【インタビュー】櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」―疾走感があり、爽快で青春っぽさが詰まった一曲
(左から)松田里奈、山﨑天、村井優、中嶋優月
――8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」は山﨑さんが2度目のセンターです。
山﨑天:私は今18歳で、すでに成人ではあるのですが、歌詞にある“青春を美化し続ける”という段階にはまだ入っていないのかなと。なので“いつかはこう思うのかな? ”というのが最初の印象でした。音はすごく爽快で青春っぽさが詰まっているところが好きです。
松田里奈:疾走感のあるカッコいいメロディーで、最初に聴いたときから“好きだな”と思いました。歌詞は、過去を見ている感じもするけど最終的には“未来がいい”と言っているところが印象的です。
村井優:イントロのクールなギターから始まり、だんだん未来へ向かって明るく前向きになっていく感じがワクワクします。
中嶋優月:いろいろ頑張っている人はもちろん、そうでない日々を過ごしてきた人にも寄り添うような楽曲になっています。
――MVの見どころや撮影秘話はいかがですか?
山﨑:今回はいろんなシーンが詰まっていて、どれも楽しかったです。特にラスサビは大人数のエキストラダンサーさんに入っていただいて。屋外で、すべてから解放されたかのように何も気にせず踊ったのが気持ち良かったです。天気も良くて完成した映像もキレイでした。
松田:前半と後半で変化のあるMVになっています。冒頭、山﨑がバーに座っているシーンから引き付けられますし、序盤は“踊らされている”感じだったメンバーが、だんだん自分を解放していくところはぜひ見ていただきたいです。
村井:私もラストシーンがお気に入りで、みんなの笑顔に“今も青春だ!”というメッセージが詰まっている気がします。あと個人的には、途中の中嶋優月とのダンスシーンも見て頂きたいです。私たちが一気に、明るく楽しくなる転換ポイントなのかなと思います。
中嶋:誰の視点に立つかによって見方が変わるMVになっています。私自身、何通りもの見方がありそうと思ったので、一度だけでなく何度も見て、深く味わっていただけたらうれしいです。
松田:撮影エピソードで言うと、山﨑の髪にめちゃめちゃ長く編んだエクステが付いてて。周りのメンバーがそれを交代で持ってた(笑)。
山﨑:重くて頭皮がちぎれるかと思いました(笑)。髪をあんなに振り回して踊ったのも初めてだったし。今回、監督からはテーマが“カリスマ”と聞かされてて。上手くできてたかは分からないですが……。
松田:上手だった! ばっちり“カリスマ”だったよ。
山﨑:いちばん緊張したのは、袋に入った落ち葉をみんなのいる場所にバーってまき散らすシーンです。失敗できないぞっていうプレッシャーがすごくあったけど、なんとか上手くできたんじゃないかな。ダンスはTAKAHIRO先生ならではの個性的な振り付けと、2番の間奏で私がみんなに持ち上げられるところを見てほしいです。
松田:寝た状態の山﨑をみんなで持ち上げるんだよね。最初は足が伸びていたけど、今度は足を曲げてみよう、とか試行錯誤して。
山﨑:本当に、みんなで完成させたパフォーマンスだと思います。
村井:見ててクセになるというか、印象に残る振りが多いですよね。
中嶋:“過去”を表現している振りもあるので、たくさん見て頂きたいです。
――アリーナツアーも3月に開催されます。意気込みをお願いします!
松田:全国を回らせていただけることが本当にうれしいです。春なので、まさに“桜前線”という感じで、皆さんに会いに行きたいです。
村井:三期生は今回が2度目のツアー。1回目はまだ入ったばかりで分からないこともたくさんあったのですが、2023年を経て、前回よりも成長したところを一人ひとりがお見せしたいです。
中嶋:今回は“先輩についていきます”よりも“一緒に作っていきます”の気持ちで。先輩方にたくさん助けていただいた時の感謝の気持ちを返せるように、少しでも頼もしく思ってもらえたらうれしいです。
山﨑:2023年を経て、これからの私たちに期待してくださっている声がありがたいことにいろいろ届いているんです。それに応えたいし、1年の始まりのツアーということで気合を入れて臨みたいです。会場に集まってくれたファンの方全員を魅了したいと思います。
INTERVIEW & TEXT:YUKIKO KAWAKURA PHOTO:MARUKA ICHIMURA
一言メモ
MV撮影中、激しいダンスで山﨑さんのヘアアクセが飛び、メンバーがキャッチしたというアクシデントもあったそう。