デビューから1年半。“奇蹟の歌声”を持つUruの魅力が多分に詰まった、待望の1stアルバム『モノクローム』誕生【インタビュー】

Uru

─1stアルバム『モノクローム』は、Uruさんの歌声を様々な楽曲で堪能できるうえに、全体を通して“光と影”を感じる作品だと感じました。リリースを待ち望んでいた方も多いと思いますが、Uruさんにとってどんなアルバムになりましたか?

「TVドラマ『コウノドリ』の主題歌の『奇蹟』であったり、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期エンディングテーマの『フリージア』であったり、これまでリリースしたシングル曲から“Uru=バラード”のイメージが定着しつつあるかもしれないのですが、実はバラードだけでなく、私は明るい歌も歌っているんです。今回収録しているなかにも『Sunny day hometown』や『fly』というアップテンポの曲があったり、楽曲によって声色も変えているので、まさに“光と影”の両方をこのアルバムを通して表現できているんじゃないかと思います」

─タイアップの影響もあり、多くの方の耳にUruさんの歌声が届いていますが、そのような状況をUruさん本人はどのように捉えられていますか?

一昨年は『コウノドリ』の主題歌をmiwaさんが歌われていて、その曲のカヴァー動画をYouTubeにアップしていたんです。まさかカヴァーした楽曲と同じ作品の主題歌を私自身が歌うことになるとは思ってもみなかったので、不思議な気持ちですし、本当にありがたいなと思います」

─アルバムタイトルに『モノクローム』と名付けられた理由は?

「一番最初に出すアルバムは、私の代名詞のような“Uruとはこういう人ですよ”というのがタイトルからも伝わってくるものがいいんじゃないかと思ったんです。“モノクローム”とは“白黒”という意味だけでなく、“単色の”という意味もあるんですけど、私はYouTubeに自分の歌をアップすることからUruとしての活動を始めて、ずっと白と黒(の映像)のなかで歌ってきました。デビューから1年半、一色しかなかった私にたくさんの色をつけてくださったのは、応援してくださるみなさんでした。本当に感謝しています」

─YouTubeに自身の歌をアップしたことがUruというアーティストを世に知らしめるきっかけになりましたが、そのなかで葛藤することもあったのでは?

「実は一時期自信を無くしていた時期があったんです。歌手になるという目標を持って頑張っていたんですけども、ふと“私は何をやっているんだろう?”と自己嫌悪に陥ってしまって、1ヵ月ぐらい動画をアップしなかったんです。その時に“何かあったんですか?”など、たくさんの言葉をかけていただいて。こんなにも私の歌を待っていてくれる方がいるんだと初めて感じたんです。そもそも私には感情の起伏が割とあって、それこそが私という人間である所以だとも思うんですけど、自己嫌悪に陥っていた時期は“何でもっとこうならないんだろう?”って、すごくもがいていたんです。でも、ちょっとだけ客観的になってみたら、“私はこのまま変わらないんだから、このままいくしかないんだ”って覚悟を決められたんです」

Uruさんの歌声に癒されたり、涙された人も多いと思いますが、Uruさんの歌を聴いた方に言われてうれしかった言葉はありますか?

「“会社のトイレのスリッパを並べるようになりました”と聞いたときは、うれしかったですね」

─(笑)。耳にした人の習慣を変えるって、すごいことですよね。

「いつもは気にしなかった部分=脱ぎっぱなしにされているスリッパを、私の歌を聴いたあとから無意識に直すようになったそうです。それがうれしくて」

─確かにUruさんの歌声を聴いているといろんな感情が渦巻くのですが、背筋がピンと伸びる感じや心が浄化される感じも強いです。

「私の声を聴いて、みなさんが“特徴がある歌声だね”とか、うれしいことを言ってくださるんですけど、実際に自分ではよくわかってなくて(笑)。でも、『コウノドリ』を観た友達が、何も伝えてなかったのに私が歌ってることがわかったと言ってくれて、声だけでわかるってすごいなって思いました」

Uruさんはご自身で作詞もしていますが、書く時に意識されていることは?

「なるべく日本語で書くようにしています。でも、リズムとかテンポを重視したときは英語を使ったりしますけど」

Uruさんを通して、日本語特有の侘び寂びであったり、日本語の儚さ、言葉の響きの美しさを改めて感じることができました。また、Uruさんの歌詞やブログを読んでいて感じたのが、目線が“足元”にいっていることが多いなと。もしや足元フェチですか?

「昔から人の歩く音が好きなんです。小さい頃、舗装されていない砂利道を親に抱っこされながら歩いて、親の体重の重みで“ジャリジャリ”と鳴る音が大好きでした。自分でも鳴らしたくて歩かせてもらうんですけど、自分の体重だと軽くていい音が出なくて、もう一回抱っこしてもらったりして。地面と靴の摩擦音とか、そこに小石がジャリっと入っている音がすごく好きなんです」

Uruさんの“足音愛”が伝わってきました(笑)。歌詞や楽曲のアイディアも、歩いている時に思い浮かんできますか?

「たまに散歩をすると、メロディが浮かぶことが多いですね。忘れないようにスマートフォンで録音するんですけど、人がいると恥ずかしいので、ちょっと路地に入ってコソコソっと録音したり、たまに電話をしている振りをしたり」

─それはいいアイディアですね(笑)。歌詞はいかがですか?

「歌詞は、身近にあるコピー用紙に書いて“あれ、どこいった?”って、失くすことがしょっちゅうで(笑)。よくよく探してみたら、裏面に書いてあったり…」

Uruさんの歌声のイメージからは想像もつかなかったです。歌声から、つねに凛とした佇まいを想像していました。

「YouTubeで歌っている時から、クールであまり温度感がないようなイメージを持たれがちだったのですが、実はそうじゃない面もあるんです」

─歌詞から感じられる温かさは、Uruさんの人柄なんだな、と感じました。では、Uruさんにとって“歌”とは?

「自分の感情を伝える手段ですね。自分の思っていることを言葉にして伝えることが苦手なのですが、歌だと素直に伝えることができるんです」

─最後に、今後どんなアーティストになっていきたいですか?

「私が落ち込んでいた時、友達がスキマスイッチさんのライヴに連れて行ってくれたことがあって。その時にすごく感動して、それまで抱えていた悩みがどうでもよく思えたんです。その経験が、私が歌手を目指したきっかけの一つでもあるので、いつかあの時観た同じステージに私も立って、当時の私みたいな人にちょっとした希望を与えることができたらいいなと思います」(取材・文:星野彩乃)

Uru リリース情報

モノクローム

1st ALBUM
2018年1月6日レンタル開始
2017年12月20日発売

初回生産限定A(映像盤/CD+BD):AICL-3454~5 4,630円(税抜)
初回生産限定B(カバー盤/2CD):AICL-3456~7 3,704円(税抜)
通常盤(CD):AICL-3458 2,778円(税抜)
TSUTAYA 予約/購入特典
先着特典
ポスター TSUTAYA ver.
※こちらの特典は、一部お取り扱いのない店舗もございます。

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