22年1巻目発売の個人的超オススメ作品はこの3作だっ!!『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』『生徒会にも穴はある!』『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│年末年始に読んで欲しい!! 22年新作オススメの3選をピックアップ!!

22年ももうすぐ終わりですね。

今年も『進撃の巨人』『炎炎ノ消防隊』など多くの人気作品が完結し話題になりました。
そして新連載も22年は非常に豊作な年だったと思います。

今回は年末企画といたしまして22年に1巻が発売された作品の中から個人的「これぞ今読むべき作品!」という注目のタイトルをピックアップしてご紹介していきたいと思います!

│被害者になり過去の事件に潜入する? 全く新しい警察もの
『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』

『猟奇殺人』でネット検索をかけると、溢れんばかりの過去実際に行われてきた残虐極まりない事件と、それを起こした異常殺人者の名前がどんどんと溢れてきます。
おもちゃ箱と名を付けたトレーラーに多くの拷問器具を乗せ、何人もの女性をそこに連れ込み痛めつけその様子を録音し殺していたデビット・パーカー・レイや、わかっているだけで49人もの人間を暴行し殺してひき肉にして豚肉と混ぜ公衆に販売をしていたロバート・ピックトンなど、本当に恐ろしい殺人者達。

『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』は、殺人を人一倍憎む刑事五代がそんな猟奇殺人の行われた過去に戻り、被害者としてその場に潜入し、その強行を防ぐために命を懸ける物語です。

いわゆるタイムリープミステリーものとなるのですが、今の屈強な刑事として過去に戻るのではなく、あくまで意識だけが事件の被害者となった誰かに移るため、被害者が女子高生や小学生の子供ならばその被害者の体で猟奇殺人犯と対峙しなければならないのです!

その事件の被害者という絶対的弱者の立場のまま恐ろしい凶悪犯に挑むというそれは今までの刑事ものやミステリーものではありえなかったと思います。

思わず度肝を抜かれる展開の連続『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』
22年個人的ベスト続きが気になって仕方ない大賞第1位の作品です!!

│ドタバタコメディー×ラブコメの可愛さ! 漫画好きなら絶対にハマる面白さ
『生徒会にも穴はある!』

ラブ多めのラブコメが多い『週刊少年マガジン』の中に突然現れたコメディ(しかも下ネタ濃い目)要素500%のドタバタラブコメが、この『生徒会にも穴はある!』です。

文系の勉強がめちゃくちゃできる主人公・水之江君。しかし理系科目は壊滅的。
そんな彼が内心を上げるため生徒会に入る所からこの物語は始まるのですが、その生徒会の面々がむちゃくちゃ個性的!
その個性的さは文字で説明してしまうともったいないので実際読んで知ってもらえたらと思うのですが、とにかく可愛さとバカバカしさが想像以上に両立されたヒロイン達が本当にたまらないんです!!

昔ながらのギャグマンガの良さを今のラブコメの最新の技術で構成したような、そんな魅力の溢れたこの『生徒会にも穴はある!』
22年、どきっとさせられて悔しい気持ちになるヒロインランキング個人的第1位が3人も登場する作品です!!

│異世界ものなのに圧倒的リアル!! 超繊細な漫画で描かれる現代医療VS異世界!?
『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』

異世界ものでありながら圧倒的リアルに挑戦した『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』。
困っている人がいたら助けずにはいられないという性格の医者、天海。
彼が突然の落雷により異世界に行ってしまう所からこの作品は始まります。

通常異世界転生物は俺つえーが基本です。
この作品も「医療技術」という意味では天海はもちろん異世界において優れています。
しかし、世界中に今の医療技術を持った医者が一人しかいないと考えたらその絶望は計り知れないのではないでしょうか?
天海のおかれた状況はまさに「それ」なのです。
しかも、もちろん現代の医療に必要な設備も異世界にはありません。

圧倒的絶望の中、それでも自分の持てるもので命を救いたい。
そんなおもいがこの作品には詰まってるんです!!

とにかくこの漫画、手術など医療シーンが熱くてやばいんです。
さっとそういった部分を描かずに飛ばしてしまう様な異世界漫画が多い中で、『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』はそこを細かく繊細なイラストでしっかりと読者にリアルに表現してくる。
手に汗握るその手術シーンがこの作品一番の見どころと言えると思います。

異世界におけるリアルをトコトン追及し手に汗握る力づよさランキング22年第1位は間違いなくこの『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』です!!
没入度も半端ないのでしっかり時間をとって読む事をオススメします。

 

以上3作品を紹介してきましたが、その他にもSF漫画の面白さを再認識できた『われわれは地球人だ!』やゾッとするほどに人の内面について考えさせられた『ミューズの真髄』、1話目から最高に怖いのにしっかりとラブコメと共存させるような独特な面白さをもった『徘徊者』、まさかの2巻でのお姉さんのデレに思わずニヤケてしまった『隣のお姉さんが好き』など、挙げればキリがないほど本当に22年は豊作で、漫画好きにとって幸せな1年だったと改めて思いました。

また23年も面白い作品がきっと沢山生まれると思います。
非常に楽しみですね!!!

私もまた23年も色々な作品をオススメしていきたいと思いますので引き続きよろしくお願いいたします!

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査

3巻 2023年1月6日発売、2巻までレンタル中

著者:本田真吾
出版社:秋田書店

生徒会にも穴はある!

2巻まで発売、1巻までレンタル中

著者:むちまろ
出版社:講談社

高度に発達した医学は魔法と区別がつかない

3巻 2023年1月23日発売、2巻までレンタル中

著者:瀧下信英
原作・医療監修:津田彷徨

出版社:講談社

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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