アニメ放送開始で話題!!「桃太郎伝説」その後の物語『ピーチボーイリバーサイド』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│伏線と伝説が織りなす興味の連鎖

7月に入り夏アニメの放送がスタートした。

今回も多くの作品が盛り上がる中ひときわ目立つワードで話題になっている作品がある。
『ピーチボーイリバーサイド』
クール教信者先生原作、ヨハネ先生作画のファンタジー作品。
そしてそこに描かれているのは「桃太郎伝説の続き」といえる物語なのだ。

魔物がはびこる西の大陸に住む姫「サルトリーヌ」は城壁が高くそびえ立ち堀を深くした王国の外に憧れを持っていた。彼女は出会った旅人「ミコト」に外の世界へ連れ出してほしいと願う。話すうちに打ち解けていく2人。
そんな時、強大な力を持つ「鬼」が王国に攻め込み平和な日々は突然終わりを告げる……かに思えた。しかしそんな鬼がおびえる存在がこの国にはいた。

昔話の桃太郎は鬼ヶ島の鬼を退治しました。その後外国にも鬼がいるようなので桃太郎は海を渡りました。桃太郎がただ一つダメだったことは鬼退治を「楽しんだこと」

ミコトは攻め込んできた鬼たちを一瞬で皆殺しにしたのだ。

この物語は「2人」の桃太郎にまつわる鬼退治の物語。
ファンタジー好きにはたまらない想像もできない展開や、思わず深く考察したくなってしまうような伏線の数々。そして誰もが知る桃太郎というおとぎ話の深堀…。
ヒロインの可愛さも合わさり夏アニメでの盛り上がりも頷ける作品だ。

今期も数多く放送が開始された夏アニメ。
ぜひこの『ピーチボーイリバーサイド』を一度見てみてはいかがだろうか。
そして興味を引かれたならぜひコミックスも読むことをオススメしたい。

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

ピーチボーイリバーサイド

9巻まで発売中

著者:クール教信者、ヨハネ
出版社:講談社

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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