【テニミュファン必見! インタビュー】山吹中学エース“千石”だった聖也 運動神経バツグンの彼が目指すのは?

10月1日から12日まで(5日は休演日)、舞台「魔劇―MAGEKI-今日からマ王! 魔王再降臨」(全労災ホール/スペース・ゼロ)で、主演を張る俳優・聖也

「うたのおにいさん」でも活躍中の聖也

「あそびのお兄さん」でも活躍中の聖也

映画やドラマでも活躍中で、芸能界一の身体能力を誇るスポーツマンでもある聖也が、自らの全てを語り尽くす。

「今日からマ王」って?

「今日からマ王」は、2年前に1度やっている舞台の続編です。現実世界と異世界の狭間で、僕が演じる主人公・渋谷有利が眞魔国に行き、

「あなたは今日から魔王です」

と、急に言われてしまいます。どうしていいのかわからず、王様なりの苦労を重ねながら、周囲に振り回される。ファンタジーであり、ミュージカルでもあるので、歌やダンスをぜひ観ていただきたいですね。

2年前の公演から、僕自身の成長を見せていきたいし、正義感が強く曲がったところが大嫌いな主人公の、深い部分まで演じていきたいです。前回のときはまだ19歳。変に力が入ってしまった部分がありました。今回の本番中の10月6日が誕生日で、22歳になります。ですから、リラックスしてお客さんにも気楽に観ていただきたいですね。

自分にとって、舞台は成長できる場所。10月1日に本番が始まると、そこからまた新しい発見があり、どんどん進化していくんじゃないかな、と思っています。舞台の本番は特に、そこでしか得られないものがたくさんあるので、自分がどう成長できるか、楽しみでもあります。

デビューはミュージカル「テニスの王子様」

「テニミュ」仲間とは今でも交流がある聖也

「テニミュ」仲間とは今でも交流がある聖也

本格的にデビューしたのは2011年、高校2年生のとき。ミュージカル「テニスの王子様」のオーディションに合格し、山吹中学のエース・千石の役を演じました。歌を歌ってダンスを踊り、ただがむしゃらにやっていました。自分の魂と魂のぶつかり合い。当時、演じる技術がまだなかったので、必死でした。その結果、まわりから「どんどん良くなっていくね」と言われました。

この作品は2年間のロングランでした。年齢もバラバラな仲間が一緒に汗をかいて、話し合いも重ね、まるで部活のようでした。ですから、最後は卒業式のような寂しさがあったことをよく覚えています。

その仲間たちとはとても仲がよく、ご飯に行くなど、いまだに交流があります。それだけではなく、一緒にイベントを行ったりもしているんですよ。

小さい頃から運動好きだった

祖母の家がある福島県会津若松市に幼稚園の頃までいて、その後は東京に引っ越しましたが、小学校を3回、中学校は2回転校しています。祖母がやっていた料理屋で、お客さんが僕を呼んでくれて、小さい頃から人がたくさんいる場所にいたこともあって、転校は苦ではありませんでした。

少年時代から、裸足で川で遊んだり、山をチャリで駆け下りたり、ずっと外で遊んでいました。また、3歳から中学まで水泳をやっていました。

高校に入ると、友だちからパルクールというスポーツに誘われました。道具を使わずに障害物を乗り越えたり、素早く移動したりする、フランス生まれのスポーツです。走ったり跳んだり、登ったりを駆使し、屈強な肉体と強靭な精神力の獲得を目指します。人に見せる前提で、移動芸術的な部分もあります。

僕は、宙返りすらしたことがなかったのですが、すぐにできてしまい、友だちに、

「凄いなあ。一緒にチーム組んでやろう」

『Yamakasiヤマカシ』 (C)LEELOO PRODUCTIONS -TF1 FILMS PRODUCTION 2000

『Yamakasiヤマカシ』 (C)LEELOO PRODUCTIONS -TF1 FILMS PRODUCTION 2000

そう言われました。実際にやるときは恐いのですが、「やっちゃえー!」という感じで挑みます。できたときの達成感は半端ではなく、「生きているわー」という強い実感があります。自分の体と気持ちに合ったスポーツです。

あと、映画『Yamakasiヤマカシ』(2001年)で話題になったアクロバティックなスポーツであるトリッキングも好きでやっています。これは、障害物を利用してどんなアクロバットができるかを競うものです。

そのトリッキングで、蹴りがあって、片足で回り、跳んで2回転半する「ダブルコークスクリュー」という技は、僕を含めて世界で7人しかできないんです。教えてくれる人がいないので、動画を見て覚えました。何回も落ちて、転んで、それでできるようになりました。いつの間にかできるようになる、という感じでした。

テレビでいろいろな競技をするのも大好きです。一番好きなのはモンスターボックス、跳び箱ですね。ある番組で19段、2メートル70センチくらいを跳んだんですが、20段は背中がかすってしまい、非常に悔しかったですね。

歴代最年少の「あそびのお兄さん」

今とても大事にしているお仕事に、NHK-BSプレミアムの『おとうさんといっしょ』(毎週日曜、8時~)があります。

この仕事で感じるのは、舞台やドラマ、映画とは異なる「別世界」ということです。出演している人がみんな笑顔なんです。僕らが沈んだり緊張していると、子どもにもそれが伝わってしまいます。だから、大前提として僕らが楽しんで、余裕を持っていると、子どもはいっぱい遊ぶ。「たくさん遊んで大丈夫だよ」という空間を作ってあげる。他にはない独特の世界なんです。

いま3年目ですが、とてもいい経験をさせていただいています。僕は子どもが好き。疲れていても、子どもが来ると遊んじゃう。

「楽しかったあ」

「せいやくんと遊んだよ」

そう言ってもらえると嬉しいんです。子どもたちの心の中に、優しい気持ちや世界観が残ってくれたらいいなと思っています。僕が楽しく歌っていると、子どもや親までもが、やはり楽しそうに体を動かしてくれる。その一体感が生まれていると思うと、凄いやりがいを感じます。

無言で伝わる先輩俳優の器の大きさ、励みになるファンからの手紙

いろいろなお仕事をさせていただいて思うのは、みなさん自分の世界観を持っているということ。作品と向き合う姿勢とこだわり、そうした確たるものがある。

阿部寛さんや中井貴一さんなどには、途轍もない器の大きさを感じました。挨拶をさせていただいたら、無言で肩をトントンと叩かれ、「がんばれよ」みたいな感じでした。カッコよかったなあ。何もおっしゃらなかったけど伝わるものがあるということは、その人に何かがあるんだろうな、と思います。

ファンの声援を励みに、先輩俳優を追いかける聖也

ファンの声援を励みに、先輩俳優を追いかける聖也

また、ファンの方々からよくお手紙をいただきます。これはとても励みになります。あるとき舞台を観たファンから、随分細かいところまでチェックしているんです(笑)。針の穴を見るように観てくれているので、非常に嬉しくありがたいことです。

また、お母さん方からもお手紙をいただきます。

「家事に追われて自分の楽しみを見つけられなかったけど、こうやって舞台を観に行くのが楽しみなっています」

「家庭もまた、とても明るくなりました」

そういうお手紙をもらうことがあります。嬉しい限りです。

いろいろな映画やドラマを観ていると、ヒントがたくさん隠されているので参考になります。市原隼人さんが好きで、『WATER BOYS2』(フジテレビ系、2004年)は大変勉強になりました。動きとお芝居が両立している真田広之さんは、非常にカッコよくて憧れます。

そういう人たちからヒントを得ながら、動きとアクションを生かした俳優になって生きたいと思っています。

(文:高城龍二)

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聖也

生年月日1993年10月6日(24歳)
星座てんびん座
出生地東京都

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