読書芸人・又吉直樹もおすすめした一作。西加奈子『まく子』が実写映画化! 若干14歳の山﨑光を主演に、草なぎ剛が父役で共演。2019年公開へ

(上段左から)山崎光、新音(下段左から)草なぎ剛、須藤理彩/(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

(上段左から)山崎光、新音(下段左から)草なぎ剛、須藤理彩/(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

直木賞作家・西加奈子による「まく子」が新進気鋭の若手監督・鶴岡慧子によって実写映画化され、2019年に公開されることがわかった。本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界‐日常‐が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく、誰しも成長の中で経験してきた思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子ならではの独自の世界観で瑞々しく描いた物語。

ちなみに「まく子」は発売後、テレビ朝日の「アメトーーク!」読書芸人大賞2016にてピースの又吉直樹がおすすめ作品として紹介した事もあった。

慧役で初の主演を務めるのは山﨑光(14)。2010年に『ちょんまげぷりん』で映画デビュー、その後『ツナグ』 『真夏の方程式』等数々の作品に出演してきた。「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡監督のわかりやすい指導と、スタッフさん達のサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました。」と撮影を振り返っている。

慧の父親・光一役には、2017年9月に「新しい地図」として始動してからも、役者として活躍が目覚しい草なぎ剛(43)。父親役を演じることについて「14歳の座長、山﨑光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子供から『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と、作品についても「『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、『あいつ、バカだなぁ』って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです」とコメントしている。また、慧の母親・明美役は、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にて20年ぶりの朝ドラ出演として話題の須藤理彩(41)が務める。

慧が出会う転入生・コズエ役には、新音(にのん・13)を起用。RADWIMPS「狭心症」のMVや、第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品として選ばれた『Blue WindBlows』に出演、映画は本作で2作品目の出演となる若手注目女優だ。

今回の映画化にあたり西は「私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません。」と喜びのコメントを寄せている。

キャスト&監督コメント

山﨑光:初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡監督のわかりやすい指導と、スタッフさん達のサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました。撮影も順調に進み、お天気にも恵まれたので無事予定通り終わることができました。撮影中は、少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました。また鶴岡監督をはじめ、スタッフの皆さんとお仕事をさせて頂けたらと思います。初めて台本を読んだ時、慧は思春期で子供から大人になってく過程での複雑な気持ちを表現するのが難しいと思ったのですが、実際ぼくも今、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しいです。

新音:私が演じたコズエの役は複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします。撮影期間中はたくさんの人と出会えて素晴らしい体験ができました。台本をもらった日からまく子の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!

草なぎ剛:14歳の座長、山﨑光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子供から「お父さんしっかりしろよ」と言われてしまう、そんな父親です。僕もちょうど山﨑君と同じくらいの時に仕事を始めているので、当時の事を思い出し、その時感じていた事は今も感じているのかなと考えたりしました。ただこの年になっても、緊張したりもするし、人と比べてしまったりもするし、年をとってもそういう気持ちはなくならないなぁと思い、でも今回『まく子』に出演させていただき、それはむしろ素敵なことなんだなぁと感じました。この作品ではそういうところをぜひ感じていただきたいなと思います。鶴岡監督は、現場を引っ張ってくださって、若い方ですけど、底力があり、ご一緒して、ガッツとパワーを頂きました。『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、「あいつ、バカだなぁ」って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです。

須藤理彩:不思議な出会い、出来事。もしかしたら、今起こっていること全てが幻だったとしても、その時感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと、、、そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを。。。

鶴岡慧子監督:美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そしてふたりの周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました。西加奈子さんの原作「まく子」が伝えてくれたたくさんの勇気を、私も力いっぱいまけるように、完成まで頑張ります。

西加奈子:あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、今この瞬間のあなた、今この瞬間の私に向けて書いていました。私たちが今こうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません。

プロデューサー・赤城聡:映画『まく子』は奇跡の物語であり、その制作そのものが、素晴らしい原作、素晴らしいスタッフ、素晴らしいキャスト、そして、素晴らしいロケーション、そんな数々の奇跡の出会いに満ちています。脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を越えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように。


映画『まく子』
2019年全国公開

脚本・監督:鶴岡慧子
原作:西加奈子(「まく子」福音館書店刊)
出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草なぎ剛
(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

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