突然変異のモンスターみたいなバンドは1998年の結成から10年後の2008年に活動を休止した。とてつもないアルバム『ELEVEN FIRE CRACKERS』を世に残して音楽シーンの世界から姿を消した。このアルバムのリードシングルである『Space Sonic』のMVを観た方も多かったのではないだろうか。
ELLEGARDENはファンがとても多く、それぞれが頭に描くエルレのイメージは違う。特にどのアルバムから聴きはじめたかで実は脳裏に焼き付けられているものは異なるため、今回の『Mountain Top』は反応がさまざまだった。とくに印象的だったのは「エルレっぽくない」という言葉だ。たしかに新曲1曲目なのにミドルテンポの曲だったことには僕も驚いた。 しかし聴けば聴くほど、歌詞もいまのエルレであることがわかるし、しっかりと特徴であるstop and goもある。NHKの番組をみてさらに納得の一曲だった。
そんな過去を懐かしむわけでも、変に新しいわけでもない、ELLEGARDENの今が表現された2曲を収録した新アルバム『The End of Yesterday』が遂に発売される。作曲期間に計160曲ほど生まれた中から絞られた11曲が収録されている。また数量限定だが特典として「ELLEGARDENロゴステッカー(サイズ:202mm×58mm)」もついてくる。ぜひ、音楽配信の時代ではあるけれど、ステッカーも含めてCDアルバムをゲットして欲しい。
│【Editor's select】
The End of Yesterday
発売日:2022年12月21日
<収録曲> 1.Mountain Top 2.Breathing 3.ダークファンタジー 4.Strawberry Margarita 5.Bonnie and Clyde 6.瓶に入れた手紙 7.Firestarter Song 8.チーズケーキ・ファクトリー 9.10am 10.Perfect Summer 11.Goodbye Los Angeles