あなたにこの嘘が見抜けますか?『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】 Tweet │可愛い系女子と黒髪ロングヤンデレ女子との三角関係!? からの… 嘘つきは誰か? 恋愛ミステリーものでこの謎を提示されるとついつい深読みをして考察するのを楽しむ自分がいる。ミステリー小説の中でも恋愛重視の嘘つきものを仕掛けると大きく売り伸ばせることが過去多かったのだが、それはそんな嘘つきを見つけるという物語が好きな読者が少なからずいるからではないかと思う。 今日はそんな「嘘つき」ばかりの三角関係恋愛ミステリー漫画を紹介したい。 『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』 「デートしてみよっか」嘘のない、一瞬で誰もを虜にするようなその笑顔を向ける女性との出会いからこの物語は始まる。偶然出会った可愛い系の女性と黒髪ロングのヤンデレ美人の女性2人から好意を向けられる優しくて控えめな性格の主人公。まるでラノベのような甘い恋の展開を期待してしまうこの3人の恋愛は、誰も予想できない最悪の結末へと進んでいく…。 漫画ではセリフや表情など色々な要素から「嘘をついている」その可能性を探る楽しさがある。この作品にも表情とセリフの不一致などで鳥肌もののシーンが何度もあり思わず声が漏れるほどだ。しかし、本質的な嘘つきは息を吸うように嘘をつく。何なら嘘つき本人は嘘だとそれを認識していないまであるものだ。 『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』この作品のしめす「嘘つきな君」は誰なのか?最後に描かれる真実を楽しみにぜひこの作品を読んでいいただければと思う。 (文:仕掛け番長) │仕掛け番長のおすすめ本 たぶん、出会わなければよかった 嘘つきな君に 上下巻発売中 著者:鳥島灰人、佐藤青南出版社:祥伝社 商品検索 商品検索 作品詳細 【コンシェルジュ】仕掛け番長 栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』 Twitter(@maron_rikiya)