんとして演じるかは、クランクインする前にみんなで悩んでいたところですね。竹中さんは独特なお芝居をされる方なので、それを私がそのまま真似しようとすると『竹中さんを真似してる』って違和感もあったし、豊かな表情や仕草をするのがとても難しかったんですね。結局、私らしい朝比奈を作ることになったんですけど、竹中さんが言ってくださったセリフを聞いて言い方を練習したり、監督も入って竹中さんと3人でキャラクターのクセなどを作っていきました。なので朝比奈は竹中さん全部というより、どちらかというと普通の男性を多めに意識しました。役作りの時は『自分は男だ…男だ…』ってずっと言い聞かせていましたし、細かいところの仕草をよく観察していましたね」

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

そんな竹中混じりの男性像をベースに、一人二役をこなす知英。時にはコメディ全開、時には凛々しく、時にはシリアスに…様々な顔を使い分ける。

「色んな演技が出来ましたけど、ちゃんとしたお話の部分と笑わせるコメディのところのバランスを取るのに、やっぱり竹中さんが大きな助けになってくださって。一緒に撮るときには一心同体になった気持ちでしたし、すごく頼りにしていました。チャレンジという意味で私が印象深いのは、有名な怪獣になるシーンですね。その時の私の顔を見て思わず監督が『これ、(事務所的に)いいの?』って私に聞いてきたくらい(笑)。あとは、吉沢さん演じる一条とのシーンですね。(入れ替わっているので)ラブストーリーに見えるけどそうじゃないし、男の気持ちで男に接するというのが初めてだったので、そこは難しかったかなと思います。見た目は女ですけど、返す口調は男ですからね」

また、本作では多彩なジャンルで活躍する共演陣との演技となった。中でもやはり印象的なのは、竹中すら超えるあの人?

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

「印象的なのは…山崎さん!(笑)。役のお芝居がすごく…変だったし、動きが変わりすぎていて、面白すぎました(笑)。ミッツさんは秘書の役だったのもありますけど、すごいパワーを感じましたし、カッコイイなと思いました。吉沢さんとは『地獄先生ぬ~べ~』以来2回目の共演ですけど、同い年なので色々話せましたし楽しかったです。大政さんとは仲良しですし、撮影中私と竹中さんと大政さんは親友みたいな感じで楽しく撮影できました」

現場ではいい雰囲気で刺激を受けつつ、役柄では監督が心配するような有名な怪獣になりきったり、冒頭入れ替わって早々の場面でもそれに近しい顔を披露している。「確かにあれも凄いですね」とニッコリする知英だが、本人としてはそれでもちょっと気がかりなことが…。

「ファンの皆さんの反応は楽しみですけど、ある意味ちょっと心配で…引いちゃったらどうしようって(笑)。初めてこんな姿をみる方も結構いるかもしれませんね」

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

ファンの反応、ということで言えば、本作で知英はとにかく目まぐるしく衣装が変わり、まさにファッションショーと呼べるほど。そのあたりも役同様見どころの一つとなっている。

「入れ替わる前の朝比奈もすごくオシャレな格好をしていますよね。だから入れ替わって女になってもオシャレするし、社長だからお金もあるし、思ったよりスタイルの良い女性と入れ替わって楽しくなっちゃったんじゃないですかね(笑)。その辺は小鳥遊との差にもなっていますよね。役で胸を大きく見せるので、締め付ける衣装も多くて、撮影中は胃の調子が悪かったんですよ…(笑)」

ファンであってもファンでなくとも、この映画を見るだけで、演技も衣装も、いろんな知英を楽しむことが出来る。

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

(C)清智英・大倉かおり/講談社・2018映画「レオン」製作委員会

「この映画は気合を入れて、思いっきり自分を捨てて…プライドも捨ててやりました。でもとても楽しんでできましたし、映画を観ている皆さんも同じく楽しい気持ちになってくれたら嬉しいですね。この作品はコメディだけじゃなくて家族の愛とか男の悩みとか、たくさん出てきますし、いろんなシーンがあって、色んな気持ちを出しているので、ぜひ注目していただければと思います」

スタイリスト:Kan Cheran(NEUTRAL)/メイク:榎戸恵美(メイクマリエ)/リング23,000円(エテ)0120-10-6616


映画『レオン』
2018年2月24日(土)新宿バルト9ほか、全国ロードショー

出演:知英 大政絢 吉沢亮 斉藤慎二(ジャングルポケット)
ミッツ・マングローブ / 原幹恵 河井青葉   
山崎育三郎 竹中直人
監督:塚本連平(『ぼくたちと駐在さんの400日戦争』『かずら』)
脚本:吉田恵里香(『ヒロイン失格』『リベンジgirl』)
原作:清智英・大倉かおり「レオン」(講談社KCデラックス)
製作:映画『レオン』製作委員会
配給:ファントム・フィルム

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