4人組の魔女が高校で大暴れ?オリジナル映画を現代風にアレンジ! 映画『ザ・クラフト レガシー』
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│ザ・クラフト レガシー
<あらすじ>
母親(ヘレン)の再婚に伴い、リリー・シェクナーは再婚相手(アダム)の家に引っ越すことになった。転校先の学校に初めて登校したリリーだったが、クラスメートの一人、ティミーから生理を茶化されて不快な気分になった。その直後、ティミーは謎の力でロッカーに叩きつけられた。実は、リリーには潜在的な魔力が備わっていたのである。そんなリリーに目を付けたのが黒魔術に傾倒するフランキー、タビー、ルーデスの3人であった。リリーの協力もあって、3人は次々と魔術の実験を成功させていった。
リリーの学校生活はこのまま万事順調にいくかと思えたが、ある事件を境に一気に暗雲が立ちこめることになった。実は、リリーの魔力に目を付けていた人間が他にいたのである。
│20年以上前の作品をリブート!
突然ですが、みなさんは魔女や魔法使いに憧れたことはありますか? 私は小さい頃にジブリの『魔女の宅急便』を繰り返し鑑賞し、『ハリーポッター』シリーズの公開が始まったのがダメ押しとなり、子どもの頃から魔女に対する憧れを強く持って生きてきました。いま思うと『おジャ魔女ドレミ』世代なのも何かの運命なのかも知れません。"魔女見習い”って単語いいですね。そんな「いつか魔女になりたい…」と願っていた少女時代を過ごした私に激刺さりした映画が、今回ご紹介する『ザ・クラフト レガシー』です。
この作品は1996年に公開された映画『ザ・クラフト』の続編でありリブート作品と言われています。ストーリーの下地である魔女4人組の設定はそのままに、現代っぽく生まれ変わっています。
大好きなBlumhouseが制作会社ということで続編のレガシーだけを観たのですが、それだけでも十分楽しむことができました。
始まりは3人の女の子たち。フランキー、タビー、ルーデスはいつも集まって魔法が使えるように練習していますが、東西南北それぞれを司る力を持っているため1人欠けてしまっていては上手く魔法をつかうことができません。いつか4人そろうことを夢みながら集まっては魔法の練習をしているのですが、学校では浮いた存在になっているのでした。
そんな時にリリーという女の子が母親の再婚をきっかけに遠く街から引っ越してきました。なんと彼女の母親は学校でもいじめっ子で有名なティミーの父親と再婚し、リリーは義兄として一緒の家に住むことに。学校でもバカにされてみんなの前で恥ずかしい思いをさせられて最悪な環境です。
そんな時に善意から仲良し3人組から声をかけられ仲良くなっていきます。
ある時にリリーの首についているネックレスは魔女の証のネックレスというかとが判明!それを発見した3人はテレパシーでリリーと連絡をとってついに4人目の仲間をみつけました。こうなったらもう最強です、時間を止める魔法に成功した彼女たちは家で、学校ではちゃめちゃ好き放題やって楽しむのでした。
しかしあるとき魔法を使うときは4人で…という中で、リリーが約束を破ってしまったことからどんどんと事件は起きていくのでした。
│なんでもいいからまずは形にする大切さ
魔女に憧れた人なら一度は不思議な石を使ったり、ハーブや古い本というアイテムにも心惹かれるはず…! この作品は小学生の頃に自分が観ていたらきっと虜になっていたようなシーンが盛りだくさんでした。
例えばローズクォーツの石をつかった魔法なんて最高にドキドキしませんか? おまじない本のような古い本をみんなで読んで、次にどんな魔法をつかってみようか相談するのもいいですね。
あとは、誰もがいますぐ使える魔法といえばメイクがありますね。4人組のメイクもとーってもキュートなんです。
海外ティーン映画あるあるの友達の家のパーティーに呼ばれるシーンでは、みんなが自分のキャラに合わせて思い思いのメイクをしていました。キラキラの粒度の荒いアイシャドウをつけたり、額に三日月モチーフのキラキラシールを貼ったり。ゴージャスなアクセサリーと合わせて眩しいくらいにおめかしをした姿はとっても印象深いです。
普段の学校ファッションもおしゃれなので、ぜひそれぞれのキャラの着こなしやヘアスタイルもチェックしてみてください。
「魔女」というと、『ウィッチサマー』のような人に悪さをする恐ろしい存在をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、本作では『魔女の宅急便』のような親しみやすい魔女がメインとなっています。
ホラーというよりもファンタジー寄りで、学生が集まって魔法が使えるようになっちゃった! というティーンムービー感が強いストーリーでした。
監督のインタビューをみても、70年台のホラー映画等を参考にしつつも、ライティングはなるべく自然光を使ったりリアルさを追求したことを強調していて魔法を題材にしながら現実的であるという不思議な感覚になっています。
現代に魔女がいたら…自分が学生の時に魔法がつかえるようになっていたら…なんて考えてしまうワクワクドキドキな作品ですので、ぜひ同じ魔女見習いであった皆さんにおすすめです!
ザ・クラフト:レガシー
製作年:2020年
監督:ゾーイ・リスター=ジョーンズ
出演:ケイリー・スピーニー、ギデオン・アドロン、ラヴィー・シモーン、ゾーイ・ルナ ほか
各種サイトでデジタル配信中
【Editor】septmersfilms
三度の飯よりホラー好き。ホラーがないと夏が始まらないと思っている。たまにおしゃれ映画・アニメーションも嗜むが、基本的にゾンビ映画をみることで心を癒している。Twitterでは映画以外にも本業のマーケティング関連記事もつぶやきます! ぜひチェックしてください!