【インタビュー】中村ゆりか、“ラーメン屋”の次に演じたいのは…?

中村ゆりか

中村ゆりか

親友に裏切られて自殺を図った女子高生が、ひょんなことから祖父・紅烈土(石橋蓮司)のラーメンと出会い、親友・コジマ(葵わかな)を巻き込んで「世界一のラーメン」を作るために奮闘する…。

150万PVを記録した林明輝のWEB漫画を原作にした映画ラーメン食いてぇ!が3月3日から公開される。

食欲をそそる描写が数多く登場するが、この映画の主人公・茉莉絵(まりえ)を演じた中村ゆりかは、共演者とともに並々ならぬラーメン修行を敢行。シズル感あふれる作品の舞台裏、そして憧れだった“職業”も含めて答えてくれた。

腱鞘炎を気にしながら「平ざる」特訓

─映画を拝見しましたが、かなり“飯テロ”作品ですね。現場ではラーメンをかなり食べたんでしょうか?

中村ゆりか:食べましたけど、ずっと食べているところを映像で使うことはないので、いい塩梅で食べられました(笑)。

─ラーメンを作る一連の工程では「湯切り」が見ていて大変そうでした。

中村:うまく返せなくて、苦戦しました…。だから、平ざるを持ち帰って家でも練習しました。

(中村、置いてあった平ざるの実物を差し出す)

―なかなか家にはないですよね。

中村:意外と重みがあって、「腱鞘炎だけは気をつけてください」と言われたので、あんまり練習しすぎることもできなくて。

─それはもどかしいですね。では、映画の主人公と同じように段々と上達していったんですね。

中村:そうですね、最初は手こずっているところから、徐々に様になっていくという過程はいい意味で映画と同じですね。

キャストが本気でラーメン作りに取り組んだ (C)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会

キャストが本気でラーメン作りに取り組んだ (C)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会

─一連のシーンのなかでも「湯切り」が一番辛かったのでは?

中村:全部辛かったですね(笑)。辛いというか、「ちゃんと出来てるのかな」と不安でした。終盤の部分はうまく見せなければいけないので、麺を切る部分とかも集中してやってました。

─ラーメンづくりは全般的に大変そうですね。

中村:現場のスタッフさんたちにも迷惑をかけてしまったと思うんですが、間違えても待ってくださったりして、有難かったです。

─実際にラーメン店に行って勉強もされたんですか?

中村:そうですね。ラーメン屋さんで意識して見てましたね。大人数が入れない厨房の中で、それぞれの流れ作業をタイミングを見てかっこよく見せたり、というのをわかなちゃんと2人で話し合って演じました。

─演じていて特に印象深かったシーンはありますか?

中村:それこそ、ラーメンを作っているシーンは思い出深かったです。子供の頃から慣れ親しんできたラーメンを自分の手で作れるってとても素敵なことだなと思って。とても素敵なラーメン映画だと思います!

なので、一番観てもらいたいシーンは、ラーメンが綺麗に映し出されているところですね。

─キルギスでの撮影がほとんどだった片桐仁さんとの共演シーンは、ほぼ終盤のところだけですよね? 中村さんが撮影されている間、キルギスの様子は聞いたりしていたんですか?

キルギス“巡業中”だった片桐仁 (C)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会

キルギス“巡業中”だった片桐仁 (C)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会

中村:あまり細かくは聞けなかったんですが、アフレコの時に久々に皆さんとお会いすることができて、その時に「片桐さんのシーンでこんなことがあって」っていうのを聞いて驚きました。「そんなことがあったんですか?」って(笑)。

作品同様、命懸けの撮影だったんだなって。

葵わかなとは「朝ドラ」経験者同士で…

─撮影時間以外の、共演者の方とのエピソードはありますか?

中村:葵わかなちゃんは本当に落ち着いている方なんですけど、休憩中に私がスマホを出して「ムービー撮ろうよ」っていって撮ったんです。(画面が)面白いフレームになっていたんですが、それを冗談まじりでやってくださったんですね。そこがまたギャップで面白くて(笑)。ちょっと茶目っ気もあったりして、可愛らしい方だなと。自然体で居心地が良くて楽しかったです。

─石橋蓮司さんとの共演はいかがでしたか?

中村:役者の面でも師匠のような方でした。片桐さんのシーンもそうですけど、石橋さんが演じられるシーンは「石橋さんの空気感」が出て、すごい素敵で圧倒されてしまいました。お芝居に関してはすごくリードしてくださって、「この場面はこういう風に動こうか」と言ってくださって、すごく勉強になりました。

─女子高生の主人公ですが、ご自身と年齢も近いです。共感するところなどはありましたか?

中村:高校生活はどんな感じだったんだろう、って想像しながら演じていました。大事な友達が一人いて、その中で揺れ動く想いとか、絆がちょっとでもこじれたら嫌だな、っていう不安もあったり。それって女子高生なりの抱く悩みでもあるので、共感できました。観る人も共感してもらえるんじゃないかな、と思います。

中村ゆりか・食べたいものベスト3

─ところで、映画の中で、片桐さんは絶体絶命の際に「ラーメン食いてえ!」と叫んでいますが、中村さんの“これを食べたら本望だ”という食べ物は何ですか?

中村ゆりかの食べたら本望なメニュー、ベスト3! 1位はもちろん…

中村ゆりかの食べたら本望なメニュー、ベスト3! 1位はもちろん…

中村:まず、第3位は…たこ焼き。理由は……好きだから(笑)。たこ焼きが大好きなんです。お家でも作ったりしたんですけど、なかなかうまくいかなくて。極めないといけないですね。

─粉もん! B級グルメ女王みたいですね。

中村:フフッ。…第2位は、お寿司です。好きなネタはネギトロ。ネギトロの上にお醤油をちょこんちょこんと入れて食べるんですよ。あとは、マグロ、サーモン、鯛とか。同じものを2回戦3回戦、食べちゃいますね(笑)。

─その気持ち、わかります(笑)。続いて第1位は…?

中村:ラーメン

─ですよね(笑)。ちなみに、今回の映画は塩味を推していますが、ご自身が好きな味は?

中村:さっぱりしたのが好きなので塩味は好きですね。今までは、濃厚なのが好きだったので豚骨ラーメンを食べていたんですよ。今でも濃厚なのは好きなんですけど、やっぱりサラッとしたシンプルなものが食べたいと思っていたので、そういう身体になってきたのかも…?

─塩味が好みになったきっかけは何でしょうか?

中村:この作品に出会ったことで塩ベースの魅力を知りました。シンプルだからこそ惹きつけられる味みたいなものに。素材の味が引き立ちますよね。

─中村さんのこだわり、主人公以上ですね。

中村:本当に、それまでは濃厚なラーメンを食べていました。塩にもこんなに美味しいのがあるんだっていうのは、今回はじめて知りました。塩だと物足りなかったんですけどね…。

─ちなみに、ご自身で料理はされますか?

中村:なるべく料理はするようにしてます。煮物とかも好きなんですけど、スープが好きで、ミネストローネとか豚汁とか野菜具沢山とか、健康のことも考えて。

松嶋菜々子、上戸彩の“CA”に憧れ

─今回はラーメン屋の役をご経験されました。朝ドラ『まれ』に出演された時はパティシエ役などいろいろな職業を演じられていますが、次に演じてみたい職業はありますか?

中村:本当に個人的な希望なんですけど、子供の頃から飛行機に乗るのが好きなんです。飛行機というか、飛行機のお姉さん(キャビンアテンダント、以下CA)が好きだったんですよ。だから、どんな職業なんだろうと興味を持ってます。

─CAさんも、お客さんの重たい荷物を上げたり、ラーメン屋さんと同じくらいの体力勝負の仕事だと思いますが…。

中村:憧れでもあったんですよね。CAさんのドラマとか番組とかあったじゃないですか。松嶋菜々子さんのやまとなでしこや、上戸彩さんのアテンションプリーズにハマって観てました。小さい頃の夢はCAさんでした。

─なるほど。ちなみに、最近のおすすめの映画はありますか?

中村:『キングスマンが最高に面白いですね。元々アクション系の映画が好きだったので、バイオハザードとかトワイライトとかも好きでした。

アニメーション映画とかにも最近ハマっていて、最近観たフェリシーと夢のトウシューズも良かったです。

─最後に、『ラーメン、食いてぇ!』の見どころを教えてください。

中村:人生を切り開くというか、前に進むことができるような勇気を与えられるような作品だと思っています。人生の分かれ道というか…、それを不思議とラーメンが導いてくれる、今までにないようなお話だと思うので、楽しんで観ていただけたらと思います。

(文:中西啓)

『ラーメン食いてぇ!』

『ラーメン食いてぇ!』

『ラーメン食いてぇ!』

3月3日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー

中村ゆりか 葵わかな 宅間孝行 森尾由美 水橋研二 片岡礼子 永岡佑 黒羽麻璃央 ふくまつみ 片桐 仁 / 石橋蓮司
原作:林明輝「ラーメン食いてぇ!」(講談社『イブニングKC』所載)
監督・脚本:熊谷祐紀
音楽:Oh Joonsung

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