ラブコメ界NO.1残念ヒロインから目が離せない!!?『姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│一言で言えば、負けヒロイン好き読者の夢を叶えた待望の作品!

金髪ツインテールでスタイル抜群、学年トップの成績を誇り、煽り癖がありツンデレ要素を兼ねそろえ、さらに主人公の幼馴染というラブコメ負けヒロインの特徴をこれでもかというほど体現した姫ヶ崎櫻子。
そんなハイスペックでいつも自信満々なくせによく可哀想な目にあう彼女の日常を描いた、一言で言えば、負けヒロイン好き読者の夢を叶えた待望の作品が今回紹介する『姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い』なのだ。

素直になれなかったり色々タイミングが悪かったりその理由は数あれど、絶対的優位な立場にいたはずなのにいつの間にか突然出てきた正ヒロインに想い人をの心を奪われてしまう…それが負けヒロイン。
そんな数多くの負けヒロイン達同様、櫻子にもの瞬間は第1話から訪れる。
入学式当日、朝幼馴染の彼、三森夏樹の家に行き寝ている彼を起こし一緒に登校する櫻子。
その二人の登校中、たまたま出会った黒髪清楚正ヒロイン榊雪菜。
彼女と出会ったその瞬間、夏樹は心を奪われたような「完全にやられた~みたいな目」で彼女を見つめる。
ラブソングが聞こえてきそうな、そんないかにもラブコメが始まるような瞬間。
そんな彼らを横で見つめる櫻子の姿がそこにはあった…。

榊雪菜はスンとした表情で入学早々学内にファンがついてしまうといういかにも正ヒロインど真ん中な彼女は、その後も義妹設定や幼い頃のエピソード設定など、これでもかとヒロイン補正がかかりまくり、自然とどんどん夏樹との距離が縮まっていくのだ。

そんな櫻子と雪菜の間にいるのがこの作品の主人公である三森夏樹。

どんどん正ヒロイン補正に雪菜との距離が縮まっていく中…。
実は彼、かなり一途に負けヒロイン属性ど真ん中の櫻子の事を想っていたりするから、この作品は全く先が読めないのだ!

│ラブコメジャンルの漫画の中でもダントツでその恋の行方が心配になる

櫻子に訪れる数々の負けヒロイン補正と雪菜に訪れる正ヒロイン補正。

めちゃくちゃ頑張り屋で優しいのに素直になれなかったり大事な所で抜けていたり、一人だけセクシーハプニングの容赦がなかったり、本当に不憫で思わず読んでいて応援したくなる櫻子。彼女の一途な想い、そして負けヒロインに惚れてしまっている夏樹。
ふたりは運命に負けず付き合う事が出来るのか!?

ラブコメジャンルの漫画の中でもダントツでその恋の行方が心配になる『姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い』気になった方はぜひ一度手に取って読んでいいただきたい!

かなりオススメの1冊だ!

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い

3巻まで発売中

著者:安田剛助
出版社:KADOKAWA

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

一覧に戻る