│300年前の魔女が復活！

9月もまもなく終了…今年もあと3ヶ月となりました。10月といえば…ホラー映画好きには欠かせないハロウィンの時期ですよね！

ハロウィンの季節が舞台になっている映画はたくさんありますが、どれもちょっとだけ怖い雰囲気があり特有のジャンルといえそうです。代表的なのはその名も『ハロウィン』、マイケル・マイヤーズという殺人鬼がハロウィンパーティーで賑わっている街で連続殺人を始める作品です。ハロウィン映画はみんなが仮装をしているから殺人鬼にとっては紛れ込みやすくいいタイミングなんですね。

今回ご紹介する『ホーカスポーカス』でもみんなが仮装している中に紛れ込む…というお決まりのシーンがありました。家族でも楽しめるちょっぴりホラーな本作を今回はご紹介いたします！

舞台は1993年、アメリカのロサンゼルスからセーレムへ引っ越してきたマックスはこの街に古くから伝わる３姉妹の魔女の伝説を全く信じていません。ハロウィンの夜になり、妹のダニーと一緒にお菓子をもらいに歩くマックス。大きな家に入ると、そこには気になっていたアリソンの姿が！ この時アリソンは中世のお姫様のようなドレスを着ているのですがこれがとっても可愛いです。お家の雰囲気と相まって本当のお姫様のような登場シーンでした。

アリソンお姫様はお家に子どもたちが来た時にお菓子を渡す担当をしていたのですが、退屈しているご様子。これはチャンスと「3姉妹の魔女の家に忍び込んでみないか？」とマックスが提案し、アリソンとダニーの3人で街外れの廃墟へ向かいました。

ここでは今から300年前に悪い魔女たちが封印されたそうで、家の中には大きな窯や魔法の本、箒が3つ…色々なものがひしめき合っていました。黒い炎が灯る蝋燭を見つけて「これに火をつけたら魔女が復活するってさ、やってみる？」と冗談半分で火をつけてしまったマックス。するとどこからか魔女登場！この蝋燭は本当に魔女を復活させてしまったのです！

魔女たちは永遠の若さを手に入れるために街の子どもたちの精気を集めようとあの手この手で誘惑してきます。封印を解いてしまった手前、マックスとアリソン、ダニーは魔女たちを再び封印しようと奮闘します。ちょっと怖くてコメディのバランスがちょうどいい展開が面白いです！

│ドタバタ魔女封印ストーリー

マックスたちが相手にするセーレムの魔女3姉妹はなかなか濃いキャラです。長女は出っ歯で仕切り屋、次女は口が曲がっていてオウム返ししかしません、末っ子は気合の入ったメイクと反して抜けた不思議ちゃん。

特にこの末っ子がとてもかわいいのです、演じているのはサラ・ジェシカ・パーカー。『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー役で有名な彼女は今作でも気さくなキャラクターでピッタリでした。目を離すと男の子にちょっかいをかけていたり、話を聞いていなかったり振り回されているお姉ちゃんはかわいそうですが、とってもチャーミング。

キャラクターは他にも盛りだくさんで、マックスたちを助けるのがしゃべる黒猫ちゃんだったり、パーティー会場には小さな番犬さんもいたりと本当の動物たちの演技も素敵です。黒猫のしゃべっているシーンはこの時代ではかなり最先端なCGをつかっているのか、かなり自然な仕上がり。こんな子がいたらな〜とつい思ってしまいます。

1993年に制作、舞台も同じ年ということで一昔前のアメリカが見られます。この時代のスクールムービーからしか得られない栄養があると信じている私にとっては、とても元気になれるものでした。

元気になれると言えば、ミュージカルものではないと思っていたので急に歌が始まるのはさすがディズニー！『ハイスクール・ミュージカル』の監督が手がけた作品ということもあって、ちょこちょこ劇中歌があるのでそこでもまた元気をもらえる仕様になっています。特にハロウィンパーティーでのライブのシーンはみんなが楽しそうで束の間のハッピーモーメントでした。

終盤のシーンでは『魔女の宅急便』のキキもびっくりの掃除機ライドを披露したり、魔法が飛び交っていたり、魔女要素たっぷりなのでハロウィンに向けておすすめの作品です！ ぜひご覧ください。

ホーカスポーカス

製作年：1993年
監督：ケニー・オルテガ
出演：ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミー、オムリ・カッツ ほか

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作品詳細

【Editor】septmersfilms

三度の飯よりホラー好き。ホラーがないと夏が始まらないと思っている。たまにおしゃれ映画・アニメーションも嗜むが、基本的にゾンビ映画をみることで心を癒している。Twitterでは映画以外にも本業のマーケティング関連記事もつぶやきます！ ぜひチェックしてください！

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