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アニー・エルノーの『事件』を映画化し、第78回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた衝撃のドラマ。中絶が違法だった時代のフランスを舞台に、予期せぬ妊娠によって輝かしい未来を失いかけた女子大生が、中絶を実行しようと孤独な戦いを繰り広げる葛藤と絶望の12週間を圧倒的なリアリズムで描き切る。主演は「ヴィオレッタ」のアナマリア・ヴァルトロメイ。監督は本作が監督2作目となるオードレイ・ディヴァン。
1960年代、フランスでは中絶は違法で、大きな罪とされていた。学業優秀で前途有望な大学生のアンヌだったが、大事な試験を前に思いがけず妊娠が発覚する。それは努力の末に明るい未来を掴みかけた矢先のこと。今の彼女に自分の人生を諦めて産むという選択は考えられなかったが…。