【単独・ロングインタビュー】『まれ』清水富美加 “ふみカス”の中身、徹底解剖!~『まれ』現場秘話編~

NHKの連続テレビ小説『まれ』で、希(まれ)の親友・蔵本一子役を好演している清水富美加。20歳の初々しい演技に、ファンが急増中だ。女優としての仕事はもちろん、交友関係からよく行く店、そして独特の世界観まで、「素顔の清水富美加」を自ら語り尽くす――!

ドラマに映画に活躍中の清水富美加

ドラマに映画に活躍中の清水富美加

「お前は主役の器じゃねぇ」

いま出演させていただいている『まれ』は、主役を希望してオーディションを受けました。でも残念ながらそれには落ちてしまい、希の友だちの一子役として出られることになったんです。このときは結構、落ち込みましたね。

「ヒロイン以外は意味がない。やりたくない。イヤだ」

売れたいという気持ちが強かったので、当時はこんな身の程知らずのことを思っていました。父に電話をしたとき、こんな会話がありました。

「ダメだったよ、『まれ』のオーディション。でも、友だち役として出させてもらえることになったよ」

「やっぱりな」

「え、どういうこと?」

お前はまだ、主役の器じゃねえだろ。これほど優れた役者の方々と、しかも長期間一緒に仕事をさせてもらえるなんて、なかなかない機会だぞ。だからお前、修行してこい」

「はいっ!」

現場は「何もかもが教科書」 土屋太鳳・門脇麦とは“健康トーク”

「現場は教科書」と語る「ふみカス」

「現場は教科書」と語る「ふみカス」

実際のロケ現場は、父に指摘された通りでした。凄い先輩俳優さんたちとご一緒させていただいて、毎日が学ぶことばかりなんです。

篠井英介さんとふせえりさんからは、芝居との向き合い方、役者の精神性などを教えていただきました。田中泯さんや大泉洋さんは、発声が非常にしっかりとして、セリフを完全に自分のものにしていると感じました。

何もかもが教科書で、私は「まだまだヤバイ!」と焦ったりしています。

土屋太鳳とは演技の話をよくするという (C)2015 NHK

土屋太鳳とは演技の話をよくするという (C)2015 NHK

『まれ』の共演者の土屋太鳳ちゃんや門脇麦ちゃんとは、凄く仲がいいんですよ。私は不健康体質で(笑)、太鳳ちゃんと麦ちゃんが健康志向だったので、最初は健康の話ばかりでした。マッサージの仕方とか、飲むといいものなど、お互いに教えあっていました。

麦ちゃんとは、将来の話やプライベートなことをよく話します。太鳳ちゃんとは、お芝居などのことを話しています。でも最近は、美味しいお店の話題も多く、「今度一緒に行こうよ」と約束しているんですよ。

自分でも「素」かどうかわからない

いま私は女優として活動していますが、「将来はこうなりたい」という女優像はまだ確立していません。単純に、女優としてまだまだですから、ちゃんとオファーされるような、求められるような女優になりたいというだけで、具体的なことはまだ言えない状況です。

仲里依紗『ハラがコレなんで』

仲里依紗『ハラがコレなんで』

でも、憧れている女優さんはいます。仲里依紗さんです。仲さん主演のハラがコレなんで(2011年)という映画が好きなんです。日常的に、普通にいまもどこかの街で起こっていそうな物語。素敵ですよ。あと、蒼井優さん主演の映画百万円と苦虫女も好きです。

昨年末には、4夜連続ドラマ『恋の合宿免許っ!』(フジテレビ系)で主演を務めさせていただきました。かなり個性的な役で、「素でやったの?」なんて言われましたが、ああいうちょっと変わった女の子の役を演じているときは、撮影の合間なども含め、勝手に自分が役に入り込んじゃうんですよ。

撮影は、宮古島で1週間。その間、自然に役のような感じになっていました。普段は決してやらないような仕草が出たりするんです。ずっとそうしていないと、いざ本番となったときに、恥ずかしさを抱えたまま演じるようになり、ぎこちなくなってしまうので。自分でも「素」かどうか、わからなくなっていたほどです(笑)。

それでも、初めての主役だったので嬉しかったですね。

「自分が引っ張っていかなきゃ」

「誰よりも頑張らなきゃ」

主役の責任感から、こういう気持ちにならざるを得ませんでした。ですが、そういう環境が意外に気持ちよかった。嬉し楽しかったお仕事でした。

モーニング娘。と大塚愛が大好きだった青春時代

実は私、子どもの頃は歌手になりたかったんです。幼稚園のときは「モー娘。」が好きで、小学生のときは大塚愛さんみたいになりたい、そんな思いが強かった。

でも中学生くらいになると、目の前の先輩がカッコいい、ということばかり考えて、芸能界の夢をあまり考えなくなったんです。運動会のときって、グラウンドに椅子を並べて席が決まっているじゃないですか。

「カッコいいあの先輩が座っているのはあそこだ!」

と発見すると、好きな先輩に近づきたくて、用もないのに無駄に何回もトイレに行っていましたよ(笑)。トイレで鏡を見ながら鉢巻の位置を直したりして、戻るときまた先輩の近くを通る。めっちゃ意識しているから、やたら声が大きくなっちゃう。中学生くらいのときって、変に自信過剰だから。あはは。

「ふみカス」のわけ

そんな私が、たまたま渋谷へ遊びに行ったときのこと。「オーディションやります」みたいなイベントを見つけて、それを受けたのがきっかけで芸能界に入ったんです。中学生の頃のことです。

私、「ふみカス」って呼ばれていますが、これは中学のときにつけられたんです。ギャルがよく言う「~タソ」とか「~ルン」みたいな感じで、名前の語尾に素性の「素」をつけて呼ぶのが、女の子の間で流行っていたんです。それで富美加に素をつけて「ふみかす」って言われるようになった。

でも「ふみかす」って、最後が「かす」になっていることに気づいて、語尾をカタカナに変えたんです。ぞんざいに扱ってください、というような意味で「ふみカス」。それが思いのほか定着したんです(笑)。一応、そんな理由があるんですよ。

(文:飯塚 健)

清水富美加

1994年12月2日生まれ、東京都出身。「レプロガールズオーディション2008」でグッドキャラクター賞を受賞し芸能界デビュー。 2009年より『ラブベリー』(徳間書店)の専属モデルとして本格的に活動をスタート。2015年はNHK連続テレビ小説『まれ』で、ヒロインの同級生・蔵本一子役で出演。その他、北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』、『ズタボロ』などに出演。

清水富美加オフィシャルサイト

【単独・ロングインタビュー】「仮面ライダー」が変えた、清水富美加“ふみカス”の中身、徹底解剖!~未来編~

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アーティスト情報

清水富美加

生年月日1994年12月2日(23歳)
星座いて座
出生地東京都

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