【インタビュー】古畑星夏「もっと戦う役やりたい」 『人狼ゲーム』シリーズ最新作主演

土屋太鳳小島梨里杏など、若手女優の登竜門となっている映画「人狼ゲーム」のシリーズ5作目『人狼ゲーム ラヴァーズ』の主演に、古畑星夏が抜擢された。

主人公・高野蘭子役で初めての主演映画に出演した彼女に話を聞いた。高校生同士が殺しあうという殺伐としたシリーズに、古畑はどう挑んだのか?

辛い撮影を乗り越えられたキャストの交流

─『人狼ゲーム ラヴァーズ』の主演が決まったときの気持ちは?

古畑星夏

古畑星夏

古畑星夏:主演はやったことがなかったので、本当に嬉しかったですね。『人狼ゲーム』も知っていたので、それに自分が出演できるというのも率直に嬉しかったです。

─前作の主演は、同じ事務所でもある小島梨里杏さんでした。小島さんにお話を聞かれましたか?

古畑:決まったときに「現場どうだった?」「監督こわい?」とか色々と聞きに行きました。そしたら「監督はいい人だから大丈夫だけど、撮影期間はものすごい辛いから覚悟しておいたほうがいいよ」と言われて、どうなるのかな…と。

実際撮影が始まると、投票のシーンや、人を殺しに行くシーンはものすごく辛かったんですけど、キャストがすごく仲良しだったので、ご飯の時間が「癒やし」になっていました。なので、辛い撮影も乗り越えられたと思います。

─初めての主演ですが、古畑さん自身でチームワークのことを考えましたか?

古畑:主演だから、座長だから「引っ張っていかなきゃ」というより、みんなと仲良くできるほうがいいかな、と思いました。

シリアスなシーンが多いから、ご飯食べるときくらいは癒やしの場所をつくれればいいな、と思ったくらいだったんです。キャストのみなさんがそれぞれ接しやすくしてくれたり、歩み寄ってくれたりしたんです。「大丈夫? 昨日早かったでしょ?」とか、声をかけてくれたり。だから、自然に現場の雰囲気ができていきましたね。

役に入りすぎて…

─撮影のどんなところが辛かったですか?

古畑:一番辛かったのは、投票シーンですね。

相手を裏切って生きていかなきゃいけない、というのが自分にとって本当に辛すぎて。自分の感情が出てきて、涙が止まらなくなっちゃったんです…。

辛かったという投票シーン

辛かったという投票シーン (C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会

監督から「泣きたいのはわかるけど、蘭子としては本当に強く生きていかなきゃいけないから、大変だけど涙を流さないように頑張って」と言われて、3回くらい撮り直しました。

自分の感情をコントロールするのが一番難しかったし、辛かったですね。

─それほど役に感情移入していたんですね。

古畑:周囲の方がそういう感情を引き出してくれました。一人だったらそこまで出来なかったので、そういう部分で本当にチームワークも良かったし、感情を引っ張り出してくれた監督や、キャストのみなさんには感謝しかないですね。

─共演者やスタッフのみなさんと支えあって進んだと思いますが、「ここは助けられたな」という瞬間は?

古畑:吉原虎之介(池田純矢)と一緒にいる時間が一番長かったのですが、自分が泣きそうになった時に、池田さんが「大丈夫」といって背中をさすってくれて。その時は本当に助けられたなあと思います。

現場で生まれた空気

─撮影の中で一番印象に残ったシーンは?

古畑:自分が人狼ゲームに参加している理由を知って一人座っているところに、虎之介が寄って手を握ってくれたシーンですね。あとは、海老原一香(佐生雪)と取っ組み合いになったシーンもそうだし…。それぞれの共演者とのヤマ場があったので、印象に残るシーンがいっぱい撮れた作品だな、と思いました。

あと、“殺し方”も含めて、現場で変えた演出もたくさんあったんです。監督が私達の感情を大切にして、それを優先して台詞も変えてくださったり。そういうのも撮影の楽しみでしたね。

─「人を殺す役」というのは初めてですか?

古畑:そうですね。今までは、自分の経験を引っ張り出して照らし合わせ演技をしていたんですけど、今回は経験にないことをやらなきゃいけない。

どうやっていいのか分からなくて監督に聞いたんですけど、「いま答えを出さずに、とりあえずいっぱい悩んできて。蘭子としては、登場人物としてちゃんと作り上げてきてね」って言われて。自分と答え合わせをしながらやりたかったのに、何も答えを出さないまま撮影に入ったので、すごく不安でした。

でも、その場でうまれる空気感や感情がものすごいあって、その空気に身を委ねる感じで撮影しました。楽しかったし感情も出すことができましたね。

─『人狼ゲーム』の撮影の合間などに、共演者の方たちと、自分たちの撮影の話はしましたか?

古畑:話しましたね。一番びっくりしたのは、池田さんの1日の睡眠が30分という話でした。「大変なときは30分しか寝れなかったから、『人狼ゲーム』のスケジュールなんて全然平気だ」って言ってました。確かに、それを聞いたら全然楽勝だなと思いましたね。

─今回の作品に向けて、サスペンスなど、参考にされた作品はありますか?

古畑:まずは『人狼ゲーム』の作品を全部観ました。過去の女優さんもみなさん演技力が高かったので、ちょっと不安になったこともあったんですけど、監督特有の長回しの撮り方だったりとかは勉強できたので、前もって観ていて安心して臨むことができました。

─今年観た映画の中で、印象の残った作品はありますか?

古畑:スーサイド・スクワッド』です。ハーレー・クィンが可愛すぎて…。本当にクレイジーで、でもかっこいいし、かわいいし…。

古畑星夏の一押し映画は『スーサイド・スクワッド』 SUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. (C) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

古畑星夏の一押し映画は『スーサイド・スクワッド』 SUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. (C) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

いろんな感じが出て来る作品だったので、観ていて面白かったですね。とにかく可愛かったなー。続きがありそうな終わり方だったので、次回作を期待しています。

2017年はどんなことをやりたいと思っていますか?

古畑:今年はキャスター(日本テレビ系『Going! Sports&News』)も、バラエティ番組も女優も、いろんなことに挑戦した年になりました。それでいいこともあったし、失敗してダメだったこともいっぱいありました。

2017年はそういう部分を活かして、強みをもっと増やしていけたらなと思います。

─キャスターの経験はどうでしたか?

古畑:やっぱり難しかったです。取材に行くこともあるんですけど、自分がやったこともないことを取材しなきゃいけないので、そういう部分がすごく難しかったですね。

─次はどんな役がやりたいですか?

古畑:今回『人狼ゲーム』で強い女性というか、アクションじゃないですけど、ナイフを持ったりして、そういう部分ではちょっと夢を叶えられたかなと思うので、これを機にもっともっと戦う女性の役とかやってみたいなとますます思うようになりましたね。

─じゃあ『バイオハザード』、とか?

古畑:あー、いいですよね。超かっこいいですよね。銃、持ちたい!(笑)

(取材・文:中西啓)

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古畑星夏

古畑星夏(ふるはた・せいか)

1996年7月8日生まれ、東京都出身。 2009年、第13回ニコラモデルオーディションで1万4,076人の中からグランプリを獲得。同年よりニコラ専属モデルとして、約4年間活動し「トップニコモ」と呼ばれ人気を誇る。
ドラマでは『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系、2015年)に主人公の恋のライバル役として大抜擢されたほか、『ラーメン大好き小泉さん』(フジテレビ系)『仮カレ♥』(NHK BSプレミアム)などに出演。 1月28日公開映画「人狼ゲーム ラヴァーズ」が映画初主演作。

公式Twitter
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公式Instagram
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