知らないなんて言えない! 人気加速中の花魁コミック『十億のアレ。』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│ここ最近タイトルを耳にするようになった人も多いのでは??
『電子コミック大賞2021』で1位と絶好調の、今読んでおくべきネクストヒット確実の作品は花魁漫画!?

2020年の年末から2021年の年始、そして今に至るまで仕事でもプライベートでも異常なほど「どんな作品なの?」と聞かれる作品、それが『十億のアレ。』だ。
『電子コミック大賞2021』で大賞を獲得したのも納得できるほど、本当にコミック好きの間で1話公開当初からじわじわと話題になっていた本作だが、恋愛模様が加速していくにつれてより読者を魅了しファンを拡大していった。

『十億のアレ。』は時代劇などでお馴染みの吉原遊郭。その吉原遊郭を現代の世に復活させるべく建てられた現吉原を舞台とした物語。
育ての親の借金返済のために現吉原に何も知らずにやってきた少女。
遊女は男に体を売る。その遊女になると知った彼女の葛藤やハチャメチャな行動。そして恋模様。彼女自身の奔放で目を離せなくなるような魅力的な性格やその美貌。そして吉原という場所と遊女という立場。それぞれが絡み合い物語は紡がれていく。

またそのストーリーもさることながら、イラストがめちゃくちゃ綺麗で見やすく、場面場面が一目で理解できることもこの作品が多くの人に受け入れられる理由のひとつだろう。
カラー一枚絵などあまりに美しすぎて見惚れてしまうほどだ。
連載1話1話での盛り上がりの作り方も上手くテンポもいい。
まさにこれからさらに盛り上がっていく事間違いなしの作品だ。2月中旬には紙のコミックスでの発売も予定されている今読んでおくべき本作。

ぜひ楽しんでいただきたいと思う。

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

十億のアレ。~吉原いちの花魁~

2巻まで発売中

著者:宇月あい
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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