「言葉は受け手の受け取り方次第で意味が変わってきてしまう」―「CSI:サイバー」清野菜名インタビュー

アフレコで真剣な表情を見せる清野菜名

アフレコで真剣な表情を見せる清野菜名さん

『TOKYO TRIBE』(14)や『東京無国籍少女』(15)などへの出演で知られる女優の清野菜名さんが、WOWOWプライムにて11月より放送中の海外ドラマ「CSI:サイバー」で吹替に初挑戦した。清野さんが挑戦した役は第7話(12月26日放送分)に登場するネットいじめに苦しむ女子高生ゾーイ。これまでのイメージとは違う役柄に挑んだ彼女に、初吹替の感想や今後の展望についてお話を伺った。

―初の吹替を終えての感想は?

清野:率直に言うと、難しかったです。具体的には、自分では演技をしているつもりでも、実際の音声を聞いてみると、あまり感情が込もっていないという指摘を受けたりしました。あとは、元の音声が英語なので、日本語の語尾などをうまく合わせることも難しかったです。

―感情が込もっていないという指摘は、どう乗り越えたのでしょう?

清野:「実際に演じている俳優さんの表情を真似て台詞を読むといいよ」というアドバイスを頂いて、そう意識することで乗り越えることができました。

―英語と日本語を合わせるのが難しい、というお話がありましたが、そこはどう解決したんですか?

清野:英語の場合、どこで間を置くべきなのかといったことが判断できないので、台詞に合わせて表示される秒数を見ながらタイミングを合わせました。あと、日本人の声は、海外の方と比べると幼く聞こえるらしいんです。私自身の声も幼く聞こえると指摘していただいたので、大人っぽく声を出すことを意識していました。

―ディレクターの方からの指示とは別に、清野さんが特に意識していたことはありましたか?

清野:以前、別の現場で滑舌が良くないと言われたことがあったので、はっきりしゃべることは特に意識していました。今回の現場では「滑舌がいいね」と言っていただけました(笑)

―今回が初の吹替となりましたが、今後も吹替の仕事をしていきたいですか?

清野:以前から、海外の映画やドラマ、そしてアニメの吹替をすることに憧れや興味を持っていたので、今回オファーをいただけてすごく嬉しかったですし、実際に挑戦してみると楽しむことができたので、今後も吹替や声優のお仕事にチャレンジしたいと思います。今回はドラマでしたが、アニメのお仕事も挑戦してみたいです!

―今回のレコーディングにはどれくらいの時間がかかったのでしょう?

清野:今日は…2時間かからないくらい。1時間40分くらいでした。

―スムーズにいったという実感はありましたか?

清野:スムーズにいったシーンもあったんですが、何回も何回もやり直すというシーンもありました。

―『TOKYO TRIBE』や『東京無国籍少女』などで、激しいアクションを伴うキャラクターを演じてきましたが、今回演じたゾーイという女子高生は、いわゆる「普通の女子高生」ですね。役柄に難しさを感じましたか?

清野:『TOKYO TRIBE』で演じたスンミや、『東京無国籍少女』の藍も、陰の部分があるキャラクターだったので、私の印象では、すんなりと役に入ることができました。

―今回のエピソードでは、SNSにおけるいじめがテーマになっていますが、清野さんは何かSNSを使っていますか? また、SNSがなかった過去のコミュニケーションと、SNSがある現在のコミュニケーションを比較すると、難しさを感じることはありますか?

清野:私は公式アカウントでInstagramを使っているんですが、ファンの方からコメントが来たときに感じることがあります。SNSは文字や写真だけですし、言葉は受け手の受け取り方次第で意味が変わってきてしまうので、ファンの方がポジティブな気持ちで書いていただいたコメントが、私自身の受け取り方によっては、ネガティブなコメントに映ってしまうことがあるんです。そんな時、「こういうコメントがきたんですけど」とマネージャーさんに相談すると、マネージャーさんはポジティブなコメントとして解釈することもあるので、受け手によって言葉の印象や意味が違ってくることには難しさを感じます。でも逆に、なかなか会えない地元の友達の状況をすぐに知ることができるというメリットもあるので、SNSは便利だと感じますね。

―ネットは怖いと感じた経験は?

清野:今は、良い情報も悪い情報もすぐに拡散されてしまったりするので、怖いといえば怖いですね。

―Instagramと言えば、タレントの方のアカウントにはスパムコメントも多いですよね。

清野:そうなんです。私のアカウントにも、スパムコメントがすごく多くて(笑)、いちいち消してはいるんですけど、色々なアカウントから来るので、キリがない状態ですね。最近ではコメント付きで来るんです。(投稿に対して)「かわいい! 〇〇が~」みたいな感じで(笑)

―スマホやPCに対する依存も劇中では言及されていましたが、清野さんは依存してしまっていると感じることはありますか?

清野:私もけっこう依存していると思います。移動中も、暇さえあれば触ってしまいますね。何を見るわけでもなく、Instagramをチェックしたり…全然状況は変わっていないのに、見てしまいます。本当はそれほど見たいわけではないのに、癖で見てしまうんです。あと、動画サイトをよく見てしまうので、スマホはすぐに速度制限がかかってしまいます(笑)

―今回吹替に挑戦した「CSI:サイバー」はいわゆる刑事ドラマですが、刑事ドラマに興味はありますか?

清野:事件を解決していく形式のドラマは、自分もキャラクターたちと一緒に推理してしまうので好きです。以前出演した『ウロボロス~この愛こそ、正義。』では、普段使わない専門用語が多くて、演じるのが難しかったです。

―例えばハリウッドのドラマからオファーが来たとしたら、出演してみたいですか?

清野:出演したいです。海外ドラマがすごく好きなんです。今までに観た作品では、『プリズン・ブレイク』『ゴシップ・ガール』『カイルXY』『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』が好きです。

―今挙げていただいた作品だと、青春、アクション、サスペンスといった多様なテーマがありますが、今後はジャンルレスに活動していきたいという思いがあるのでしょうか? それとも、特に力を入れたいジャンルがあるのでしょうか?

清野:やはり、アクションに関しては特別な思いがあります。でも、アクションばかりにならないよう、色々なジャンルに挑戦していきたいですね。

(取材・文:岸豊)

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CSI:サイバー

「CSI:科学捜査班」の新スピンオフ! オスカー女優のパトリシア・アークエットを中心にFBIサイバー犯罪課が難事件に挑む!

(c)2015 CBS Studios Inc. All Rights Reserved

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FBIは急増するサイバー犯罪に対抗してサイバー犯罪課を設置し、有能な捜査官であると同時に心理学に強いエイヴリー・ライアンをその主任に据える。上司のシフター副長官(TV「アリー my Love」のP・マクニコル)はFBIでキャリアを積んだ切れ者。同じ捜査チームのメンバーは、行動派捜査官ムンド(TV「ドーソンズ・クリーク 青春の輝き」のJ・ヴァン・ダー・ビーク)、内向的だがテクノロジーに強い男性捜査官のクルミッツ、元悪玉ハッカーでITに精通している女性捜査官レイヴン、同じく元悪玉ハッカーの新人捜査官ネルソン。エイヴリーとその捜査チームは赤ん坊の誘拐事件を皮切りに、ネットの深部「ディープ・ウェブ」に潜む、顔なき犯罪者を追う。

清野菜名出演「#7 17歳の悲劇」

WOWOWプライム
二カ国語版:12月26日(土)夜11:00/字幕版:12月30日(水)深夜1:30/二カ国語版:2016年1月9日(土)午前10:00

17歳の高校生ゾーイ・タンが行方不明になる。彼女の父親ジョーダンは、エイヴリーの知人だった。間もなく彼のスマートフォンには、ゾーイから自殺予告が届き、GPSの座標から送信された場所が判明する。現地に急行したエイヴリーたちは、森でゾーイのスマートフォンを発見する。すると、ちょうどそのとき、ジョーダンのスマートフォンに電話がかかってくる。やがて一同は、思わぬ事態に遭遇する。

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