全体を通して砂っぽい、粒子の細かい点で描かれたようなイラストでそれがゆらりゆらりと変化していきます。始まりは人間の赤ちゃんが授乳されているところをこっそりと覗く小さなオオカミ。ロシアの古い民謡で、日本でいう「ねんねんころり」のような子守唄をお母さんが歌っているのですが、その歌詞がこんな感じ。「ねんねしないと小さな灰色オオカミの子が来るよ。あなたの脇腹を捕まえて森に連れていくよ。」つまりこの状況、オオカミが赤ちゃんを狙っている……? とも思えますが、このオオカミちゃんもなかなかキュートな見た目で弱々しくて、まさか赤ちゃんを連れ去ってしまうようには見えません(補足の情報で、「この歌どこかで聴いたことあるな〜」と思っていたのですが『Dead By Daylight』というゲームに出てくるハントレスという殺人鬼が鼻歌で歌っている曲と同じでした。彼女はこのロシアの民謡をモチーフにしているキャラクターのようで森に連れていくぞ〜と歌っているということだったのか! と1人で繋がりを感じて嬉しくなっていました)。