日本の黒い夏 冤罪のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.3

観た人
970

観たい人
498

投稿者:corouigle 2022年06月06日

あぁ~そうか
事件と周囲の反応を再現したんだなという感じ

河野義行
製作協力

平成7年、松本サリン事件の第1通報者が、犯人扱いをされた

警察マスコミ、市民の大半が彼を疑った

投稿者:きたパー 2022年04月30日

令和4年度 5本目。

松本サリン事件と冤罪を基にした映画。
第11回日本映画批評家大賞作品賞受賞作。

調べてみると、実際に起こった出来事だというから恐ろしい。
マスコミやSNSを始めとした世論には思うところがありますが(「叩いてよい」と決めた人には徹底的に叩きまくる。自分がその出来事の関係者であるか、関心があるか否か問わずに徹底的にという風潮。それを煽るコメンテーターたち)、昔からあることなのだと知り、余計に陰鬱な気持ちになりました。

今から20年前の映画なので、音声や服などの全体的な雰囲気が少し昔っぽい感じでした。

投稿者:川島二十日 2022年04月20日

全編芝居くさい演出が多かったものの、題材自体がかなり興味深いものであるため、面白かったです。終始見入ってしまいました。
映画を観ての感想は、「恐ろしい」という一言に尽きます。そしてその脅威は、映画の舞台である90年代より現代の方が増しているということです。誰もが情報の送り手となれる現代においては、不確かな情報でさえも、一瞬の内に拡散されることがあります。その情報を否応なく鵜呑みにする人もいるでしょう。しかも発信元が一個人だとすれば、再発防止策を講じるとかチェック体制を整えることも難しく、個々人のリテラシーに頼らざるを得ません。
現代で本作同様の事件が発生し、同様に事が運んでいった場合、神部(役名)さんはどうなってしまうのかというのが気になりました。

容疑者同然の扱いを受けた神部さん役の寺尾聰の不憫な雰囲気が素晴らしかったです。不幸オーラが漂っていますが、自身の潔白を断固として主張せんとする強い意志のようなものもあり、難しい役所にも関わらず素晴らしかったです。

警察の冤罪事件だったらそれだけですが、マスコミの報道を通した冤罪形成の過程を見ることができ、当時を知らない私としては勉強になりました。

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背筋が凍る。

投稿者:真 2021年08月17日

オウム関連は、なぜ普通の大学生が、医者が、研究者があのような胡散臭いおっさんのことを
妄信し、無関係な人々を殺戮していくに至ったのか理解ができず本や映画は片っ端から見ている
つもりだったのだが、これは全く知らなかった。

製作年が古いから感じるのか、元々がいまいちなのか判別はつかないが、
慣れるまで大袈裟な演技をする人が混じっていたり演出や音楽が大仰すぎて見づらい。

ただ、脚色も多少はあるだろうが、そんなことだったのかと振り返り、自分も反省できた
ことを含め小学生やマスコミの人に道徳や研修の一環として見ればいいのではと
思える映画だった。

わたしも当時は河野さんを疑ったひとり。
今、森監督のドキュメンタリーや様々な書物を読むと報道する側と警察の
あまりの適当さに背筋が凍る。

わたしも、家族も、誰もが冤罪被害者にいつでもなりうる。
あれから20年以上経ち、世の中や制度は少しは変わったが、完全に改善されたとは
言えない。

河野さんのインタビューを見て、森監督の映像でも感じたがこの人は仙人のような
不思議な雰囲気を持っている。
始終冷静で、自分の置かれた立場を理解し、何をすべきか、俯瞰で物事を見ることが
できている稀有な人だ。

河野さんを知っている人なら、河野さんと会話したなら、彼がサリンを製造し散布するわけがない
と察知できそうなものだが。
警察もなんとなく感じてはいても、権威とプライドの元、説を撤回できなくなり
首が閉まっていったのだろう。

中井貴一さん、寺尾聰さんの柔らかい雰囲気がいい。
それにしても、遠野なぎこさん、こんなにちゃんとしてたのね。
びっくり。
良い子すぎると、後からの反動が怖いね。

報道の在り方を問う問題作

投稿者:飛べない魔女 2021年06月19日

いまさらですが、本作を初めてみました。
松本サリン事件は、世間が注目し、連日報道された事件でした。
そして第一通報者が有力な容疑者とされ
マスコミにはこぞって犯人だと決めつけるような報道をされ
日本中が彼を犯人に違いないと思っていたことも事実でしょう。
かくいう私も、報道をだけを信じて、きっと犯人だよ、なんて思っていた一人ですから。。
あの時、警察やマスコミがきちんとした捜査をして
河野さんの無実を立証をしていれば
この後の起こった無差別テロ『地下鉄サリン事件』は
決行されなかったかもしれないと思うと、本当に悔やまれます。

映画はドキュメンタリータッチで描かれていきます。
高校生が『テレビは何を伝えたか』をテーマに
松本サリン事件が何故誤報になったのかを時系列的に検証していきます。
その検証最中に、オウム真理教の幹部がこぞって逮捕され
『松本サリン事件』でも彼らが関与していたことを自供し
晴れて神部さん(映画中ではこの名前になっています)のシロが証明されました。

犯人とされた 神部宅での当日の再現映像はとても恐ろしかったです。
普通に自宅で過ごす普通の夏の夜に撒かれたサリンという恐ろしい毒ガスは
あっという間に7人もの命を奪いました。
戦争以外でこの毒ガスを使ったのは、後にも先にも日本のこのカルト教だけだということ。
見えない凶器だけに、本当に恐ろしい光景でした。
神部さんの奥さん役の二木てるみさんの迫真の演技が凄かったです。

細菌兵器

投稿者:ビンス 2020年11月19日

伝えるということは
本当に難しい
そのことを
伝える側が常に肝に銘じ
伝えることだけを伝えなければ
それはもう報道ではなく
娯楽だと思う
伝えることを
伝えたいように伝えたら
伝えることを
伝えたいことだけ伝えたら
伝えることを
伝えないでいたら
それはもう
自分ではない誰かの不幸という
エンターテインメントなのだと思う
伝えることだけを伝えない報道者に
一切の言い訳は通用しない
それほどに真実は脆弱で
繊細で
弱い光を放つものだと思う
その不幸は
この作品で扱った松本サリン事件を通し
まるで自分のことのように伝わってくる
冤罪という
あまりにも恐ろしい鉈
その鉈はいとも簡単に振り下ろされ
社会的抹殺という血しぶきをまき散らす
報道されたことは真実
という無意識の感覚が
まるでウイルスのように増殖していく恐怖
間違った報道は
細菌兵器をまき散らす行為と大差ない

それにしても中井さんや細川さん
石橋さんを除く面々の演技ときたら・・・・
売れない舞台役者の底辺も底辺かよって程につらい
あ!
遠野凪子さんのイノセントさよ!!!
未来の姿しか知らなかったボクは
そのキラキラしたイノセント加減に
めまいを覚えました。

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視るべき映画

投稿者:☆シリウス☆ 2016年06月27日

奇遇な事に6月27日という今日、この映画を観ました。
当時、20代だった私は、まさにこの映画に出ている一聴衆でした。
真実を知らずに無責任な発言をすることがどんなに恐ろしい事かを考えさせられます。

闇がある

投稿者:しのっぺぺ 2012年09月01日

とても難しく闇があるストーリーです
答えなんて誰にもわからないのかも

非常に良い出来です。

投稿者:ボク 2002年10月20日

その当時の状況がリアルに伝わってくる。
ただのドキュメントではなく、警察、マスコミ、被害者の人間ドラマがきっちり描けていてすごく水準の高い映画になっています。
正統派すぎるけど、こういう映画こそ存在する意義があると思います。

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