手塚治虫の描く不朽の名作が、『あしたのジョー』など数々の名作アニメを手掛けた出崎統＆杉野昭夫コンビにより初めてアニメ化。 医師免許も持たず高額の治療費を要求するが、その手術の腕前は神懸かり的なものがあると評判の外科医ブラック・ジャック。その名声を頼って、ある奇病に苦しむ大富豪が彼を呼びつけた。発作が起きれば全身から大量の水を放出するという風土病「キマイラ」。その原因はまるで判明せず、焦るブラック・ジャックの前にまた新たな犠牲者が……(カルテI)。 全10巻からなるOVAシリーズとして制作され、メインキャストとなる大塚明夫と水谷優子はハマリ役として後年作られたTVシリーズでも抜擢されている。ストーリーは、原作エピソードを踏襲しているもののかなりの換骨奪胎が成されており、さらには完全オリジナルエピソードも制作されている。