今の毎日に窮屈さを感じてる人に絶対オススメのラブコメディ!『君と悪いことがしたい』【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

│意思の弱い陰キャ女子の前に現れたのは自分の意思を曲げない悪者男子!?
 クラスのはぐれものである2人の出会いから物語は動き出す!

嫌な事を嫌というのが苦手な、いわゆる陰キャ女子の綿谷まもり。
その性格から周りにいいように扱われてしまっている彼女は、この日もクラスメイトから押し付けられたプール掃除をひとりで行っていた。

誰かに何か言われると断ることが出来ない。
自分が何をしたいのかどうしたいのかわからない。

意思が弱い。自分のそんな性格に膝を丸め落ち込む彼女。

そんな時、傘を差した一人の同級生が突然彼女に声をかけてくる。
彼はクラスメイトの藤くん。
いつも杖を持ち歩き、強い表情でいる不思議な雰囲気をもつ彼。
彼はプール掃除をしている彼女に堂々とした態度で「その足元の蓋をあけろ」「中のバルブを回せ」と言い放つ。
その性格もあり思わずその通りに行動してしまうまもり。
バブルを回すと勢いよく水が流れる音が…。
「これってなんの?」と彼女が疑問をぶつけると、彼は何のためらいもなく当然のようにプールの水を抜いていると言い放つ。
その回答に戸惑うまもり。それもそのはず、授業で使うはずのプールの水を無断で抜いてしまうというのは、色々な人が困る大変な事…。
焦りながらもなんで? と疑問を藤くんに投げかける彼女。
すると藤くんは「(プールが)嫌いだから」「他に理由がいるか?」とだけ伝え去っていくのだった。

まもりは小さな頃、戦隊ものに出てきた意志の弱い自分とは真逆のどんなに信念を曲げない、そんな悪役に憧れを抱いていた。
そんな彼女にとって藤くんのこの行動はとても特別なもので…

『君と悪いことがしたい』は、少年マンガでは数少ない女性主人公ものである。
背が高くて堂々としていれば美人なのに自分に自信が持てず、いつも前髪で顔を隠し猫背で出来るだけ目立たないように過ごしているまもり。
背が低く体が弱いのに、その意志の強さでいつも堂々としている藤くんという存在と出会い、彼女の世界はここから大きく変わっていく。

藤くんとの出会いをきっかけに、窮屈だった彼女の世界がどうが変わっていくのか。
そしてこれからこの二人の関係がどうなっていくのか。

少女漫画の様なキュンとする面白さと少年漫画のドキドキが合わさったような『君と悪いことがしたい』今オススメしたい1作だ。

(文:仕掛け番長)

│仕掛け番長のおすすめ本

 

君と悪いことがしたい

1巻までレンタル、発売中

著者:由田果
出版社:小学館

“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。TSUTAYA IPプロデュースユニット 企画プロデューサー。
TSUTAYA文庫、コミック、アニメグッズの企画を担当。10年以上のキャリア持つ書店員でリアル店舗からヒット作を次々と生み出す事から仕掛け番長と呼ばれる。人生のバイブルは『鮫島、最後の十五日』

Twitter(@maron_rikiya)

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