『Re:CREATORS』TVアニメ放送5周年! 関連書籍をピックアップ!『Re:CREATORS』『Re:CREATORS NAKED』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│TVアニメのストーリーをほぼ忠実に描いた非常に質の高いコミカライズ!!

『Re:CREATORS』のアニメ放送は2017年4月~9月。早いもので今年、5周年を迎えた。
原作が「BLACK LAGOON」の広江礼威先生という事で漫画読みにも放送開始前から非常に注目されていたこの作品。

クリエイターになる事を夢見る高校生を主人公として色々な漫画やアニメ、ゲームなど物語世界の登場人物たちが現実世界に現れ、その登場人物たちの物語を生み出したクリエイターや日本政府を巻き込み大きな事態へと発展していくスケールの大きな物語と、その反面、クリエイターという職業に焦点を置いたストーリー展開が話題を呼んだ。

アニメも無茶苦茶オススメな本作なのだが、今回は5周年に合わせてぜひ本で欲しい『Re:CREATORS』の本についてご紹介をしたいと思う。

まず、この作品は『サンデーGXコミックス』でコミカライズ版が全6巻にて発売されている。
加瀬大輝先生が漫画を担当しており、TVアニメのストーリーをほぼ忠実に描いた本作は非常に質の高いコミカライズで没入度も高く、読み応え抜群。
それゆえに、ストーリー中盤までで完結を迎えてしまっている事は今読み返しても非常に残念に思えた。
序盤のバトルシーンなどもさる事ながら、とにかくキャラの表情など細かな描写による感情表現が上手く、秀逸な物語を漫画だからこそ出来る味付けを施し読者に届ける最高のものだっただけに本当に最後、完結まで加瀬大輝先生のコミカライズ版も読んでみたかったと思わされる。

│『Re:CREATORS』の全てが詰まっている原作テキストBOOK『Re:CREATORS NAKED』

そして、完結まで本で読みたいという方にオススメなのが全2巻の『Re:CREATORS NAKED』。
こちらは『サンデーうぇぶり』で更新されていた広江礼威先生の原作テキストをまとめた本で、小説とは全く違うものになっている。
1巻最初に収録されている「はじめに」に、これはプロットとシナリオの間ともいえる字コンテという広江礼威先生が漫画を制作する上で書くテキストでキャラクターの台詞や動き、その場面におけるキャラクターの心情まで事細かに広江礼威先生好みの文体によって書かれた、言わば広江礼威先生というクリエイターのありのままの創作の記録と言えるものと書かれている。
アニメを見たり、コミカライズを読んだりしてからこの『Re:CREATORS NAKED』を読むとより理解度が増すのだが、全くその通りで、この2冊には『Re:CREATORS』の全てが詰まっていた。

『Re:CREATORS NAKED』という本の楽しみ方は、他では味わえないクリエイターを軸に置いた作品である『Re:CREATORS』だからこそのものだろう。
作品の根本のようなこの原作テキストは、普通ならばお目にかかれるものではない作品の魂と言える内容だ。これを読めばアニメや漫画にする際に「どう表現したのか」というクリエイターの仕事を読者は想像する事が出来る。それがどれだけ凄い事か……。

この5周年のタイミングでまだこの作品を楽しんでいないという方は、ぜひアニメ『Re:CREATORS』やコミカライズ版でまずはこの物語を楽しんで欲しい。
そしてぜひその後『Re:CREATORS NAKED』を読んでもらえたらと思う。

最後になるが、5年前にこの作品で描かれたクリエイターとSNSの状況、そしてSNSでのキャラクターの拡散のされ方は今の時代の方がより親密に感じられるものになっている。
2017年ではなく作品舞台が2022年だったら……作品の結末は違うものになっていたかもしれない。

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

Re:CREATORS

全6巻発売中

著者:加瀬大輝、広江礼威
出版社:小学館

Re:CREATORS NAKED

全2巻発売中

著者:広江礼威
出版社:小学館

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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