重すぎる愛がいい!? 殺し屋と令嬢の歪な恋物語『ホタルの嫁入り』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│最強の地雷系男子!? 後藤の魅力にあなたもきっと心を奪われる!

産まれた時から体が弱く、長くは生きられない令嬢、紗都子。
そんな彼女と、突如命を狙われる事になった彼女からの「あなたと結婚をする」という言葉により彼女を守る存在となった、人を殺すことを生業とする殺し屋であり愛が重すぎる男、後藤との恋を描いた物語がこの『ホタルの嫁入り』です。

女は家の財産であり交換や贈与の対象、結婚に意思など持ってはいけない。そういわれる時代を舞台とし、しかしながら身体が弱い事でそれがかなわない紗都子は人一倍懸命に生きている。
その姿を見ていると自分も頑張らなきゃと勇気をもらえるのです。

そしてこの作品の一番の魅力は何といっても「後藤」の存在!
紗都子以外は「どうでもいい」という事がありありと感じられる周りへの態度、彼女の気持ちを確かめるような行動をとり続けるいわゆる“地雷系”の様な自分だけを異常なほど愛してくれる存在としての姿。
そしてそこに人殺しとしての危険さも加わった異様な魅力に読んで虜になってしまったという人は多いのではないでしょうか?

まだ1巻が発売したばかりのこの『ホタルの嫁入り』
すでにコミックスは爆発的に売れておりまさに次にくる作品です!
気になった方はぜひ一度読んでいただけたらと思います!

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

ホタルの嫁入り

1巻発売中

著者:橘オレコ
出版社:小学館

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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