つまらないファンタジー
天国と地獄の設定がおもしろくない。CGを駆使してがんばっているが感動的ではない。ロビン・ウィリアムズのやさしい演技はいい。
ロビンは何をみたのだろうか
天国描写が美しい、映像美と人間の心の部分を描く作品でして、良い作品でした。こういう作品にはロビン・ウィリアムズが似合う。この手のが出来る人ってなかなかいないんだな、と改めて思った作品でした。
魂が繋がっている、ちょっと普通に生きていたら、こっ恥ずかしくなるようなセリフですが、酒飲んでべろべろになりながら観ると「そうなんだよ、そういうもんだよ!!」とか思ったりしました・・・こういう天国であれば素晴らしいだろうな、って空想してしまいます。
ロビンは最期、なにをみたのだろうか、この映画を見終わるとそんなことを思います。素晴らしい役者だっただけに・・・こういう魂の尊厳といったような映画を見てしまうと、強く思ってしまいますね。
この映画を観て願うこと、ふたつ。
唯一無二の映像美。さすがオスカー受賞作なだけあって、その美しさは圧巻です。
色鮮やかな絵の具の景色が広がるクリスの天国はもちろん、クリスの娘・マリーの幻想的な世界や一筋の希望も射し込む余地のない地獄の絶望感……どのビジョンも素晴らしく、これらのシーンだけで美術展が開けるんじゃないかと思いました。
そんな瞬きするのも惜しいほどの見事な映像、それにずっと目を奪われそうですが……やはり軸に描かれているのは愛。作り手も、観客に一番目を向けてほしいのはそこではないでしょうか。
クリスとアニー。
出会うべくして出会い、結ばれるべくして結ばれた2人。前世も今世も来世も、時を超えて魂が呼び合い引き寄せられる相手、ソウルメイト。
ですがそんな2人にも、子供達の死というこれ以上ない悲しみをきっかけに 心が離ればなれになる時が訪れます。そこで生を選び、クリスの片道切符を破り捨てるアニー。そして彼女を、その苦しみ・悲しみごとそうするかのようにぎゅうっと抱きしめるクリス……このシーン、決してハッピーではないのですが すごく良いなあと、夫婦として家族として、共に生きていくってこういう事なんだよと 教えられた気がしました。
ソウルメイト=危機もケンカも衝突もない、完全無欠でパーフェクトな間柄。という訳ではないんですよね。
魂の結びつきも想い合う絆も、慈しみいたわり合い、共に努力を重ねて築き上げていくもの。ソウルメイトだからできるのではなく、それができる、そうしていきたいと心から思えるのがソウルメイトなのでしょう。結婚は「一緒に幸せになれる人と」というより、まして「自分を幸せにしてくれる人と」するものではなく、辛い時も一緒に乗り越えていきたいと思える人とするものなんだなと つくづく思いました。だって人生、辛い事・苦しい事の方が多いですから。
自分を犠牲にしてでもアニーを救おうとするクリスを演じたロビン・ウィリアムズも、凍てついた心を溶かすような、温かいスコアで物語を包んだマイケル・ケイメンも、もうこの世界から旅立ってしまいました。(もしかしたら天国で「あの映画の通りだ!」なんて話しているのかもしれませんね。)この2人が主演×音楽で組んだのは1作目が『ジャック』で2作目が本作ですが、彼らの魂もまた生まれ変わり いつか3作目を届けてくれたらなと……そんな事を思いました。だってほら、2度ある事は3度あるって言うでしょ??だったら私も頑張って長生きする!(笑)
でもまずは……映画界に多大で偉大な功績を、そして人々の心にたくさんの感動を残したロビン・ウィリアムズとマイケル・ケイメン。
願わくば、彼らの魂が安らかならんことを……。
天国にある家の風景は忘れられません。
映像が綺麗!!天国はもちろん、地獄でさえも詩的で絵画の一場面を切り取ったような映像で、ただただ綺麗です。設定がとてもファンタジックですが意外にテーマは重く、しっかりとした作品になっています。
ストーリーはテンポが悪く、ちょっと中だるみ的な部分もありますが感動的な作品だと思います。
映像は綺麗だが・・・
映像は確かに綺麗だが、内容が希薄。高い期待はしてなかったんで、それなりには見れたが、物語が淡々としすぎてて意外性もなかった。ただ、天国よりも地獄の描き方がうまいと思ったのは僕だけかな?自殺するとこんな恐ろしいとこに行くんだという恐怖感が迫ってきた。
僕は好き
この映画は僕の夢そのもの。映像もすばらしいし、配役もなかなか。時々映像に取り入れられている”青”がとても綺麗。僕の理想の人間像がこの映画の中にはありました。他人や評論家がどう評価しようとも、自分の好きなものは時々現れてくれますが、この映画は僕のその好きな映画の一つです。