【インタビュー】しずる・村上純、コント以上にシュールな過去を暴露

シュールなコントでその名を知られる村上純池田真一のお笑いコンビ、しずる。8月12日から3日間行われる単独ライブ「吉祥寺マチェーテ」(吉祥寺シアター)は、しずる初の吉祥寺でのライブだ。

しずる

しずる。エピソードもシュール

村上は成蹊大学出身ということで、吉祥寺でのエピソードを2人に直撃! ところが、冒頭から村上の切ない思い出がこぼれ始め…。

村上、大学1年の新歓コンパで…

──村上さんは吉祥寺にある成蹊大学出身ですから、学生時代はかなり吉祥寺で遊ばれたのでは?

村上:そうですね、学生時代は4年間、遊びましたね。いわゆるコンパみたいのを覚えたのも吉祥寺ですね。

新歓コンパで、すごい年上の先輩と仲良くなったんです。年上の女性に憧れていたので、2人で遊ぶようになって、これからバラ色の大学生活がはじまるんだ! と。絵に描いたような素晴らしいスタートだな、と。

いい感じになった時にキスをしようとしたら、彼女が泣き出しちゃって。…元カレが亡くなったことを思い出しちゃったみたいで。

――えっ。

村上:…めちゃくちゃ重いですね。

──……。

村上:なんでこんな話しちゃったんだろ…(笑)。彼氏との暗い過去があって恋愛にトラウマになっていたみたいで、そこの一発目で泣かれちゃって僕も引いちゃって、そこから全く疎遠になってしまったという。

──大学生活のスタートでそんな経験を。

村上:そうなんですね、だから結局年上の女性が怖くなってしまって。年上の女性って昔から憧れてたんですけど、結局年上のお姉さんと仲良くなれなかったですね。

──いまだにそれを引きずっているわけですね。

村上:そうですね。結局過去に付き合った子も年上はいないですね。それの影響かわからないですけど。すみません、いきなり(笑)。

──村上さんのそんなところ、池田さんはどう思われてます?

池田:次のステップに早く進んでほしいですよね、その彼女さんも。

──…ということで、今回の単独ライブは春から決まってらっしゃったということで。

村上・池田:(爆笑)

村上:よく分からない始まりになってしましました。何故か僕もそれを思い出してしまって。

池田:…吉祥寺の思い出を聞かれたら、普通「こういうお店がよかった」とかだろ(笑)。

村上:変に律儀に、大学に入った瞬間の話をしてしまいました。

「人が死んだりとか、過激なネタも」(池田)

──ライブはどんな雰囲気にしようと思っていますか?

池田:8~9本くらいネタをやりますが、ネタ同士が繋がっているというのはないですね。1本1本楽しんでいただけたらと思います。

村上:ルミネとか普通の公演でやってるネタより、好き勝手にやってる感じです。単独以外ではやらないかも。

──お二方、結構シュールなネタが世間的にはイメージがあると思いますが、そういうのもネタには組み込んでいる?

村上:“シュール5”っていうユニットによしもとでも入ってたりしますから。

池田:正直、お子さんは楽しめないとは思いますね(笑)。結構、人が死んだりとか過激なネタも。吉祥寺って下北沢と似ていて、小劇団というか劇団系の方がかなりいますよね。

──今回やられるネタの中で、お二方、それぞれに選ぶ基準みたいなのってあったりしますか?これはいい、これはダメみたいな取捨選択みたいな。

池田:やってみないとわかんない、というのは一応あるんですけど…どーなんすかねぇ。正直、どれが面白いかなんて作る前からわかんないんで、自分がおもしろいんじゃないかなと思うものを選びますね。

──そこは2人で決める?「これいいな」だったり「ちがうな」だったり、それぞれに?

村上:ちがう場合は、結局どっちかの意見にはする感じですね。折衷案だと見つからなかったりするんで。出たとこ勝負というか、片方に決めたらお互いに決めた、という感じですね。

──単独ライブでしかできないネタも、結構ちりばめられてますもんね。

村上:普段見ない人に対して、何が魅力なのかとか分からないですけどね、来ていただけたら多分、まあ、単独ライブって見たことない人ってどういうことか分からないと思うんですけど、良くも悪くもテレビでは見れないものなので、長いこと2人だけで8~9本も、1時間半以上のことなんで。お時間とお金に余裕があったら…、こんな「舞台もやってるんだ」、みたいなプラスでもマイナスでも。ある意味プラスになると思うんで(笑)。

自分たちで責任が取れる単独ライブ「テンションあがる」

しずるが決勝に進んだ『キングオブコント2012』

しずるが決勝に進んだ『キングオブコント2012』

──テレビ、寄席、いろいろ露出する場所があると思いますが、テンションが上がるのは、やはり単独ライブですか?

村上:単独ライブは終わったあとの開放感や達成感はいちばんあるかもしれないですね。

ショーレースとかテレビの場合って、闘いだったりとかするんで。嬉しかったり悲しかったり。『キングオブコント』については悲しかったことしかないんですけど…。優勝したことないんでアレなんですけど。単独ライブは終わって悲しかった、ということはないですよね。

池田:そうですね、自分たちで責任がとれる場所なんで、単独ライブは。そいういう意味でもテンションは上がりますよね。

でも、やっぱりテレビ出たいです。だって、正直テレビで見てた人とちょっとこう、例えばアイドルとかが何か言った後に「あ、それわかりますわ」って言ったら「そうですよねぇ」とか会話できたりとか。

──会いたいアイドルとかいますか?

池田:いやもう、全員に会いたいです。全員にかわいいなっていう。ブスって1人もいなくないですか!?

池田「僕のこと好きって言ってくれる人がいい」

──誰と共演してみたですか?

村上:ボクは、共演はしたくないですね、共演した瞬間に、芸人として機能しなくなっちゃうと思うんで。ブラックマヨネーズさんの番組に呼んでいただいたんですけど、そこで初めてでんぱ組.incと共演したんですけど、飛んじゃうんですよね。6人と一緒になっても(でんぱ組.incの方に)顔を向けられないんですよ。

「ブラマヨさんのほうしか向けないっす」って言ったら「お前それ失礼だろ」ってなって。仕事として機能しないんです(笑)。

池田:ボクはもう、正直、全員高いレベルで一緒なんですよね、「僕のこと好き」って言ってくれる人に会いたいですね。

──エゴサーチとかしないんですか?

池田:しないですよ(即答)。変なの出てきちゃうんで。「池田消えた」とか(笑)。俺のこと好きだっていってくれるアイドルだったら誰でもいいですね。

村上:保険がついてるほうがいいってことでしょ。

池田:んー。そーっすね。やっぱ保険がないと。いざ「この人に会いたい」って会ったとき「なんでお前と会わなきゃなんないんだよ」って思われたら嫌ですから。それだったら、もう僕のこと好きだっていってくれる人は僕はもう本当に好きになるので。だから今のところアイドルで“好きな人”はいないですね、僕のこと好きって言ってないんで(笑)。

──かなり強気ですね(笑)。

池田:はい、強気ですよ、そこは。

村上:逆ですよ、弱気です。引いてるっていうのも。

池田:まず勝負しないですから(笑)。

村上:ファンと付き合うとかもそういうとこですよね。自分に手紙書いてきてくれてる人と付き合うわけですから(笑)。

池田:もうほんと、待つしかできない男ですので。

──将来、単独ライブにゲストで呼んだりとかすると、アイドルのファンもお客さんとして来るかもしれません。

村上:そこで僕たちのファンを獲得もできるかもしれないですもんね。共有というか。

池田:うーん、演出つけるときに下心が出ちゃうと思うんですよね。「優しくしたら好きになってもらえるんじゃないか」とか、逆に「稽古では厳しくして本番終わったあとに優しくすればこっち向くんじゃないか」っていうのが働いちゃう。

──最後に意気込みを。

村上:夏に単独ライブをやるのは初めてなので、お盆ということで、せっかくの夏休みど真ん中のお時間をいただくので、がっかりさせないような内容でお届けしたいと思いますので。「笑いの熱中症に要注意」って、書いといてください。

池田:吉祥寺シアターって、お笑いはやったことないらしいんですね。主に劇団とかの舞台なんで、そこでしか見れないようなこともできたらな、って思ってるんですよね。だから正直ちょっと過激なネタもあるかもしれないですけど、「吉祥寺に飲まれてやってみようかな」っていう姿を見に来ていただけたら嬉しいです。

(文:中西啓)

しずる単独ライブ

しずる単独ライブ「吉祥寺マチェーテ」は8月12日~14日

 

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