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ロンドンが空襲に遭っていたなんて知らなかった。そしてイギリス対ドイツの航空戦“ブリテンの戦い”というものも今回初めて知った。実物の戦闘機を飛ばして撮影しているだけあってかなりリアル。ここまで多くの戦闘機が登場する戦争映画も珍しい。この作品はどちらかというと戦闘機同士による激しい戦闘シーンに重点が置かれている。しかし個人的にはナチスの党大会のシーンが最も印象に残っている。ヒトラーの演説に半ば狂信的に酔いしれるベルリン市民たち。今思うと異常な光景に見えるが、実際あんな感じだったのだと思うと怖い。
時は1940年、フランスの降伏で孤立無援となったイギリス軍の対ドイツ防空戦を描く本作
英・独含め使用した機体はほぼ本物
爽快なファンファーレと、肉薄する空中戦に特化したステキな映画だった
戦争映画ブームも下火になる1960年代後半、イギリスで製作された本作は、監督やその他スタッフには「007」のメンバーが集まった
物語を進める主人公はなく、淡々と群像劇に徹した本作
イギリス映画というのもあり、キャストや映画も比較的地味な内容である
反面、アメリカ映画ではあまり扱われない対独の航空機戦やロンドン大空襲の被害など、大戦初期における連合軍の反撃が描かれる
特質すべきは大空中戦
大量の実機が投入された本作では、たっぷりと航空機のドッグファイトを拝むことができる
太陽を背に奇襲する独戦闘機など、定番かつ美味しいミリタリー要素が観れる
また爽快なファンファーレと共に、編隊を組んで反撃に出る英空軍の姿は、さながらX -ウィングである
映画は地味だが、空中戦に特化した渋い一本
これを見ずに『ダンケルク』を語っていた過去の私の頭を叩きたい。ノーラン、これから超影響受けてるやん!
キャストがあまりにも豪華で、オリヴィエやらトレヴァー・ハワードやらクリストファー・プラマーやら、名優たち勢揃いですごかった。あと、マイケル・ケインの「Break(散開)」がここでも聴けるとは。『ダンケルク』でのノーランのキャスティングとケインの使い方(声だけ)に今更ながら深く納得。
あと良いな〜と思ったのが、Blitzの夜のシーン。上空から燃えるロンドン撮ってるショットが荘厳でした。ドイツ軍(相変わらず制服がかっこいいんじゃ)に対する描写がそんなに批判的じゃないのも良さげ。感情をあまり入れない、淡々とした戦争映画の良さをひしひしと感じる今日この頃。
本物プロペラ機
C・プラマーの奥さん役ってスザンナ・ヨーク
ストッキングとパンツのお尻がかわいいのぉ! 怒った顔もいいぞよ
英空軍・独軍とも指令所のかわいい女性が働くのがいいですね。
この手の映画にはよく出てきますが。同じ時代の我が日本軍はどうだったんですかね。
当然CGなんぞない時代。実機をたっぷり出してくれます。
余談ですが、初期の「ゴルゴ13」で、大戦中のドイツ機を現用している各国から買い集めてくるエピソードがありますが、この映画の撮影準備を参考にしたのでしょうか。
ただ、肝心の空戦の撮り方がダメ。
エアコンバットの機動がわかってないんじゃないか。
一撃離脱とかドッグファイトとか、丁寧に動きを見せてくれたらなぁ・・・
同じ映像を何回も使いまわすのも…なぁ
英国の威信をかけた作品
本作の最も素晴らしいところ。 それは多数の実物の飛行機が当時のままの姿で登場することである。 しかもイギリス側の戦闘機スピットファイアやハリケーンだけでなく、ドイツの戦闘機メッサーシュミットBf109や爆撃機ハインケルHE111も実物で登場するのだ。 航空機ファンならずとも唸らされる。 第二次大戦前半期の1940年7月から10月にかけて行われた、英国本土上空の制空権をめぐる英国とドイツの戦いを描いており、全編の3分の2が空中戦という迫力ある映画だ。
しかも、英国の著名俳優総出演という豪華版で、本欄では、とても出演俳優の面々を紹介しきれないほどの人数である。 もう一つ、本作の特徴として、明確なストーリーが存在しなという点がある。 明確な主人公も特定されていない。 しかし戦いの中で様々なエピソードが綴られ、見どころも多い群像劇となっている。 監督は007シリーズで有名なガイ・ハミルトン、フレデリック・A・ヤングのカメラ、空撮映画でヒットの多いロン・グッドウィンのスコアも最高にキマッテいる。 最後の大空戦シーンでは一切効果音が消され、音楽(ウィリアム・ウォルトン作曲)に乗って上述の飛行機がスクリーンを舞うのである。 イアン・マクシェーンの精悍さ、紅一点のスザンナ・ヨークの可愛さも印象深い。
歴史的背景を知らないと解り難い。ストーリー性はあまりない
面白さ:★★☆☆☆
(空中戦の場面が多い。墜落シーンにこだわったのかもしれないという雰囲気)
対象年齢:中学生以上(多少残酷な場面あり。多少Hな場面あり)
食事中に見られるか:やめた方がよいでしょう
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