イングリッシュ・ペイシェントのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.5

観た人
4232

観たい人
3005

投稿者:macoto 2019年04月14日

ウォルター・マーチ編集の作品。

冒頭、
寝そべる女性の裸体のように見えるサハラ砂漠の美しい光景は、死をもって神格化したキャサリンの象徴のように見える。

不倫関係にあることで自らを責め、絶縁を押し切ったキャサリンが、アルマシーから贈られた指ぬきを首にかけ、肌身離さず持っていたことを知った時、

アルマシーの堪えていた感情は、涙となって溢れ出すが、
花嫁のように、たなびくショールにくるまるキャサリンと、怪我をした彼女を抱き抱えるアルマシーの引きの絵は、キャサリンが夜の宴で語ったヘロドトスの物語と重なる。

一方で、
3日間の砂漠横断で、英国占領下の町にたどり着くアルマシーが、身分証を提示するよう言われたことで腹を立て、結果ドイツ側のスパイ容疑をかけられた点には、無理があると感じた。
冷静に対処すれば、すぐに車を借りてキャサリンを助けることができたはず。

また、キャサリンの夫ジェフリーは、コリン・ファースが演じているが、あくまで主眼は、アルマシーとキャサリンの不倫。

ジェフリーの心情はそこまで深掘りされておらず、特攻のように、アルマシー目掛けて墜落させたジェフリーの遺体を見て、キャサリンがすがり嘆くカットも入れていない。

どこにフューチャーするかで、感情の配分をコントロールしないと、物語上伝えたい印象が浮きたたないからか?


看護師として、虫の息のアルマシーを看取ることに決めたハナの立ち位置は、観客がアルマシーと共に、過去と現在の時間軸を行き来する道先案内人のような役割を果たしているが、
ジュリエット・ビノシュの包容力と奔放さが、この悲恋の映画に、ほのかな灯火を与えてくれている。


冒頭、キャサリンの遺体を乗せて、
サハラ砂漠を飛ぶアルマシーの飛行機は、
映画の最後にもインサートされている。


安楽死を願ったアルマシーは、
ハナにキャサリンの遺言を朗読してもらいながら、静かに息を引き取る。


全ての境界を越え、
二人の魂は美しいサハラ砂漠を横断する。



懐疑心の中で埋もれそうになる現在だけど、人を想う本当の繋がりとは、

こういうことなのだろうと、私は思う。
その繋がりこそ、尊重したい。

投稿者:げん 2019年04月10日

儚い砂漠の恋。
土で戦争なので黄色ベースの色調が淡くて良かった。
時間軸操作は敢えてぼこぼこと時間の隙間に穴を作るので埋めたくなって続きが気になるので良い効果。
英国人の患者のストーリーはもちろん冒頭に繋がるので最初からある程度のバッドエンドが見えるけど、希望のある終わりかたになっていて良い。

投稿者:K 2019年04月07日

戦争
本を暗記して、読み上げる女素敵
砂漠の砂嵐って、車埋まるくらい
君の幸せな時は?
今よ
君の不幸な時は?
今よ
女が後ろで、男が前で浴槽に入るのいい
いい場面で、サイレントナイトの音楽がかかるのいい。馴染み深い音楽がそういう時にかかるのは、安心と快感
やった後に、BGMをかけるのいい

相手の手を心臓に当てて、おれも人間だ

火で道案内するシーンいい。
プロポーズとかで使いたいな
縄で、上に行くシーン素敵
非日常
不発弾の処理を彼氏がやってたら怖い。
カットバックで彼女が
ねぇ、雨よってシーンいい。
なぜか朝になると恨みってのは薄れてる
何か読んでくれ。聴きながら眠りたい。
なんか凄いよくできた深い物語だな

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

二人の女優に魅せられる

投稿者:icy 2018年12月09日

まだ見ていなかったシリーズ。女優陣は贔屓なのだが、主要な男優陣に苦手が多かったのが1つの理由。まあ、でも、大作だし。受賞作品だし。ということで鑑賞。結果、2人の女優に改めて脱帽。
ジュリエット・ビノシュは何故こんなに魅力的なのか。下手をすると低俗なものになってしまう恋愛ドラマを高尚な純文学のように見せてくれる。小細工なしの直球の演技に感じるが、細部の動作は女性的だ。特にストイックな容姿ではないのに、どの作品でも魅了され、感心させられる。そして、こんな女性がいたら守りたいと思わせられる。
クリスティン・スコット・トーマスは上手い。知的なキャラを演じたら特に最高だが、それは随所に繊細なユーモアも散りばめる演じ方のせいだと思う。こちらの方がよほどストイックで気高いし、どの作品でも上手いし美しい。そしていつ見ても、万一結婚しても結局離婚するだろうなとか、愛人キャラだとか思わせられる。いずれも勝手な思い込みと偏見であるのは言うまでもない。
映像や音楽が高評価なのは分かるが、この映画が愛されるのは結局のところこの2人のタイプの異なる女優のおかげではなかろうか。戦争や厳しい自然の中での恋愛を描いて陳腐にならない、鑑賞者が思わず自分の経験と重ねる、そういうシーンに昇華させる技量は大したものなのだと思う。この平凡なプロットと男優陣、そして長尺なのに。

超大作、だけど・・・

投稿者:daichan 2017年10月08日

一流のスタッフ、キャストを揃え、とってもお金がかかった感がある作品です
舞台は第二次大戦前の北アフリカの砂漠、そして大戦末期のイタリア
それら対照的でありながら、どちらも美しい風景をバックに、数奇な運命に翻弄される男と女・・・
そういう超大作に向かってあんまり細かいこと言うのも無粋かもしれませんが・・・
ハナというカナダ人の看護婦、自分が愛した男はつぎつぎに戦争の犠牲になり、心に大きな傷を持つ、という設定
しかし死んだ人がぜんぜん出てこんし、いつのまにか地雷処理班のインド人と仲ようなってたりして、いまいち感情移入できませんでした この女優さん好きやけど
はぐれもんやけど男前の独身と美人妻が情事に溺れるというメインストーリーも、月並みと言えんこともありません
「謎の男」は良いけれど、肝心な時に身分証明書がなくて、ドイツ兵と間違われ、帰りを待ってる女を危険にさらすというのもなんか間抜けな感じで・・
「あの素晴らしい原作が映画に!」と称賛している人が多いので先に原作を読むのがオススメかもしれません

戦争と悲劇が美しい物語に

投稿者:ぱぱねこ 2017年08月04日

これは日本人、いや東洋人には描けない世界観だ。

欧州のアフリカ支配、不倫、戦争の理不尽さ。
それらが結果として”美しい”作品に見事に仕上がっている。

圧倒的な映像美、音楽。
東洋人には理解できない誇りを感じずにはいられない。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA

大人の恋愛モノ

投稿者:ウィル 2016年03月08日

レイフ・ファインズ若い、ヴォルデモートも演じてたのか。

つまんない

投稿者:みつ 2011年10月07日

内容がダラダラとただ単にストーリーが流れて無駄な時間を過ごしました。お金がもったいないので最後まで見ましたがかなり苦痛でしたね。借りなければよかった。というか見なきゃこんなつまらないとはわからないですよね。

う〜ん

投稿者:どむ 2010年05月26日

あんまり好きじゃないです。 昼ドラと変わらないような不倫話。 何でアカデミー賞を独占したのかわかりません。

レビューをもっと見る・投稿する