【インタビュー】『ポケモンカードゲーム』などでおなじみのイラストレーター・斉藤コーキ先生がTSUTAYAオリジナルトレカサプライセット「レジェンドアーティストコレクション」に登場!

2022年12月。デジモン、たまごっち、レジェンズのキャラクターデザイナーである渡辺けんじ先生を迎え、TSUTAYA限定のカードサプライ「レジェンドアーティストコレクション」が抽選販売されました。

そして今年の10月には、ポケモンカードゲームのイラストを長く手がけているイラストレーターの斉藤コーキ先生をお迎えした第二弾商品が抽選販売されます

これを記念し、斉藤コーキ先生に単独インタビュー。先生の人となりからクリエイティブの秘密までたっぷりお伺いしてきました!

 

【イラストレーター】斉藤コーキ

2002年よりポケモンカードゲーム公認イラストレーターとして活躍。直近ではポケモンセンターロンドンのメインアート(2019年)や「Pokémon TCG: Holiday Calendar(2023)」などを担当。国内のみならず海外ファンも多い。

X(旧Twitter)(@Kouglof0513)

 

│目次

大学時代の同人誌製作からはじまり、今の仕事へ
自分の絵から受ける影響で空想が広がってくれると嬉しい
他の作品を何となく見ながら“自分の描きたい欲”を盛り立てています
海外でも人気のため「この商品売りたいんだけど」との問い合わせが…
斉藤先生の夢はポケモンのデザインと…
TSUTAYAオリジナルトレカサプライセット「レジェンドアーティストコレクションVol.2(斉藤コーキ)」について

 

│大学時代の同人誌製作からはじまり、今の仕事へ

TSUTAYAトレカ担当(以下トレ担):先生、本日はよろしくお願いいたします! まずは人となりを広く知っていただきたいと思いますので、仕事の遍歴をお伺いできればと思います。

斉藤コーキ先生(以下:斉藤先生):大学在学中に友達の勧めもあって同人誌を書き始めたんです。そしたらありがたいことに出版社から声を掛けていただいて、漫画を書いてたんですよね。アンソロジーですが。当時は就職氷河期で就職が難しかったこともあって、このまま頑張ろうかなと思ってやっていました。

そんな時にピカチュウをデザインしたにしだあつこ(@atsuko_nishida)さんと知り合ってお仕事を紹介していただいて、ポケモンカードのイラストを描くようになったんです。そして最初に担当したカードイラストが、株式会社ポケモンの商品部の方の目に留まって、そこからポケモンセンターの商品用イラストを担当するようになりましたね、ありがたいことに。

トレ担:友人の勧めということは、もともとは絵を描く仕事をするつもりではなかった?

斉藤先生:小学校の時とか、将来の夢はたいてい「絵の仕事」と書いていましたね。でも中高と部活ばかりでちょっと離れていたんですけど、その後大学で…と繋がります。在学中にはイラストレーターの方とかと知り合う機会とかもあったので憧れを持ち始めて、自分にもできるのかなって自惚れちゃって(笑)、そのまま続けているんですけど。

トレ担:子供の頃からの夢として絵の仕事をやりたかったということでしたが、それは誰かの作品を見て…とか何か影響を受けたものがあったんでしょうか?

斉藤先生:絵に興味を持ったきっかけは姉の影響ですね。姉も何きっかけかわからないんですけど、つけペンとかインクとか買ってきて絵を描いていましたから。2人で遊ぶ時は紙を広げて一緒に絵を描いてたりしていましたね。姉は本当に天才肌で、感覚ですごい絵を描くんで。凄いな、かなわないなぁと今でもずっと思っていますし、生涯越せない壁ですね。

姉はゲームのキャラデザインも手掛けていて、数年前には『電波人間のRPG』(3DS)のキャラデザインを全部担当していました。そのゲームを作っているジニアス・ソノリティがもともとポケモンのソフトを作ってたりする会社なんですけど、『ポケモンタイピング』っていうソフトを作った時、僕がそのゲームに登場する主人公のキャラデザインとかを担当させていただいたんです。その後『電波人間のRPG』製作の際、姉がネットにあげていたイラストが気に入ったみたいで、社長さんが会いに来たんです。そこで社長さんが「こういうゲームを作ってるんです」って出したのが『ポケモンタイピング』で(笑)。そこで姉が「あ、それ弟がやってます」って言ったら社長さんも驚いて。世間は狭いなと(笑)。

トレ担:すごい巡り合わせですね…。では作風はお姉さんの影響も? 

斉藤先生:作風的には全然違いますね。姉は柔らかい…僕はどっちかというとしっかり描き込んじゃうタイプで。ただ、姉の出すアイデアは本当にすごいと思いますね。

トレ担:お姉さんがきっかけで絵に興味を持って、大学時代には同人誌を始めたおかげで出版社から声がかかり、そしてにしださんとの出会いでさらに世界が広がって…と運命めいたものを感じますね。

斉藤先生:そうですね、なんだかんだでめぐり合わせとか、人との出会いとか…にしだあつこさんと知り合ってなかったら、ポケモンの仕事も無かったわけですし。本当にありがたいなと思います。今回のお話も渡辺さん(渡辺けんじ先生)からお話いただけなかったら出来なかったので。出会いは面白いな、ありがたいなって思いますし、それが次の仕事にとかどんどん発展していけばとは常々思っています。

X(旧Twitter)で自分の作品を公開していたことでそれがサンライズの方の目に留まってガンダムの仕事にもつながりました。昔と違ってお話が来るきっかけが多岐にわたっていますよね。でもまずは自分の絵を見てもらえるっていうことがありがたいですし、それで声をかけていただけるっていうのも嬉しいです。声をかけられた以上は期待に応えたいですしね(笑)。

 

│自分の絵から受ける影響で空想が広がってくれると嬉しい

トレ担:今回発売させていただく商品についてお伺いしていこうと思いますが、オリジナルだと特にこのかぼちゃが一番推しなのかなと思いますが?

斉藤先生:そうですね。ここのメインキャラになりますね。

トレ担:この子に至った経緯というか、こだわりってあるんですか?

斉藤先生:同人誌を書いていた素人の頃からかぼちゃとかパンプキンヘッドが好きで。最初に作った同人誌が『伝説のオウガバトル』っていうゲームで、あの世界観がすごい気に入りましたね。その頃からパンプキンヘッドは自分の自画像にもしていました(笑)。

トレ担:『伝説のオウガバトル』が元なんですね。

斉藤先生:僕の根底っていうかスタートラインはそこなんで。

トレ担:ちなみにこのプレイマットのデザインだと、どういった順番で描かれていったんでしょうか?

斉藤先生:まずざっくりとした背景を描きますね。それで、ここにいろいろキャラクターを並べたいなと思いながら、別でキャラを一個一個描き込んでいくんです。キャラクターがある程度描けたら、先に書いたざっくり背景に配置しながらイメージを固めて行く感じで。

最初はこれ(ラフVer.)で行こうと思ったんですけど、一番右のキャラクターなんかはちょっとつまんないなと思って、描きながら鎧にしちゃいました(完成Ver)。最近はiPadのクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)でラフ作業をしていますが、今回は線画もやりましたね。塗りはPCでphotoshopを使っています。

ラフ段階

完成版

斉藤先生:背景とキャラを配置を大まかにイメージしてから作業してそれを合わせていくので、キャラが多いイラストは僕の場合パズルなんですよね。 

トレ担:今回の商品のように100%コントロールできる場合において、先生がこだわられたところはありますか?

斉藤先生:ポケモンのイラストだとポケモンのキャラクターとしての魅力をお客様に伝える橋渡し役なので、守るべきことがたくさんあります。でも今回は自分の好きなようにできることなんで、ベタ(塗り)や黒塗りの部分を多めにして、冒険というか実験というか、そういうことをさせてもらいました。

僕はアメコミとかだと『ヘルボーイ』みたいにベタの多いイラストは一枚絵としてすごい好きなんですよね。あそこまで思い切ったベタはさせてないんですけど(笑)。

トレ担:非常に想像が膨らむというか、この絵を初め見た時「このキャラクターでゲームしたら面白いだろうな」と思いました。この一枚絵の存在感がストーリー想像させる余地が十分にあるというか。

斉藤先生:そうですね。見る方がなんかこう絵から受ける影響で自分の空想が広がってくれると嬉しいですね。

トレ担:他にもキャラクターでのこだわりや、見て欲しいポイントはありますか?

斉藤先生:ベースになる世界観として、ハロウィンがありますね。ハロウィンの雰囲気とか好きなので、それを自分のオリジナルの中にも組み込めたら嬉しいなと思って描いていますね。あとはアナログのオリジナルイラストをネットで販売してるんですけど、海外の方にはドラゴンとかものすごく人気なので、今回ドラゴンも描こうかなと思ってドラゴンとか骨とか書き加えましたね。

トレ担:今回缶バッチもイラスト切り抜きの一つはドラゴンを指定いただいてますもんね。私はわりとこのフランケンがボリューム感的に好きですね。

斉藤先生:なんかこうハロウィン的なものを描いたら、まあドラキュラが来て、ミイラ男が来て、狼男も来て、フランケンも描かなきゃ…(笑)なんて結構後付け的にデザインして書いたんですけど。

トレ担:立体感があって、僕、これ見ながらフィギュアとかも作れば良かったなと思いましたね。造形もチャレンジしたいくらい一つ一つのキャラが非常に立っていますよね。

斉藤先生:とりあえず元気が出るというか、パッと見なんかワクワク感が伝わればいいなと思って動きのある絵にしてみました。

トレ担:これ背景の古城も全部描かれていますよね?

斉藤先生:はい、全部書きましたね。iPad片手ににちくちくちょっとずつ変えてっいって(笑)。メリハリつけた感じが今回はいいかなと思って。まああえて全部シンプルな塗りにしました。

トレ担:その辺の色の話も製作途中ではさせていただきましたが、このインクの感じとか、実際出来てみてかなり良くできたなと思っています。キャラクターと背景もダークな落ち着いた感じになったので、目立つような製品になったなかと。

斉藤先生:ありがとうございます。X(旧Twitter)にアップしたら皆さんの反応がすごくいいのでありがたいですね。

トレ担:今回内箱は背景のレイヤーをちょっと使わせていただいてます。前回までバラバラだったんですけど、今回はセットでやっぱり飾って楽しんでいただけるかなと思います。

斉藤先生:そうやって背景だけ使っていただけて僕としても嬉しく思います。ポケモンの商品イラストとかだと、背景があってキャラクターもそれぞれレイヤー分けされていて、商品サイズによってキャラ配置を変えるんですよね。僕はキャラクターを全部よけた時でも一枚絵として仕上がるように心がけているので、背景だけ使っていただけて良かったなと思って。

トレ担:とても一体感もありますし、それぞれ独立しても十分な作品かなと思ってます。一つ一つもやっぱり立体感すごいですよね。あのどのキャラも。ぜひ機会があれば立体化チャレンジさせてください。

斉藤先生:え、そんな(喜)

 

│他の作品を何となく見ながら“自分の描きたい欲”を盛り立てています

トレ担:私自身コロナ禍を経て、インプットが極端に減ってしまったと感じています。それは自分が意図して追っている情報だけでなく、外に出ると自分の意図しないインプットがたくさん入ってくる状態になるので、その両面がとても大切なのかなとも思っていて。

そこで、先生ご自身の作品のスタイルを形作る上で、インスピレーションを受けたりアイデアの元をストックしたりためのインプットって重要かと思います。そのためにされていることがあればお聞きしたいです。

斉藤先生:作業中はYouTubeやAmazon primeなどで動画を流しっぱなしにしていたりしするんですけど…インプットは本当大事だと思っているので、漫画とか人気のアニメとかゲームとか、できるだけ情報を入れるようにしていますね。なかなかじっくり向き合う時間は無いんですけど(笑)。僕は外に出たときはインプットよりも気分転換に徹するので、そこでメリハリをつけるようにしています。

自分が「こんなの描きたいなぁ」っていうデザインのきっかけは、例えば犬描こうかな、とか包帯ぐるぐる巻いたやつ描きたいな、とかそんな感じで書き始めて、ペンを走らせているうちにいつの間にかデザインが固まってくる感じなんですよね。なので文章を書いたり、レイアウト構成を考えるとか、そういう感じの頭の使いかたではないんです。インプットのために作品を見るのではなくて、何となく見ながら“自分の描きたい欲”を盛り立てていますね。それで実際手を動かしてみて、どんな感じになってるかなっていうのを楽しんでいるので、こういう一発書きの時は本当にその場のノリでっていう感じですかね。

トレ担:今回こちらからは「今からお願いすると秋ぐらいに出せますかね」って発売時期ぐらいしかお伝えしてなかったですからね…。

斉藤先生:オリジナルでと言われたので、普段自分の持ちネタ的にあったカボチャベースにそこからどんどんどんどん描かせていただきました。

トレ担:事前にX(旧Twitter)を拝見はしていたんですけど、正直象徴的なカボチャが出てくると思わなかったんですね。ここで使わせてもらえるのかな…と思っていたので結果良かったなと(笑)。

斉藤先生:せっかくグッズになるから使わせていただきました。

トレ担:ちなみに先生がお仕事される際のルーティンなど何かありますでしょうか?

斉藤先生:とりあえず腕に湿布貼らないと手が動かないんですけど(笑)、それは娘が生まれたときに喜び勇んで抱っこし続けた結果なってしまったんですよね(笑)。

トレ担:その大きな湿布の裏側には素敵なエピソードがあったんですね。

斉藤先生:(笑)。抱っこして夜に外を散歩することもよくしていましたね。娘のこともそうですけど、日々仕事部屋に行ってパソコンの前に座るのが嫌にならないような気分作りをするようにしていますね。仕事部屋に行くと、椅子の上で猫が寝ていたりすることもあるので(笑)、その時はちょっとよけてやるんですけど…。

トレ担:先生のSNSでよく猫ちゃん拝見します(笑)。

斉藤先生:あと仕事の、というわけではないんですが、毎晩妻と晩酌しながら一緒にゲームをするのが日々の習慣ですね。「今日もお疲れ様」って乾杯して、一緒に『ディアブロ IV』をやってるんですけど(笑)。

トレ担:(笑)

斉藤先生:その毎晩の妻との時間を大切にするようにしていて、結婚してからはずっと続けていますね。普段一緒に過ごす時間は同じ家の中にいても少ないので、毎晩お互いの労をねぎらうというか、妻には本当にバックアップしてもらっているので。

トレ担:これまた素敵なお話…

 

│海外でも人気のため「この商品売りたいんだけど」との問い合わせが…

トレ担:前の方でちらっとお話にも出たんですが、アナログのイラストを販売してらっしゃるんですよね?

斉藤先生:今デジタルが広がっている中でも、コレクターの方とかはやっぱりアナログの一品ものでニヤニヤしたいだろうなというのがあって、それこから色紙で作品を描いて販売しようと思ったんですよね。始めたは2022年の9月でしたが、ありがたいことに好評いただいて順調に捌けてます。

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トレ担:そういう経歴で色紙を選ばれたんですね。

斉藤先生:今は色紙だけじゃなくて、ちょっと面白いアンティークの紙を使ってこういう作品とか描いたり。

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トレ担:宝の地図みたいな感じですね。

斉藤先生:ゲームのアイテムみたいなものを作ったらどうかなと思ってやってみたらそれがすごい人気で。これらは下絵無しでその場の勢いで描くので、本当に一点ものなんですね。失敗できないんですけど(笑)。

トレ担:先生自身も楽しみながら作られているんですね。

斉藤先生:基本そうなんですよね。苦しんで出したものがいいっていう時もありますけど、やっぱり自分が楽しんだものを、見たり手に取ってもらった人にもその楽しいが伝わればいいなと思っています。これは僕が絵を描く時に基本として持っている気持ちです。

仕事として絵を描いているのでユーザーさんには喜んで欲しいですし、喜ばれたら僕も嬉しいし…まあ喜びが結局は家族の生活を支えてるんだから、そのニコニコがどんどん連鎖していってほしいですよね。

トレ担:海外の方の書き込みも多いですよね。

斉藤先生:ありがたいことに…Instagramで毎週書いた色紙を抽選販売しているんですけど、購入されるのは9割方海外の方ですね。

トレ担:先生ちなみに英語のほうは…?

斉藤先生:直接英会話ってなると僕、喋れないんですよ…。なんとなく言っていることをヒアリングできるぐらいですけど、返事がカタコトなんですよね、単語になっちゃうんです。なので、海外のイベントではいつもお世話になってる通訳さんに助けてもらっています。ただ、直接会わないメールのやりとりはgoogle翻訳とか使えるのでそんなに苦ではないんですけど。英語は面白みを見いだせなかったので全然やらなかったんですけど、今となってはちゃんとやっておけば良かったと思っています。

実は12月にフロリダで開催されるイベント用に作品を描いたんですが、先方の運営の方から「いいね! 出来たらこの商品(レジェンドアーティストコレクション Vol.2)も売りたいんだけど」と言われてまして…

トレ担:なるほど。えっと…急にビジネスのご相談が(笑)。

斉藤先生:実際「なんで日本国内だけの販売なの?」って残念がるメッセージも僕の方に届いてまして…。

トレ担:せっかくの取り組みなので、アーティストさんが売れないのはもったいないですからね。ただ、このシリーズで海外需要までを想定できていませんでしたので、ちょっと一回確認させてください!

 

│斉藤先生の夢はポケモンのデザインと…

トレ担:先生が今後挑戦してみたいことはありますか?

斉藤先生:ポケモンのデザインをすることですね。まだ直接は担当させていただいてないんで、将来の夢の一つではありますけど…。いつまでポケモンに携われるかわからないっていうのは絵描きのみんなが危機感持ってるところなんで。それと僕自身もう一つの夢としてはオリジナルで絵本を作ることですね。漫画は才能がなかったんでダメなんですけど(笑)。

トレ担:今すぐできそうですけどね。弊社…

斉藤先生:そういうお声掛け頂ければ嬉しいんですけど。

トレ担:ストーリーとかもなんか構想あるんですか?

斉藤先生:いや、まだ…(笑)。自分の世界観をどうしていこうかなという手探りしているようなところですね。それが一枚絵としてしっかり出来たのが今回の作品で、これが初めてかなって感じですけど。まだまだ勉強中です。

トレ担:先生がピカチュウの絵本イラスト描かれたこともありましたよね?

斉藤先生:ピカチュウの昔書きましたね。あとオンラインの『ポケモンだいすきクラブ』というところで公開している絵本もイラスト何作か担当しました。書籍になったこともあるんですけど、それもまあポケモンの企画ものだから僕自身の作品というよりはお手伝いしてる感覚ですね。やっぱりいつかは自分の作品でっていうのはあります。

トレ担:絵本きっかけにまた新しい世界が広がったり、ファンが付きそうですよね。今の時点では我々としては「当たってみます」としかお伝えできませんが…。

斉藤先生:ありがたいですね。はい。

トレ担:ちょうど将来のお話が出たのでその流れでお伺いしますが、直近の告知ごとなどはありますか?

斉藤先生:渡辺けんじ先生とご一緒させていただくイベント『ふたり展』ですかね。

渡辺先生とは去年の暮れに秋葉原でオリジナル作品の展示即売会のイベント初めてお会いして、名刺交換させていただきました。その時渡辺先生が僕に「TSUTAYAのこんな企画があるんだけど」と話してくださったのと、「イベント一緒にやってみない?」とお誘いただいたので今度やるんですけど。

トレ担:楽しみですね。ファンと触れ合えるいい場ですよね。

斉藤先生:僕自身も来年あたりにそういった作家何人かでグループ展みたいなことしたいなと考えているので、『ふたり展』は参考にさせていただこうと思ってます。

トレ担:先生のイベントにも期待が膨らみますね! 最後に先生からファンの方へ向けてメッセージを頂ければと思います。

斉藤先生:僕に興味を持ってくれて本当にありがとうという感謝の気持ちですね。SNSで僕にコメントくれる方は、たぶん勇気を持って一歩踏み出して書いてくれてると思うので、必ずお返事はするようにしています。こういうちょっとした出会いとか触れ合いとかをこれからも大切にしていけたらなと思っています。

トレ担:先生の細やかさやと優しさが、もうすべてにじみ出てますよね。店舗のポスト(ツイート)に対するリアクションまで。

斉藤先生:TSUTAYAの担当さんの紹介コメント中に、僕の過去の仕事のことを知ってくださってるんだなというのがあって、すごく嬉しかったんです。

トレ担:もちろん店頭のスタッフにもファンは居ますので。

斉藤先生:ありがたいですね。

トレ担:先生、今日はたくさんお話ありがとうございました!

 

│TSUTAYAオリジナルトレカサプライセット「レジェンドアーティストコレクションVol.2(斉藤コーキ)」について

2023年9月14日(木)午前10時より抽選販売が開始される本商品の概要は下記の通り。

TSUTAYAオリジナルトレカサプライセット レジェンドアーティストコレクションVol.2(斉藤コーキ) 1点 5,918円(税込)
商品内容:プレイマット1枚、スリーブ60枚、デッキケース1個、缶バッジ2個

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