エマ・カラン(エリザベス・モス)は、彼女の双子の姉かもしれない亡霊に取り憑かれていた。しかしエマの兄であり、ただ1人の友人でもあるフランキー(トム・マロイ)は知的障害と自閉症を抱えており、エマの問題をほとんど理解できなかった。それに父親のグラハム(ジョン・サベージ)は絵に描いたような暴君で、若いころ美人コンテストで優勝したこともある母親のキム(キャサリン・メアリ・スチュアート)も、今では空想の世界に生きていた。エマのパラノイアは次第にひどくなり、彼女は両親が黒魔術を用いて、死んだ姉を蘇らせようとしているのではないかという疑惑に駆られる。そこへ現れたのが、ジョン・トレバー(ジェイソン・ルイス)という名の親切な刑事。彼とともに自分たちの周りで発生する異常現象を探ろうとするエマは、やがて彼と親密な関係になり、束の間の心の安らぎを得る。そんな時でも執拗に彼女をつけ狙う、得体の知れぬ邪悪な何か。もしもこの謎を解明できなければ、生きて家から出られないかもしれない。謎を解く鍵のありかは、この古めかしい家の屋根裏部屋。だがそこにはまた、想像を絶する恐怖が待ち構えていた……。