観た人
907人
観たい人
2733人
見ていて永遠に気が滅入るひたすら陰鬱な映画。
何か見て落ち込んだり敢えて暗い気持ちになりたい時に見たい映画。
信仰とは何なのか、自分の信じるものが例え悪でも幸せなら正義なのか。
騙されていても幸せな人に「あなたは悪いものを信じています」と真実を突きつけることが正義なのかを考える作品です。
再掲。オヤジ、クズ過ぎて、タフ過ぎる。タイトルがキツイ皮肉に聞こえる、徹底的に救いがない作品です。こういうテーマをアニメでやろうというところが日本的というか、同じ文化的な土壌を感じました。アニメという密度の低い画面だからこそ、滑稽なまでにベタな悲劇をブレずに悲劇として受け止めることができるでのだと思います。日本やアメリカの下請けでない韓国アニメの独自性というのがどのあたりなのかは知りませんが、こういうのが出来るというのは興味深いことです。
hiroponさんのレビューを見て面白そうだったので鑑賞。
なんとも凄い作品でした。
宗教を扱ったアニメでしたが、なんか生々しい。
日本で大ニュースになった宗教団体の映像を思い出してしまいました。
自分が信じるものが、はたして正しいのか?
それは全てを差し出す価値があるのか?
何が善で悪なのか?
たくさん投げ掛けられた。
インチキ詐欺教団に人生を狂わされる村人たち。
信じる力って、本当に凄い。
端から見たら絶対おかしいのに、全然耳をかさない。
ああなったら、誰も止められない。
神様が本当に居て天国への切符があるとしたら、それにはきっとお金はいらないだろう。
面白い作品でした。
我は神なり
ダム建設で水没する予定の村で宗教を盲目する村人たちとその宗教が詐欺軍団だと娘を奪還しようとする主人公の話。
人間の善悪や信仰を描いていて、主人公や主人公の娘さんや村人たちの末路はなかなかシビアでアニメーションでなかったら、結構キツイ内容でした。誰でも彼でも人をぶん殴る主人公は感情移入を全く受け付けないキャラクターで嫌悪感さえ覚える悪人っぷりでした。詐欺師側である牧師にも過去に複雑なことがあって、彼も迷いとかが描かれていてより善悪のわかりやすさがなくなっていました。
ただやっぱり韓国アニメーションの土壌なのかキャラクターのカクカクした動きとかが見ている間ずっと気になってしまって物語に入り込めなかった部分もありました。それに日頃の行いから誰にも信じてもらえない主人公が警察に頼っても、この手の内容だと仕方ないとはいえ、あまりにも警察が無能すぎるのもマイナスでした。
とはいえ、真実を語る悪人VS偽りを語る善人の構図はなかなか強烈な社会派アニメーションでした。
実写化してほしい
狂気と暴力の演出は、さすが韓国である。
登場人物は心の闇を持ち、純真無垢で正義をかざすヒーローは出てこない。
村人がすがるのはエセ宗教だが、信仰の本質的なところをついているようで気持ち悪いくらいリアルだった。
アニメーションのクオリティが残念だが、シナリオが面白いので実写化してほしい。