はじめまして、まいにち食べたくなるキャロットケーキ。手にとれば、まいにち食べたくなる、つくりたくなる一冊

キャロットケーキ、知っていますか? 僕は今回紹介する本『まいにち食べたいキャロットケーキ』がきっかけで出会いました。さっそく自宅でつくり(正確にはつくってもらった)、一口目の感想は「おいしい…おいしすぎる!」と衝撃的でした。そして、その製造過程の素材・材料を目にすれば「ケーキをお腹いっぱい食べたい」という欲を満たすことになんら罪悪感なし。まさに本書のタイトル通り「まいにち食べたい」、そして帯にあるように「なんなら夕食にも食べたい」そんなケーキが本書に詰まっています。

 

│中世時代から食され、地域・食文化に合わせて姿を変える「キャロットケーキ」

はじめまして、キャロットケーキ。そんな人に本記事はお届けしたいと思います。

キャロットケーキの歴史は”中世時代”まで遡ります。砂糖などの甘味料が貴重だった時代、糖分を多く含む野菜であるニンジンがデザートに多く利用されていたそう。たっぷりのニンジンを利用した”ヘルシーさ”がアメリカの健康志向の人たちの間でブームとなり、今ではイギリスやヨーロッパだけでなく、アメリカの定番お菓子として愛されています。

「キャロットケーキ」とネットで検索すれば、国や地域・食文化に合わせてその姿・味を多種多様に変化させたレシピがたくさん紹介されています。本書にも本当にこんなに種類があるのかと驚くほどのキャロットケーキのレシピが載っていて、読んで眺めているだけで「どんな味なのだろう?」「つくってみたい!」と好奇心が躍る一冊となっています。

また撮影・デザイン・スタイリング・構成&文のすべてをアートディレクターとしてもご活躍されているuraraさんがお一人で担当。彩豊かなケーキ写真、家庭で料理する人を考えたレシピ、料理してみようというパワーをくれるコラムの数々。シェフでもない、パティシエでもないuraraさんだからこその一冊に夫婦で感動しました。

 

│キャロットケーキをはじめてつくってみた

さて、では具体的にキャロットケーキはどんなものかというと、こちらです。

断面を見れば、たっぷりニンジンが詰まっていることがわかります。そのニンジンの量はおよそ2本丸ごと入っています。なんと280g!

 

そのほかの材料もいたってシンプルなものばかり。また、粉類はふるわなくてもいいなど、ケーキづくりで手間のかかる工程がニンジンの処理だけなので本当につくりやすい。

ちなみに今回は本書に掲載されていた「基本のレシピ」でつくりました。その他30以上のレシピが掲載されていて、個人的に気になっているのは「ズッキーニ」を使用したレシピ。本当に「こんなキャロットケーキ見たことない!」という言葉どおりのアイデアの豊富さです。

 

│代官山 蔦屋書店でフェア開催中!2023年1月30日(月)まで

現在本書の発売に合わせて「代官山 蔦屋書店」でフェアを開催中です。レシピ本を再現できる製菓キットに、キャロットケーキのためのキッチンアイテム、 キャロットケーキをモチーフにしたクッキーにトートバッグやオブジェなど、ユニークな遊び心あふれるアイテムが勢揃いしています。

※一部商品はすでに売り切れいている場合がございます。ご了承ください。

会期:2023年1月10日(火)~2023年1月30日(月)
時間:営業時間の通り
場所:蔦屋書店3号館 1階 料理フロア
主催:代官山 蔦屋書店
共催・協力:Romantic Foodies

その他詳細は以下リンクよりご確認ください。

詳細はこちら

 

また、レシピ本著者のuraraさん×キャロットケーキインフルエンサーのhamhamsweetさんのキャロットケーキをめぐる愛にあふれたオンライントークイベントも開催されます。

【オンライントークイベント:キャロットケーキをめぐる秘密のお茶会】

レシピ本著者のuraraさん×キャロットケーキインフルエンサーのhamhamsweetさんのキャロットケーキをめぐる愛にあふれたトークイベント。数えきれないキャロットケーキを食べてきた2人が特製キャロットケーキを食べながら、キャロットケーキの魅力をおしゃべりします。秘密のオススメのお店も、ここでだけそっと教えちゃいます。

1月21日(土)に開催されますが、申し込みなど詳細は以下リンクよりご確認ください。

詳細はこちら

キャロットケーキだけでなく、食の新しい世界が開ける一冊。ぜひ読んでみてください。

 

│【Editor's select】

まいにち食べたいキャロットケーキ

2023年1月18日(水)発売
著者:urara
出版社:インプレス

お弁当パパ/伊東寛雄

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。

Twitter(@chiromanpapa)

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