【インタビュー】SKE48「愛のホログラム」―切ないのに爽やか!失恋ソングで新たな魅力が開花!
(上段左から)大村杏、坂本真凛、髙畑結希、倉島杏実
(下段左から)菅原茉椰、熊崎晴香、末永桜花、佐藤佳穂、中野愛理
――まず初選抜入りしたメンバーから、今の気持ちをお願いします。
倉島杏実:5歳の頃からSKE48のファンで、その選抜メンバーに入るという夢が13年越しで叶いました。涙もろくてずっと泣きっぱなしですが、選抜で揉まれて強くなりたいなと思います!
大村杏:私は加入してまだ2年も経っていないのですが、だからといって気持ちが負けているわけではありません! 皆さんにちゃんと認めてもらえるように、頑張っていきたいと思います。
中野愛理:「 選抜に入りたい」という私の思いを、ファンの皆さんが「らぶりんの本気を受け取った!」と言って、押し上げてくださいました。もっと自分を出せるように頑張りたいです!
――そんな3人を加えた新曲「愛のホログラム」は、切なさや大人っぽさのある失恋ソングで、SKE48には珍しい楽曲ですね。
末永桜花:「こういう雰囲気の曲もいいね」と言ってもらえるように、SKE48の新しい魅力をお届けしていきたいですね。
熊崎晴香:片思いはたくさん歌ってきましたけど、失恋ソングは久しぶりです。恋愛に限らず、自分の夢や希望が破れた時の気持ちに重ねることもできます。そう考えると夢や希望が持てるのは当たり前のことじゃない、だからこそ1日1日を大切に生きていきたい、というメッセージをこの曲から感じ取ることができました。
髙畑結希:雨で肩が濡れることで涙を表現したり、とても繊細な歌詞で情景を想像しやすい楽曲です。歌詞の物語に没頭してしまい、自分のことではないのに悲しい気持ちになりました。
菅原茉椰:Team Eの「声出していこーぜ!!!」公演でもこういう曲調がありましたが、私にとってシングル表題曲では披露したことがなかった曲調。表現力を求められる曲やこういったシリアスな曲が好きなので、曲を聴いて「ナイス!」って思いました(笑)。
坂本真凛:失恋に限らず、悲しい時や落ち込んだときに聴いて共感できる部分がたくさんあると思うので、その部分でも多くの方に刺さる曲じゃないかと思いますね。
―― 皆さん失恋の経験は?
中野:失恋ではありませんが、推し(日高優月)の卒業を思い出したら、すごく感情を込めて歌うことができました。
佐藤佳穂:分かる!「君がいないなら こんな世界は何も面白くない」という歌詞が刺さりました。推しが卒業したファンの方を“ 亡霊のファン”と呼ぶのですが、亡霊のファンの皆さんに追い打ちをかけるように、グサッと刺さる歌詞だなって思います(笑)。
―― MVではメンバーが人形になって、ミニチュアの世界で踊るようなシーンが見どころですね。
倉島:私はジャズ/ヒップホップダンスを習っていたので、経験が活かせるダンスで踊っていて楽しかったです。
末永:バレリーナが回っているオルゴールをイメージした振りは、お人形さん感がすごく出ていて注目です!
熊崎:ただ、人形なので無表情でいなくてはいけなくて。瞬きもしちゃいけなくて、目が乾いて大変でした(笑)!
佐藤:私が無表情で走るシーンも注目です。一部のマニアックなファンの皆さん、ぜひスクショしまくってください(笑)。
菅原:ひとつの物語を観ているような振り付けになっています。実際にライブで観て想像を膨らませてもらえたらうれしいです。
――カップリングには各チームの曲を収録しています。
髙畑:Team E は、MVは可愛いんですけど、切なくて、ダンスシーンは大人っぽくて、いろんな表情が詰まったお得セットです!
坂本:Team S は、野村実代ちゃんをセンターに、ちゃんと自分の意見を持とう! というメッセージ性のある曲になっています。
中野:Team KIIは、恋に憧れている、純粋な17歳をテーマにした楽曲です。みんな頑張ってキャピキャピして撮影しました。
大村:研究生曲は、研究生だからこそのフレッシュさがあります。Team ごとの個性も、楽しんでいただけたらうれしいです。
INTERVIEW & TEXT:FUMIAKI KUREBAYASHI PHOTO:TAKASHI HIRANO
一言メモ
緻密な手振りに苦戦するなか、2回で成功させたMV冒頭の末永桜花さんのソロダンスは見どころ!