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マジックハンド+焚火+ウィンナー+ジビエ+標識+交渉+ビール+告白+ミシシッピ川+杖×歩行器+星空◎
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:ジョン・ローチ他
主演:リチャード・ファーンズワース
撮影:フレディ・フランシス
ある老人が遠く離れた兄に会うため乗用芝刈り機で旅に出るお話です
実話ベースというから驚きです!
兄の住む家まで距離はなんと350マイル(約560㎞)新幹線だと東京新大阪間+αの営業キロに匹敵します
レトロなトラクター(芝刈り機)に跨り黙々と進みます
途中いろいろな人に出会い、過行く人や様々な乗り物に手を振り、おじいちゃんは旅を続けます
リチャード・フーァンズ・ワースの遺作です
娘にシシー・スペイセク、兄にハリー・ディーン・スタントンなど見応えあります
リチャード・フーァンズ・ワースの華麗なるハンドルさばきに見惚れました
リンチらしさも随所で見受けられます!スピード感や走行中の描写が素晴らしいです!
画面の切り替わりやスリリングな場面に不思議な光景や不安を煽る音…思わず「上手い!」と言いながら観ていました
ただ単に心温まるストーリーで終わらせないところが憎いです静かに胸を熱くしてくれる作品です
法定速度を遵守したような緩やかなスピード感覚は、リンチの作品からすれば、かえって異様に映る。
自動車が夜道を爆走することはないし、物語が脱線することもない。真っ直ぐで一途、心温まる作品。
時速8キロ、目的地まで500km。
東京から大阪までが約500km。
そう考えると、果てしなくもワクワクもする。
どこまでも真っ直ぐ続く道。
頑固で曲がったことが大嫌い。
10年の仲違いもなんのその、
出会いの棒を束ねながら、
ゆっくりじっくり折らずに進む。
私の中のデビッド・リンチ監督作品の最高傑作です
最初に見たときに偉く感動したことを覚えています。
この度、2度目の鑑賞。
詳細は忘れていたので、新鮮な気持ちで見ることが出来ました。
実話ベースということで、本当に驚きです。
兄が住むところまで約560キロの道のりを、時速8キロのトラクターで 会いに行くストレイトさん。
足腰もヨボヨボで2本の杖で支えなければ歩けないお爺さんなのに
なんという無謀な決断をしたものでしょう。
のんびりトラクターの旅で出会う様々な人たちとの温かい交流がとてもいいです。
悪い人は一人も出てきません。
騙そうとか、からかおうとか、する人は映画には一人もいません。
(実際にはいたかもしれませんね)
皆一様にストレイトさんの一途な思いに感銘し、彼らの人生感まで変えてしまったことでしょう。
車で送ろうという親切な申し出も断るストレイトさんです。
自分は頑固で、一度決めたことは最後までやり通さねば気が済まないのだというのです。
その信念があったからこそ、最後の感動を呼びます。
満天の空に浮かぶ星。そして涙が出ました。
ストレイトさんを演じたリチャード・ファーンズワースさんは
この映画が制作された後の2000年にショットガンで自殺をされたそうです。
癌の闘病中だったのこと。
本作が遺作となってしまいました。
そんなことを思うと、余計に感慨深い作品でした。
それにしても、帰りはどうやって帰ったのでしょう?
また2か月ぐらいかけてトラクターで帰ったのでしょうか?
そのことがずっと気になっています(;^_^A
全然ハマれなかった
ものすごく高評価だらけだけど全然ハマれなかった。特に感動的とも何とも思わない。
ロードムービーを徹底的にシンプルにしたという狙いはわかるし、ものすごくシンプルなのを変えろとは思わないけれど…
登場人物が老人ばっかりだけど、正直歳食ってるほど(私食ってます)あんまり共感も少なそう。どちらかと言えば若者から中年のイメージする老人像を映画チックに仕上げたような感じ。
ケチつけたいわけじゃないけど、あんまり万人向けとは思えない。
カインとアベルの和解
地平線まで続いているようなコーン畑のロケーションが雄大で、スローな流れでもまったく退屈させられない。
これは久々の鑑賞。心が疲れたときに、私はこの作品を観たくなる。
壮年期(後期)にある人で、この映画に魅せられる人は少なくないだろうと思う。
トラクターによる長い旅のなかで、アルヴィン(主人公)が出会う人々に語ることはすべて人生の真実である。
家族、兄弟の絆、その大切さは、諍いをして長く離れていたりすると、老いてからでないとわからないものだ。
「老い」そのものについても真実が語られる。
若者はアルヴィンに聞く。『年老いて一番つらいことは何ですか?』。
彼は答える。『それは、若いときの自分を忘れられないことだ...』と。
リチャード・ファーンズワースはみごとなハマリ役。最後に登場するハリー・ディーン・スタントン(兄ライル役)も最適のキャスト。
この、助演における二大名優を役に充てたことで、作品の半分以上が完成されている。
いい映画です。
心が穏やかになる映画でした
ストーリーや映像、音楽はとてもシンプルで、ゆったりした気持ちで観れました。
主演のリチャード・ファーンズワースの表情が、印象的でした。
実話
のんびり でも好き
優しい気持ちになれるそんな映画
10年前に観たときは、なんだかつまらなさを感じたが、今もう一度観てみて心がほんわかする映画でした