偉人たちが住むシェアハウス×ドキドキのラブコメディ!?『シェアハウス・ナイル』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│偉人たちが現代に復活したら?? マリー・アントワネットとエルネスト・ゲバラの恋から目が離せない! 偉人同士のドリームラブコメ開幕!

マリー・アントワネットはご存じだろうか?

時は現代、一緒に住むパブロ・ピカソにドレスコードが大事と聞いて、豪華なドレスに高い髪結いをして頭に帆船を乗せたあの有名な服装でコンビニの面接に来た彼女のシーンから始まる、このある意味かなりの衝撃作品『シェアハウス・ナイル』。

マリー・アントワネット、ジャンヌ・ダルク、パブロ・ピカソやヤマトタケルなど、誰もが知る歴史に名を残した偉人たちがある日突然現代に復活するというケースが近年増え続けている作中の世界。
そんな中で、突然現代に投げ出された右も左もわからない偉人達が一般生活を送れるようケアするシェアハウス。そこで共同生活を送る偉人たちの日常を描いたのがこの『シェアハウス・ナイル』だ。

現代に馴染み過ごすピカソやジャンヌ達。
しかしその箱入りっぷりもあり、なかなかマリー・アントワネットは現代に馴染めず仕事にもつけないでいた。仕事したくない~恋がしたい~と少女漫画をソファーに寝転がり読むなど現代ニート的な生活を送る彼女。
そんなある日、新しい入居者がシェアハウスにやってくる。
彼はエルネスト・ゲバラ。
革命家。
ご存じの通り歴史的背景からマリー・アントワネットにとって革命とは受け入れられないもので…。

│ゲバラがイケメンすぎて辛い!? 乙女心をくすぐる現代に復活した偉人達!

この作品は100%のラブコメディだ。

この作品ではマリーを初め、登場人物たちはしっかりと現代に蘇った偉人として、その考え方や行動はそれぞれの生い立ちや時代背景に沿ったものとして描かれているのだが、しかしそんな彼ら、彼女らだって恋をする。

偉人対偉人ドリームマッチ的なバトルものは、大ヒット作がいくつも生まれるほどの人気ジャンルとして定着している。しかし今まで偉人どうしの恋物語というのはあまりなかったのではないだろうか? しかもマリー・アントワネットとエルネスト・ゲバラ…。
水と油のように感じるこのふたりの恋物語。そんなふたりだからこそのキュンキュンしてしまう様な瞬間がたまらないのだ!!

そしてこの作品のもうひとつの大きな魅力は、とにかくゲバラのイケメンにある!!
マリーもポンコツ可愛いし、ピカソも有能イケメンとしてかなりポイント高いのだが、ゲバラの現代にいるからこそ垣間見えるカッコよさには男も思わず惚れてしまうほど!

ベットに転がりながら読んでいると思わず枕を抱え、足をバタつかせて「ゲバラかっこいい!」と叫んでしまう事間違いなしなのだ!!

冬の人恋しい時期にオススメのラブコメディ『シェアハウス・ナイル』
気になった方はぜひ読んでみて欲しい!

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

シェアハウス・ナイル

1巻発売中

原作:中道裕大
作画:泥川 恵
出版社:小学館

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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