山﨑賢人、思わず観客目線?「今日すごく…来てよかったなっていう…」―『羊と鋼の森』完成披露試写会

橋本光二郎監督、鈴木亮平、辻井伸行、山崎賢人、上白石萌音、上白石萌歌

橋本光二郎監督、鈴木亮平、辻井伸行、山崎賢人、上白石萌音、上白石萌歌

2016年に本屋大賞を受賞したベストセラー小説「羊と鋼の森」が、山﨑賢人主演で実写映画化。6月8日の公開を前に完成披露試写会が開催され、主演の山﨑ほか、鈴木亮平上白石萌音上白石萌歌、監督の橋本光二郎が登壇した。

>写真をもっと見る

ジョジョの格好をした賢人くんが走ってきて…

「僕自身北海道に行ったことが少なかったり、音に関しても詳しいわけではない。そんな中で原作と向き合った時に、外村と同じように僕自身も体験していくことだったり、ピアノ世界を偽りなく向き合って映像に収めていきたいと思いました。それが結果的に『ピアノってこんな美しい音が鳴るんだ』『ピアノってこんなすごい楽器なんだ』と体験してもらえれば。それを意識して映画は作りました」と橋本監督。

橋本監督

橋本監督

山﨑賢人と連続でタッグを組んだことには、鈴木から「好きなんですか??」と茶々を入れらるも「好きですよ」とコメント。この準備が始まったのが『orange-オレンジ-』の公開が終わった一年後くらいで。東宝の撮影所で打ち合わせがあって、食堂で話をしていたら『監督~っ!』って大きい声が聞こえて。『誰だろう?』って見たら、ジョジョの格好をした賢人くんが走ってきて。最初わからなかったんですよね(笑)。凄いリーゼントだし。『絡まれるかな…』と思ったら近くに来たら賢人の柔らか愛笑いで『良かった…』と(笑)。あの時はビックリしました」と明かす監督に「ありましたね~」と山崎。

さらに「2回目一緒にやった時、いい意味で変わらないなと思ったのが大きかったです。とても素直な男というか…若干心配になるくらい。このレベルの役者さんだと、固まった自我みたいなものが邪魔になる時があるのかなと思ったけど、それを取っ払ってカメラの前に立っていられることが役者として凄いし、素直さを失わないのが山崎賢人の素晴らしいところだなと」と絶賛した。

鈴木「皆さんに話したら?」

原作やオファーを受けたことについての話を振られた山崎が「風景が読んでいて想像できるし、楽しくなるような…音もそうですけど台詞とか…」と答えていると何故か会場からは笑いが。これに反応した鈴木が「変わらないねぇ(笑)、一年前から。皆さんに話したら?」と山崎の視線が観客の方を向いていなかったことを指摘。「調律師は役者をやる上で感じていることを照らし合わせて表現できたらそれが一番リアルかなと思ってやりましたね」とコメントしきってもやっぱり笑いが起こる。

仲良しな鈴木と山崎

仲良しな鈴木と山崎

「クランクインの前に監督から『山崎賢人を成長させて欲しい』と依頼があった」という鈴木は一緒にご飯を食べたことを回想。「しょちゅうごはん食べに行ったね。何が美味しかった?」と山崎に振ると「塩ホルモン」。「塩ホルモンね。僕はジンギスカンが好きでした」と鈴木。「ジンギスカン羊じゃないですか?みなさんね、旭川は羊とホルモンの森でしたよ」とコメントして笑いを誘う。

そして今回姉妹として初共演した上白石姉妹。上白石萌音は「姉妹で初めて共演できる喜びとともに、ピアノをどうしようという不安があって。監督からこんな分厚い楽譜をドサッと渡されて『撮影までによろしくおねがいします』って。そこから特訓の日々でした」と振り返ると上白石萌歌も「5ヵ月前から練習に入って。座る姿勢や指の形とか基本からやったので、ピアノと向き合う時間は多かったです」と続く。「同じ仕事をするのが初めてだったので、絆が深まったような、姉妹の共有するものが一つ増えて幸せだったなと思います」

辻井伸行の生演奏に「今日来てよかった」

このイベントには、エンディングテーマを手がけた辻井伸行が登場、観客の大きな拍手を受け登場した辻井はモーリス・ラヴェル作曲の「水の戯れ」と久石譲作曲の「The Dream of the Lambs」の2曲を生で披露。

辻井の繊細すぎる指さばきとメロディで会場を魅了

辻井の繊細すぎる指さばきとメロディで会場を魅了

演奏を終えた辻は「非常に感動した。調律師さんは普段裏で支える仕事で。ピアニストにとっては、大事な存在で、調律師さんがいないとピアノは弾けないし、ピアノは持ち歩けないし、自分で調律することもできない。とても大事な存在なので、この映画では調律師さんの大変さや素晴らしさが描かれているので、調律師の見方が変わると思いますし、ピアノをやっている人にとっても興味深い映画」と映画を絶賛。

その辻井の演奏に山崎は「こんなに近くで聴かせてもらえるなんて貴重なことだと思うけど、本当に辻井さんの力強さと気持ちで弾いているところが感動しました」とコメント。演じることが決まってからずっと聞いていたという上白石萌音は「何百回と辻井さんの演奏を聞いていて、和音の理想の音というか、思い描く和音の音は辻井さんの繊細で柔らかくて、でも力強いもの。ずっと焦がれていたというか、この音にどれだけ支えられたかわからない。どんな言葉も足りない。感無量です」と興奮気味。この言葉に辻井も「そんなふうに仰っていただけて嬉しいですし、劇中で使われていた曲は弾いたことのある曲がたくさんあって、聞いていて楽しかったですし、素晴らしい方々の前で演奏させていただけて光栄です」と言葉を贈った。

感無量の上白石萌音

感無量の上白石萌音

最後の挨拶で山崎が「今日すごく…来てよかったなっていう…」と観客目線になっていることに笑いが起きつつ、「すごく元気をもらいました。これから観ていただくと思うんですが、皆さんに伝わるものがたくさんあると思いますし、色んな人達が出てきて、それぞれの生き方があって、素敵な台詞がいっぱい出てくるのでそれを感じてほしいです。今日辻井さんの演奏を皆さんと聴けたことがすごくいい時間だったなと思いました」と挨拶した。


映画『羊と鋼の森』
2018年6月8日(金) 全国東宝系にてロードショー

山崎賢人 
鈴木亮平 上白石萌音 上白石萌歌 
堀内敬子 仲里依紗 城田 優 森永悠希 佐野勇斗
光石 研 吉行和子 / 三浦友和

原作:宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋刊)
監督:橋本光二郎  
脚本:金子ありさ  
音楽:世武裕子
エンディング・テーマ「The Dream of the Lambs」久石 譲×辻井伸行(AVEX CLASSICS INTERNATIONAL)

この記事を読んだ人におすすめの作品

アーティスト情報

TSUTAYAランキング

おすすめ映画ガイド

TSUTAYA MUSIC PLAYLIST