「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」の中川龍太郎監督が「南瓜とマヨネーズ」の仲野太賀と元乃木坂46の衛藤美彩を主演に迎え、宮下奈都のデビュー小説を映画化。事故の後遺症で新しい記憶が1日しかもたないヒロインと、片足に障害を持つ青年の切なくも愛おしい日々を静謐な筆致で綴る。大学の研究室で働く行助は、片足に障害があり、いつも足を引き摺ってゆっくり歩いている。ある日彼は、たいやき屋を営む女性こよみと出会い、少しずつ距離が縮まっていく。ところが、こよみが事故に遭い、新しい記憶を1日しか留められなくなってしまう。今日あった出来事も、明日になったら忘れてしまうこよみ。それでも、そんなこよみと一緒に生きていこうと決意する行助だったが…。