個人的イチオシバンド、pertorika
音楽がきっかけで知り合った素敵な先輩に「きっと好きだと思うよ」とお薦めされてまんまとハマった4人組のバンド、pertorika(ペルトリカ)が4月にリリースした2ndアルバム。ヴォーカル三井くんの暖かい歌声と繊細なメロディーに心をぐっと掴まれます。プロデューサー亀田誠治氏にも絶賛された名曲⑥「変わらないもの」の他にも、元気が出る①「Hello Hello」、ストーリー性のある②「五月雨の頃」、疾走感あふれる③「R134」など良質なポップスが詰まった傑作!5月に代官山 蔦屋書店で実現したライヴもとても暖かく素敵な時間でした。
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enterium pertorika
10年前のものとは思えないフレッシュさ!
ギター弾き語りで全国を回るシンガーソングライター・樽木さんが、10年前に録音した音源を満を持して発表したアルバム。バンド編成ということでもちろん少し趣は違うものの、心を掴む歌声はそのままに、AORっぽい仕上がりがとっても新鮮。そんな樽木さん、代官山 蔦屋書店で土曜日の朝に2回、インストアライヴをやってもらいました。爽やかな風が吹くような気持ちの良いライヴは何度見てもココロがふるえます。
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ANALOG 樽木栄一郎
- analog試聴
- サナギビィト試聴
- pillow song試聴
- さかな (water ver.)試聴
- Water Slider試聴
- ドリコの坂 (forest ver.)試聴
- perry go round試聴
- ボクハココニイル試聴
- ラヂヲボイス試聴
映画音楽のようなLampの世界
染谷大陽、永井祐介、榊原香保里の3人で2000年に結成されたLamp、7枚目のアルバムが今年リリース。アーティスティックでこだわりの深い音楽性から、キリンジとの親和性を感じているのは筆者だけではないと思います。AOR、ブラジル音楽やソフトロックなど多様な音楽を取り込んでじっくり練られて作られた、とても濃密なポップス。オープニングの①「シンフォニー」からラストの⑩「さち子」まで通して名曲揃いで、1本の映画を見終わったかのような満足感に浸ります。

ゆめ Lamp
洋楽を聴いているような心地良さ
ここ1、2年は新たな音楽を知るきっかけがSNSなんていうことも珍しくはないけれど、これもそう。確か「キリンジ好きなら聴くべし」という触れ込みでSNS上で流れてきて出会った京都発の音楽創作ユニット「にげたひつじ」。一聴してすぐにもっともっと知りたくなり、自主発表の音源をネットで買い漁り、ようやく初の全国流通盤を店頭で購入したときの嬉しさといったら! 音作りから言葉の響き方やコーラスの雰囲気も全体的に洋楽っぽく、フリーソウル~AOR風味の気持ち良い1枚です。

nigetahitsuji にげたひつじ
- 朱色のレディバード試聴
- マクロミン試聴
- 気持ちは珊瑚色試聴
- 昼と夜の出会うまちで試聴
- 細長い女試聴
- 型落ちのハニー試聴
- MS試聴
10年代のシュガーベイブという形容詞がぴったり
2012年に発表された大学生ユニット、あっぷるぱい。初めて聴いたとき「何これ、シュガーベイブの音源?」とびっくりしたけれど、「シュガーベイブが演奏しそうな楽曲」をコンセプトに結成されたのだとか。特に⑤「カルピスソーダの夏」なんて80年代にカルピスのCMで流れていたと言われてもおかしくない完成度で、夏が近づくとヘビーローテーション必須。大げさでなく「SONGS」と共に一家に一枚あっても良いと思う、ずっと聴けるポップスの名盤です。

あっぷるぱい あっぷるぱい
- あっぷるぱいのテーマ
- アップルパイの薫り
- にわか雨
- マーマレードの朝
- カルピスソーダの夏
- ジャンクション
- プラレールの恋人
- デイドリーミング
優しさに包まれるベベチオ・ワールド
2000年結成の早瀬直久・平良正仁による関西在住のポップスユニット、ベベチオ。音響系やフォーク・ロックを取り入れたポップな音作りと、暖かくて心に染み入る優しい歌声にじわじわ癒されます。彼らは言葉の使い方にもひと癖あり、9年前にリリースされた3rdミニアルバム収録のこの曲「黄緑先生」もタイトルからして意味不明(笑)。まだ音源リリースはされていないけれど、井浦新と伊藤歩が共演するコーヒーのCMで流れている「ブラウニー」も彼らの書き下ろしによる名曲。

JAPANESE SPOON ベベチオ
懐かしくて普遍的な、まさに“幻燈機”=ゲントウキ
もともとは3人組のバンドであり、現在はシンガーソングライター・田中潤のソロ・プロジェクトであるゲントウキ。2000年のインディーズデビュー当時から「和」を感じさせるメロディと随所に見え隠れするマニアックな音楽性がどことなくキリンジと比較されたりもして、筆者もその頃からずっと追っています。2007年にリリースされた、バンド時代のキャリアを統括したこのベストアルバムは今聴いても色あせない名曲がたくさん詰まったお得な一枚。

幻燈名作劇場 ゲントウキ
“喫茶系”サウンドの先駆けでもあるのです
2002年にデビューした頃から「現代のはっぴいえんど」とか「若年寄バンド(笑)」なんて呼ばれていたMAMALAID RAG。60-70年代のポップスにブルースやボサノヴァのエッセンスを散りばめた音作りと、当時20代と思えない熟成感のある田中拡邦のヴォーカルが絶妙に組み合わさり、まるで古いレコードを聴いているような錯覚に陥ります。そんな彼は最近ではなんとギターのエフェクターブランドを立ち上げていたりもしていて、つくづく音楽マニアなのだなぁと納得したのでした。

MAMALAID RAG 2 MAMALAID RAG
- カレンダー試聴
- レイン試聴
- ふたりで目覚めたら (original version)試聴
- HER MEDITATION試聴
- 街灯 (electric version)試聴
- MAMALAID JAM試聴
- 銀の爪試聴
- 菜の花試聴
- そばにいたい試聴
- きみの瞳の中に試聴
- 愛の讃歌試聴
- 消えた恋試聴
どうしようもなく惹かれる、ねじくれポップス
2001年大阪にて結成された、現在は松浦正樹によるソロ・ユニットであるANATAKIKOU。この曲「リリー」がなにかのコンピレーションCDに入っていたのが筆者が出会ったきっかけでしたが、フォーキーでねじくれた音楽にガツン!と惹かれて未だに良く聴いています。今回のシティポップまとめの中では、いちばん歌謡曲っぽいかもしれませんが、どうしても紹介したくて選びました。(※ここに出てくるリリーさんは、どうやら○○○さんのようですが…そんなセンスも個性的でイイ!)

Gradation’12 ANATAKIKOU
- リリー試聴
- 五つの夜まで試聴
- モネラ氏の庭園試聴
- アーチ、越えて試聴
- 黄色い道試聴
- うろこのない魚試聴
- カリントボンボン試聴
- 甘い種の不思議試聴
- またたく合図試聴
- キューティーフォン試聴
- 午後5時の追随画試聴
- それは秘密試聴
爽やかな風が吹き抜けるサウンド
テリー福山とフランシスコ松浦という二人組によるシンガーソングライター・ユニット、Terry&Francisco。残念ながらリリースされている音源はとても少ないのですが、シティポップ~70年代ウエストコーストサウンドを敬愛する彼らの音楽は爽やかで清涼感たっぷりで、まさに夏のBGMにもってこい。この曲「ためいきの銀河」は2006年に韓国映画『青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~』のイメージソングにも使用されたことで当時話題になりました。
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Terry&Francisco Terry&Francisco
- ためいきの銀河試聴
- サマークラシック試聴
- 青いペガサス試聴
- 乱気流試聴
- 熱をもつ夢試聴
- 嵐のあとで試聴
- まだ見ぬ町へ試聴
- (エンハンスド)ためいきの銀河 (Music Video)試聴
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PVの数に応じて在庫取扱いも検討していく予定です。