【インタビュー】乃木坂46シングル「チャンスは平等」――メンバーも前向きなパワーを貰っている1曲です。
(左から)阪口珠美、伊藤理々杏
――「チャンスは平等」を最初に聴いたときはいかがでしたか?
伊藤理々杏:乃木坂46には今まであまりなかったディスコソングで、また新しい私たちの姿が見せられそうだなって。“飛び込め!”とか“楽しんで始めてみろよ”など、これから何かにチャンレジする人の背中を明るく押すようなフレーズも印象的でした。
阪口珠美:すごくパワーの出る曲調で、どこか大人っぽい雰囲気もあるなって。ポジティブなワードが散りばめられた歌詞は新生活シーズンにもピッタリじゃないかと思います。タイトル通り、みなさんを応援できる楽曲になったらうれしいです。
――ダンスのポイントや、実際に踊った感想を教えてください。
伊藤:今回は真似しやすいキャッチーな振り付けが多いんです。手だけでも楽しく簡単に踊れると思うので、気に入っていただけたらぜひSNSなどに投稿してもらえるとうれしいです。メンバー同士でもわちゃわちゃと楽しみながら踊っています。
阪口:いつも踊ってて楽しくなります。あと、披露するたびに自分の気持ちが変わっていくんですよね。私、ポジティブになれてる!って(笑)。メンバーもみんな前向きなパワーをもらっています。
――約200人のエキストラの方と撮影したMVはどうでしたか?
阪口:こんなにも多くのエキストラの方が参加してくださるMVは初めて。ディスコとかファッションショーのような異空間で、たくさんの方に見らながら撮影して、ちょっとドキドキしました。
伊藤:コンサートで囲まれるのとはまた別モノって感じ。今回のほうが緊張したよね。MVは私たちがマネキンになってファッションショーに出るという設定で、ステージや照明がオシャレでした。キラキラした空間や全員違う華やかな衣装、揃いのスパンコールコスチュームなど、胸がときめくポイントがたくさんありました。
――センターを務めるのは、今作で卒業をする山下美月さんです。
阪口:真っ赤なドレスがとても似合っていて、山下の“ザ・アイドル”の部分が存分に出てるMVだと思います。この曲がラストシングルですが、撮影中はいい意味でいつも通りというか。日頃から堂々としているんですが今回も変わらず、さすがだなって感じました。
伊藤:明るい曲調でしんみりせず、ずっと楽しい雰囲気でした。
――おふたりがこの春に挑戦したいことを教えてください。
伊藤:春に限らずですが、今年はできるだけ旅行に行きたいと思っていて。誰かと一緒でも1人でも、いろんな場所でいろんな空気を吸って新たな景色を見たいですね。そうやってインプットしたものが自分の感情表現の引き出しも増やしてくれるのかなって。
阪口:具体的に行きたい場所ってある?
伊藤:神社が好きで、一度行ってみたいのは出雲大社。東京から行くのは少し大変だけど、タイミングが合えば行きたい。
阪口:私は最近、本格的に体のトレーニングをしてて。この春は食事面も考慮しながら、さらに美意識を高めていきたいと思ってる。
伊藤:最近だと、どんな料理を作ったの?
阪口:基本的にはグルテンフリーの食べ物。ヤンニョムチキンが食べたいけどカロリーが気になるってときは、ささみをオートミールに包んで小麦粉不使用の調味料にお酢を入れたりして使うの。そうすると本当にヤンニョムチキンっぽくなる。そいうのを究めたい。
伊藤:すごいな~。ぜひ究めてほしい!
――乃木坂46の2024年春の意気込みはいかがですか?
伊藤:1、2期生さんが卒業されて、3、4、5期生の体制でBIRTHDAY LIVEや全国ツアーも経験させていただいて。“新体制”という見え方からそろそろレベルアップして、“これが乃木坂46だ”という土台をしっかり固める時期に入っているのかなと思います。
阪口:新しい乃木坂46も見せていきたいけど、私は先日のBIRTHDAY LIVEを通して、今までの乃木坂46らしさもしっかり残したいって強く思いました。“らしさ”は守りながら、どんどん変わっていく乃木坂46を楽しんでもらえたらうれしいです。
INTERVIEW & TEXT:YUKIKO KAWAKURA PHOTO:MICHIKO KISEKI
一言メモ
伊藤さんは阪口さんの“メイクの先生”。メイクのテクニックをこっそり参考にしているのだとか。