これで、算数アレルギー克服!?小学生のための授業についていける問題集の選び方
計算の繰り上がり、繰り下がりが苦手で、九九に関しては涙するほどの算数アレルギーを持つ小学生の娘。キャラクターなどのおもしろそうな問題集をプレゼントしても手付かず状態。なんてどのご家庭も一緒でしょうか。今回は、そんなパパママにぜひ伝えたい、書店での問題集の選び方をご紹介します。
|「授業についていける、わかる」が自信になる、教科書準拠版
僕の娘は小学校へ入学した頃から、算数が苦手でしたが、繰り上がりや繰り下がり、九九を習いはじめて初めて涙を流しました。「学校の授業がわからない、そんな自分が恥ずかしい」と。こりゃまずい、と一緒に勉強する時間を増やしたのですが、その時に「教科書準拠版」の問題集というものを知りました。
「教科書準拠版」の問題集は、学校で使っている教科書と単元の分け方、タイトルが一致しています。さらに、対応する教科書側のページ数も記載されていて、まさに授業の予習復習にぴったりなのです。
これまでは表紙がキャラクターだったり、かわいいシールがついている冊子の方が、やる気が出るだろうと思ってプレゼントしていましたが、残念ながら数ページで本棚の奥に追いやられる結果に。しかし、「教科書準拠版」の問題集では「ちょっと授業を先取りしてみる?」と声をかけながら一緒に楽しくやれていますし、「授業についていけない」と泣くこともなくなりました。
|去年の勉強がわからないままだった…。そんな時には標準版を活用!
あくまで「教科書準拠版」は教科書の学習内容なので、「物足りない」「飽きてしまった」というお子さんには「標準版」の問題集をおすすめします。特におすすめの利用方法としては、去年わからないままにしてしまった勉強内容(単元)を自宅でこっそりトレーニングするというものです。
九九や割り算、時刻などの算数だけではなく、国語なら漢字、社会なら都道府県と、幅広い教科で「単元ごと」に問題集を購入して、自信を持てるまで何回も、何冊もやるのがおすすめです。
|基本と応用も。老舗2社の問題集がおすすめ!
いかがでしたか?僕もこの情報を知る前は、どれも一緒で「子どもが好きそうなもの」をなんとなく選んでいましたが、「まずは授業で困らないようにする」ことで苦手意識を取り除いてあげる。そのために「教科書準拠」の問題集から!というのはとても参考になりました。
種類はいろいろありますが、おすすめは「株式会社文理」と「株式会社新興出版社啓林館」から発売されている問題集。どちらの会社も昭和20年代設立・創業された老舗企業です。
株式会社新興出版社啓林館から発行されている「教科書準拠」問題集
①基本を完璧に:教科書ぴったりトレーニング
②応用や習慣化する:教科書ぴったりドリル
株式会社文理から発行されている「教科書準拠」問題集
①基本を完璧に:教科書ワーク
②応用や習慣化する:教科書ドリル
ぜひ一度お近くの書店の問題集コーナーに足を運んでみてくださいね。
【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄
伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。