ノスタルジックで優しくてドキドキも!? 人魚と王子の恋物語『はぐれ人魚のディアナ』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│ウブでチョロい人魚と真っ直ぐな14歳の王子の恋はいつもドタバタで尊い!?

奴隷市場で売られていた世にも珍しい二股の人魚「ディアナ」
アンデルセン王国に、動物や女子供を痛めつけるのが好きな残忍な隣国の王への贈呈のた買われた彼女。
彼女を一目見たアンデルセン王国の第三王子「レオ」は速攻で求婚をする!?
焦る側近の心無い言葉にも「俺が知る中で最も美しい女性だ!」と強く言い放つレオの言葉。その言葉に顔を熱くするウブでチョロい人魚のディアナ。

そんなハイスピード両想い展開から幕を開ける『はぐれ人魚のディアナ』。
14歳の王子とウブな人魚はお城で同棲する事になるのですが…。

この物語における人魚の設定自体はめちゃくちゃ重いのに、そんなものを全く感じさせなくなるほどの甘々な両想いの日常は、読んでいるだけでニヤニヤしてしまう事間違いなし!
そして何より色ボケな王子と人魚の、そして鋭いツッコミを的確に入れる王子の側近クラウスという3人のやり取りのリズムが気持ちよく、そんなストーリーがノスタルジックな雰囲気と可愛さを両立させたとても素敵な絵柄で展開されるのだからもうたまりません!

1巻の後半からはメイド長のベアトリスや美人メイドのカーレンなども加わり、物語にもどんどん広がりを見せていきます。

色々な魅力の詰まったこの『はぐれ人魚のディアナ』
心が疲れたときにオススメの1作です!

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

はぐれ人魚のディアナ

2巻まで発売中

著者:すあま
出版社:小学館

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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