【インタビュー】福原遥、ひねくれてつかみ合い…!? 初主演映画で正反対の“ワル”女子高生熱演

あの福原遥が悪女…!? 高校の演劇部を舞台にした青春映画『女々演』(3月24日公開)で、福原遥が映画初主演を務める。

『女々演』で初主演を果たした福原遥が演じる“悪女”とは…?

『女々演』で初主演を果たした福原遥が演じる“悪女”とは…?

子供向け番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHK Eテレ)のメインキャラクター“まいんちゃん”として人気者になった福原が演じる本城沙彩は、女子の本音を毒づくキャラクターだ。

「こんなに性格が悪い役って今までなかった」という、自身とは真逆のキャラクターを演じ切った本作での経験が、福原にどんな化学反応をもたらしたのか…?

「ワル」になった気分で…

─初主演映画、撮影を終えた感想はいかがですか?

福原遥:声を低くして演じていたんですけど、撮影が終わったあとも声の低さが抜けなくて。別の作品で「声、めっちゃ低いよ」って言われてヤバい! と思いました(笑)。

(主人公の)沙彩ちゃんって、なんでもひねくれて考えちゃう子なんですけど、私も役に近づけるためにひねくれて考えるようにしてたんですよね。

─役に入り込まれたんですね。

福原:こんなに性格が悪い役って今までなかったので…。

─福原さんといえば“まいんちゃん”など、可愛らしいイメージが強いですが、今までとは真逆の役柄はいかがでしたか?

福原:こういう役はあまり演じる機会が少ないかもしれないと思って、楽しんでやりました。自分の想像する悪女ってこういう感じなのかな、と思って演じました。

福原も初体験!今どきの女子高生の“黒い”部分を存分に楽しめる? 『女々演』(C)2017吉本興業

福原も初体験!今どきの女子高生の“黒い”部分を存分に楽しめる? 『女々演』(C)2017吉本興業

普段だったら絶対にしない胸ぐらのつかみ合いとか、…どうしたらそんなことできるの? って思っちゃうんですけど、「ワル」になった気分で演じました(笑)。

ただ、沙彩自体も全部がワルということではなくて、ガラスのハートの持ち主なんですよね。撮影に入る前は沙彩ちゃんのことは全然好きじゃなかったんですけど、自分への自信のなさが態度の悪さににつながっているんだ、というのが分かって、どんどん好きになって。早く殻をやぶるというか、沙彩ちゃんを楽にしてあげたいなと思いました。

─弱気の裏返しのようなところはありますよね。そこは共感できるところだったのでしょうか。

福原:うーん…。でも、自信がないからひねくれた考えをする、というのは共感できないですね。自信がないのは私も分かるから…。

─福原さん自身はどのように乗り超えるんですか?

福原:なるべく自分にプレッシャーを与えないというか。自分を信じることですかね。

─主人公を演じるにあたって参考にした作品などはありますか?

福原:監督から「女子高生の4人の感じが参考になるんじゃないか」と言われて『私たちのハァハァ』を観ました。

女の子たちが、大好きなアーティストを観に行くために遠くから自転車で行く映画です。今回の作品とはテイストが全然違うんですけど、4人の空気感を参考にしたいね、と共演する子たちと話してました。

“女子だらけ”の環境は昔から

─同級生同士のやりとりが自然でしたが、演技は台本通りだったんですか?

アドリブも入念に打ち合わせ (C)吉本興業

下校の会話、アドリブも入念に打ち合わせ (C)2017吉本興業

福原:ほぼ台本通りだったんですけど、みんなで走っているシーンはほとんどアドリブでした。下校シーンとかもアドリブですね。でも、人数が多いのでアドリブやりすぎると声が重なっちゃうので、みんなで話し合っていました。

─撮影中で印象的なエピソードはありましたか?

福原:岸谷くん(福山康平)はいじられ役だったんですけど、撮影していないところでも女子たちから「岸谷、早くー!」と言われたりしてました(笑)。

─作品で、岸谷は女子の本音のはけ口でしたね。一定数以上の女子に囲まれると、男子は何もできなくなりますから。

福原:中学校のとき、共学なのに男子が3人しかクラスにいなかったんです。それこそ女子から「岸谷ー!」みたいな感じで言われていましたね(笑)。

─おお…大変そうな。福原さんはその男子に対してどんな感じだったんですか?

福原:あんまり話してなかったです(笑)。

─この作品、福原さんの学生時代や身近な環境とリンクした部分もあったんですね。

福原:そうですね。映画のようにギスギスした関係ではないですけど、テンション高い子だったり、ちょっと合わせる子だったり、いろんな子がいました。

─福原さんが何でも話せる人、というのは家族なのでしょうか?

福原:家族にはもちろん隠し事はないですし、仲のいい友達とも本音で話します。小学校の幼なじみとは今でも月に一回くらいご飯を一緒に食べるんですけど、会うと何でも話しちゃいますね。

─今回の映画の主演にあたっての相談もしたのでしょうか?

福原:作品やお仕事のことは、家族や友達とは話さないんですよ。だからお母さんは、私が今どんな仕事をやってるかとか知らないんです(笑)。「今度このバラエティー番組に出るよ」というのも言わないで。

―お母さんがたまたまテレビをつけて「あら、『もしもツアーズ』に出てる!」と気づく感じですかね。

福原:さすがにそれは知ってますけど(笑)、お芝居の相談は現場で同世代の子たちと話し合うことが多いです。

─この作品のように、一旦距離を置いたあとに仲直りしたような経験はありますか?

福原:本当に友達とケンカしなくて。思ったことがあったらすぐに言ってしまうのでケンカをしないんだと思うんですけど。弟とケンカしていたくらいです。

─どんなことでケンカするんですか?

福原:今はないですけど、小・中学校の頃は弟はアニメが、私はバラエティーとかドラマが観たくてリモコン取り合ったりしましたね(笑)。

─では、作品のような環境はなかったんですね。

福原:あんなに揉めたら、怖くて逃げちゃうと思います。「ムリムリムリムリ」って(笑)。

朝ドラに出たい!

─これまで経験したことがない人間関係を演じられたわけですが、これから女優としてどうありたいと思いますか?

福原:ひとつひとつの作品からいろんなものを吸収して自分の「引き出し」をいっぱい作って、その作品を観て心を動かされたりとか、感動してもらったりとか、勇気をもらったと言ってもらえるようになりたいです。

観てる方にとって、大きなひとつの作品というか、変われるきっかけになれるようなお芝居がしたいなと思っています。

─福原さん自身、心に残った作品はありますか?

福原:井上真央さん主演の朝ドラ『おひさま』(2011年、NHK)です。ちょうど自分に自信がなくて引っ込み思案だった時だったんですけど、自分が変われば周りも変わるんだ、というのを感じました。

自分が変われたきっかけですね。朝ドラに出たい! って思うようになりました。

─引っ込み思案になっていた時期もあったのですね?

福原:もともと「前に出る」タイプじゃなくて、みんなの視線が集中するとダメなんですよ。全然自信がなくて、「これをやってみよう」というのが何もなくやっていたんですけど、『おひさま』で「変わろう」と思ったんです。

今度は自分が

「今度は自分が“勇気をもらった”と言ってもらえるようになりたい」(福原)

─今度はそういう作品をご自身が演じるということですね。

福原:そうですね。本当に井上真央さんみたいになりたいなって幼い頃から思っていて。芯の通った女性というか。一人の人間としても魅力のある人になれたらいいなと思いました。

─実際に井上さんと会われたことはありますか?

福原:NHKですれ違ったことがあったんです。でも「あぁ…」って一瞬で、声がかけられなかったです。すごく綺麗だと思って。一人のファンとして、かっこいい…と思って。いつか共演できたらいいなと思いますね。

─井上さんとはどういう作品で共演してみたいですか?

福原:共演させてもらえるなら、どんな役でもいいです! 家族の役、やってみたいな…。

─最後に、今回の作品について一言お願いします。

福原:高校生だったらSNSがあるから大変だな、と共感できる部分があると思いますし、上の世代の方には「今どきはこういう感じなんだ」という感じで温かく見守っていただけばと思います。

観ていてハラハラドキドキするんですけど、最後はほっこりするので、楽しんでいただけたらうれしいです。

(文・写真:中西啓)

 『女々演』

3月24日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

福原遥 玉城ティナ 矢倉楓子(NMB48) 小野花梨  齋藤美咲 福山康平 秋山竜次(ロバート) 伊藤修子 橋爪功

監督:髙野舞 
脚本:神森万里江  脚本協力:青塚美穂 音楽:柳田しゆ   
主題歌:「きらり」Goodbye holiday
制作協力:楽映舎、T-REX FILM  制作:フジテレビジョン、KATSU-do   製作:吉本興業
配給:KATSU-do (C)2017吉本興業

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