【座長からモデルへ】「酵素飲まんかったらどつかれてた」…小籔千豊のすべらない「女子力」を直撃インタビュー!

巧みな話術で、『人志松本のすべらない話』ではMVS(モスト・バリアブル・スベラナイ)にも輝いた小籔千豊

彼が、同じくMVS受賞芸人である兵動大樹とともに、全国をまわるトークライブを開催、その様子を収めたDVD『兵動・小籔のおしゃべり一本勝負ライブ』が発売される。

発売を前に本人を直撃。吉本新喜劇の座長から女性ファッション誌の専属モデルまでを務める、今の心境などを聞いた。

DVDにも収められた、仙台での「衝撃の出会い」

小籔千豊

小籔千豊

――今回のDVDは、全国各地で行われたトークライブを収めたとのことですが、そもそもトークライブをするきっかけは何だったのでしょうか。

小籔 兵動さんはもともと事務所の先輩だったんですが、MVSをとったのをきっかけに、CSで一緒に「おしゃべり一本勝負」という番組をすることになったんです。番組は2011年に終わったんですが、兵動さんとはもっとお仕事したいなっていうのがあって。そこでふたりで全国をまわりましょう、ということになりまして、トークライブをすることになったんです。

――トークライブでは事前に前のりして、地元の観光スポットを巡ったとか。印象に残った場所なんかはありましたか?

小籔 仙台に行ったときに、衝撃の方をお見かけして……。このDVDにも入っているんですが、それがすごくうれしかったですね。その時のテンションの上り方は見どころですかね。このほかにも、その土地その土地で僕らが行きたい地元のスポットに行く、ほぼプライベートみたいなロケシーンも入っています。なのでDVDの目玉は、兵動さんの面白いおしゃべりと、僕のプライベート観光でしょうか(笑)。

インスタ「シャープ(ハッシュタグ)の意味もわからなかった」

――『すべらない話』をきっかけに全国区の活躍をされていますが、最近では小籔さんのInstagramも話題になっていますね。そもそも、なぜインスタを始めたんでしょうか?

小籔 実は今年から芸人仲間とバンド活動を始めたんですが、それを流行らせるために始めたんです。もともと僕はレイザーラモンの2人と一緒に「ビッグポルノ」っていう下ネタラップのユニットを組んでいたんですけど、それが解散することになって。理由は、RGの家庭で「下ネタラップは子どもがいじめられるんちゃうか」っていう話になったらしくて、それでRGが「僕やめます……」と。僕は65歳までやりたかったんですけど、仕方なく解散しました。

で、当時僕は趣味でドラムレッスンに通ってたんですけど、周りのみんなに「バンドやらな上手くならんぞ」って言われて。ユニットも解散になったところだったので、後輩芸人たちと一緒にバンドを組むことになったんです。

――バンドの知名度を上げるためだったんですね。SNSにアップすること自体は最初から好きだったんでしょうか?

「おもろいんかなぁ、と思ってやっていた」(小籔)

「インスタ、おもろいんかなぁ?と思ってやっていた」(小籔)

小籔 最初は何を撮っていいかさっぱり分からなくて。モデルさんがやっているみたいに自撮りしたり、散髪の様子撮ったりしたんですけど、なんか違う。シャープ(ハッシュタグ)の意味もわからなくて。モデルさんは服のブランドなんかをタグ付けしてるんですけど、俺別に服のブランド紹介したないな、と。なので「#空海」とか「#天照大神」とか、全然関係ないことやるようになって。

「バンドのためにやってるけど、これおもろいんかなぁ、やめようかなぁ」と思っていた時に、氣志團の綾小路翔さんがツイッターで「いま宇宙で一番面白いインスタは小籔さんのやつだ」って書いてくれて。水川あさみさんとか、すみれさんとかも会ったときに「インスタ面白いって評判ですよ」と言ってくれるようになって、それで続けていたんです。

なにわブサイク芸人がモデルをやっている、という違和感

――このインスタの評判から、思わぬお仕事が舞い込んだそうですね。

小籔 インスタ続けていたら、女性ファッション誌からの取材の話が来るようになって、そこからさらに専属モデルのオファーもいただきまして。

――『ViVi』『VOCE』『NYLON JAPAN』の女性ファッション誌3誌の“専属”モデルに抜擢されたんですよね。オファーが来てどう思いましたか?

小籔 おもろいからやらせて頂こうかな、と。僕が女性ファッション誌の“専属”モデルになる人生なんて誰も想像してなかったじゃないですか(笑)。でもそうしたら、東京ガールズコレクションの仕事とか、H&Mのレセプションパーティーとか、SPINNSっていうブランドのポスターとかのお仕事が来て。自分でももう笑ってるんですけど(笑)。「なにわブサイク芸人」がモデルをやっている、という違和感を楽しんでいただければと思います。

――周囲の反応はどうですか?

小籔 「おもろい」って言ってくれる人もいるんですけど、なかには「芸人の小籔は好きやけど、モデルの小籔は嫌いや」っていう人もおって。なので芸人っぽいところ見せようと思って、インスタで「チアシード」とか「アサイーカクテル」とかの写真をのせてるところに自分の乳首の写真のせたんです。

僕の中ではボケたつもりだったんですけど、インスタ上では「なんやこれは」「あなたはモデルなんやからこんなんしたらあかん」とか言われて。モデルを求める声と芸人を求める声に引き裂かれそうになりまして(笑)。

――ファン間でもモデル活動は物議を醸しているんですね(笑)。ところで小籔さんのインスタはフォロワーがたくさんいるのに、スパムが全然ないですよね。あれはどうしてなんでしょうか?

スパムには「コヤブスリムダイエット」(小籔)

インスタのスパムには「コヤブスリムダイエットで48キロやせた!」(小籔)

小籔 スパムは女性向けのダイエット食品を宣伝するようなのが多いですけど、僕は男やし芸人やから相手にされていないっていうのもあるかもしれないですけど。

ただ、最初の頃にスパムを馬鹿にしたようなコメントしてたんですよ。知り合いインスタのコメント欄にスパムみたいなのが書いてあって、かわいそうだなと思って、スパムの後に「素敵な写真だね。でももうすぐ夏だし痩せなきゃ。コヤブスリムダイエットやったら48kg痩せたよ」みたいなちょっと揶揄した感じのこと書いたり。48kgって劇薬入ってるやろっていう。そういうコメントしてたから、警戒されているのかもしれないですね(笑)。

酵素を飲まなかった「どつかれてた」 小籔の“女子力”に時代が追いついてきた?

――インスタではチアシードやアサイーなんかの、女性に人気の食べ物なんかがよくアップされていますよね。その女子力はどこから来ているんですか?

小籔 実は僕のおじいちゃんが自然食品を売るような仕事をやっていたので、モデルをする前から、食べ物に対する考えはモデルさんと一緒なんですよ。おじいちゃんがマクロビの原型みたいなことをやっていたので。だから道端アンジェリカさんのインスタの食べ物の話にも全然ついていけるんですよ。

――どんなものを食べていたんですか?

小籔 僕は子どもの頃から玄米食べさせられて、水も1日2リットル飲めよと言われてたし、青汁も飲まされていた。麦とか、黒砂糖とか、全粒粉とかは子どもの頃から知っていたくらいで。

――精製された砂糖やお米より、玄米や黒砂糖がいいっていうのはまさにここ最近の流行りですよね。むしろ時代が追い付いてきた感すらありますね。

小籔 昔は「水2リットル飲まなあかんで」とか言うたら「そんな飲めるかお前」って文句言われましたもん。それが僕が二十歳くらいになったら「小籔、玄米って知ってるか」とか言われて「お前、誰に言うとんねん」という。最近「酵素」なんかも流行ってますけど、僕は子どもの頃、酵素飲まんかったらどつかれましたからね。風邪ひいたら酵素飲まされてましたから。

――でもそんな生活していたなら、今はめちゃめちゃ健康ですよね。

小籔 でも中学校卒業したくらいから、その反動で「添加物イェイ!」ってなりました。ただ、結婚して子どもが生まれてからは、嫁や子どもに長生きしてほしいと思うようになったので、また食べ物には気を付けるようになりましたね。

――最近注目している自然食はありますか?

小籔 最近だと、ミランダ・カーも飲んでるっていう「コンブチャ」っていうの飲みましたね。コンブチャは「紅茶きのこ」みたいなものなんですけど。周りのみんなは「まずいー」って言ってましたけど、僕は子どもの頃から青汁飲まされてるんでね。大概のものは飲めるんで。僕からしたらジュースみたいなものですね。

それと僕は「オメガ3」っていう、体にいい脂肪酸については敏感になっていて。それが含まれている亜麻仁油なんかはいいんじゃないかなと。最近は亜麻仁を絞る前の状態でローストした、「ローストアマニ」っていうのもあって。それは食べ物かけたりして、簡単に取り入れられるのでいいと思います。うちでは味噌汁に入ってます。

目標「ミランダ・カーとCMに出る」

――モデル業の方で、撮影の機会も増えたかと思うんですが、現場の雰囲気なんかはどうでしょうか。

小籔 僕ひとりの撮影の時は、カメラさんも笑ってるし、編集さんも笑ってるし、みんな半にやけでやってて、僕も笑いこらえたりしてて。現場自体がニヤニヤしてやってるから、みなさん楽しんでいただいてるかな、という気持ちでやっているんですけど。

でもモデルさんと一緒になると違いますよね。マギーさんとか、宮城舞さんとか、玉城ティナさんとか、本物のモデルと撮影ってなると、「すみません」というか、「申し訳ない」っていう気持ちになりますね。モデルさんに申し訳ないなと思いますし、「雑誌の部数減ってへんやろな」って考えたりしてます(笑)。僕が関わったことで雑誌に何らかのプラスをもたらしたいというか、プラマイゼロにはしたいというか。「頼む、雑誌の人たちは俺のボケに付き合ってくれただけやから、買ってくれ」という気持ちで。

――ちなみに、モデル活動での今後の目標はありますか?

小籔 そうですね。ミランダ・カーとCMに出る。あとはパリコレですね。パリ・ミラノ・ニューヨーク、そのうちのどれかのコレクションに出るっていう。芸人初の。まあ思ってませんけど(笑)。

「ミランダ・カーとCMに…思ってませんよ」(小籔)

「ミランダ・カーとCMに…思ってませんよ」(小籔)

(文:横田泉)

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アーティスト情報

小籔千豊

生年月日1973年9月11日(45歳)
星座おとめ座
出生地大阪府大阪市

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