ボーイスカウト高校生がゾンビをなぎ倒す! コメディ映画『ゾンビーワールドへようこそ』 Tweet (C) 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. │ゾンビーワールドへようこそ ALWAYS BRING PROTECTION <あらすじ>女の子のことで頭がいっぱいのボーイスカウトの高校生トリオが、キャンプを抜け出してパーティーへ。だが途中、ゾンビたちに襲われてしまう。さえない3人はボーイスカウトの技術を駆使してゾンビと激闘を繰り広げることに。 │青春のドキドキ×ゾンビのドキドキが程よくマッチ「青春恋愛ゾンビ映画」 主人公は3人組の親友であるベン、カーター、オーギー。幼い頃から同じボーイスカウトに所属しており、キャンプ活動を通して仲良しになった3人は高校生になり恋愛を意識するお年頃に…。いわゆるルーザー(日本語訳だと陰キャラ?)の3人は、陽キャラが開催するパーティーに呼ばれたことがない。そんなある日、陽キャラ代表のようなイケメンから「シークレットパーティーに来ないか?」と誘われたカーター!このチャンスを無駄にして参加しなくていいのか!? 女の子と仲良くしたいよな!? とカーターはボーイスカウトを辞めて、パーティーに参加したいとベンに打ち明ける。ベンもパーティーに興味はあるものの、パーティーの日はボーイスカウトのお泊まりキャンプがあり、活動に積極的なオーギーを仲間外れにするのは良くないと言い返すも結局はパーティーに向かう。一見めちゃくちゃ青春ムービーなのでは? というストーリーから始まる今作は、93分という上映時間のうちの30分間、つまり3分の1の時間では登場人物たちとゾンビの接点は生まれない。ゾンビ映画をみたくて鑑賞した人には物足りないかもしれないが、これは「青春恋愛ゾンビ映画」なのである。好きな子とお近づきになりたい…! でも親友との関係も壊したくない!仲良し男友達にはよくあるこの葛藤に、徐々にゾンビの影がうめき声と共に忍び寄ってくる。街から人影がなくなり、怪しむベンとカーターにやっとゾンビが接触!桁外れに強くて、ゾンビとガンガン戦えるわけではなく、現実的にこれくらいの応戦はできそうだなというラインのアクションなのも良い。ボーイスカウトで培った縄の縛り方や、火の付け方を活用する姿はいいスパイスになっている。だがしかし前述した通り、これは「青春恋愛ゾンビ映画」なので完璧なアクションがみたい人にはあまりオススメはできません。舞台は青春なので。 │気になるゾンビタイプ診断結果は…いかに! ゾンビ好きとしてゾンビ映画を観ると必ずやってしまうのは、登場するゾンビのタイプを分類すること。今作のゾンビタイプは、ちゃんとドアを開けたり閉めたり、生きていた頃の行動ができる知能高めゾンビたちでした。これは映画『アイアムアヒーロー』のZQNも同じタイプですね。ただ歩き回るというよりは、生きていた頃の記憶を持っていてその時の行動を繰り返してうろうろしています。このタイプがやっかいなのは当然走ってくるし、工夫して追いかけてくるところ。圧巻のチェイスシーンがあるわけではないですが、面白い立ち回り方をするシーンがあるのでぜひ注目してみてください。その他にも、映画『バイオハザード』で出てきた犬ゾンビやカラスゾンビに次ぐ、鹿ゾンビも出てきます。鹿!? と思うかもしれません。私も思いました。ボーイスカウトでキャンプ場が舞台である今作ならではのチョイスですね。こうした動物ゾンビも魅力的ですが、コメディ要素を詰め込んだ人間のゾンビたちも最高です。ストリッパーゾンビ、ブリトニー・スピアーズファンゾンビ、トランポリンゾンビ…。読んでいるだけで笑えてきますよね?その姿は、ご自身で鑑賞してご確認ください!長く続く外出ができない日々を「外にゾンビが歩いているかも!?」ととらえて閉じこもりながらゾンビ映画を観るのは、今しかできない楽しみ方かもしれません!この機会にぜひお試しください! ゾンビーワールドへようこそ 製作年:2015年監督:クリストファー・ランドン出演:タイ・シェリダン、ローガン・ミラー、ジョーイ・モーガン、パトリック・シュワルツェネッガー ほか 商品検索 商品検索 作品詳細 【Editor】septmersfilms 三度の飯よりホラー好き。ホラーがないと夏が始まらないと思っている。たまにおしゃれ映画・アニメーションも嗜むが、基本的にゾンビ映画をみることで心を癒している。Twitterでは映画以外にも本業のマーケティング関連記事もつぶやきます! ぜひチェックしてください! Twitter(@septmersfilms)