富士見ファンタジア文庫の人気ライトノベルを、アニメーション化した作品の続編。平和維持活動を目的とする対テロ極秘傭兵組織「ミスリル」に所属する主人公・相良宗介が、「ウィスパード」と呼ばれる驚異的な特殊能力を持つ千鳥かなめを護衛するため、普通の高校生として生活を送ろうと努力する物語。宗介の正体は本来トップシークレットなのだが、日本の常識を知らないため（かなめを守るつもりで）発砲事件などを何度も起こし、かえって目立ってしまっている。基本的にはコメディー色の強い作品なのだが、戦争による惨事や人間のエゴなどシリアスなテーマも色濃く扱っており、今作ではその傾向がとくに強い。命の尊厳や人生について考えさせられるシーンも多々用意されている。