断絶のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

年をとって、「断絶」に帰宅しました。

投稿者:ちゅく 2014年10月16日

静かに、思うと、これが、今の自分にとって、陽水のベストアルバムかもしれない。
極点は、「氷の世界」というのは定説で、自分もそう思う。

最近、後期中年になって、うかぶのは、「断絶」の中の曲が多い。

「人生が二度あれば」という曲。
若い人には決して、お薦めしませんし、たぶん、ある年齢にならないと、分からない。と、断定的に言うのは、若い人には失礼かもしれません。が、そういうことが、人生にはあるのです。

「断絶」という第1曲で、途中から、鼓膜がぶわぶわする効果があるでしょう。
これは印象的で、今もその音が浮かぶのだが、若いころは、効果として、ただ、面白かった。
今、断絶していた父(自分の父親)と話せるようになると、次のことがわかりました。

この詩は、陽水の父へのオマージュであり、「断絶」を宣言した歌ではなく、一時の遠ざかりを歌ったものなのだと。
鼓膜がぶわぶわするのは、父の叱責や若者の反発かもしれないが、若い陽水は、歌詞は、聞こえるようにしている。
一方的な歌ではない。ここが、陽水という歌手が、最初期で成立し、今も、世代をこえて、人の心に波紋を投下することなのかと。

こんな大げさな言いようは、陽水がもっとも嫌いでしょう。

「感謝知らずの女」
女は常に……というと、語弊がある。「感謝知らずの男」もいる。
この歌は、めめしく、ないところが妙に、というか、潔くもないが、自分は傷ついても相手を傷つけない、という感じが核になっている。

「傘がない」 (5分31秒)
この歌については、何も語ることは、ありません。

かくばかり……。

若い人よ、この「断絶」を今聞いておき、30年後、40年後に、思い出してほしい。

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