プッシャー3のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.6

観た人
537

観たい人
407

投稿者:いち麦 2021年04月11日

ラストはミロの物語。かつての麻薬王も娘の25歳の誕生パーティーに大奮闘パパ。でもやっぱり闇取引のしくじりに収拾がつかなくなって…終盤まさかの強烈ゴア・シーンに驚喜。老いの悲哀が滲むZ.ブリックの素晴らしい演技。

(オーディトリウム渋谷)

投稿者:とし 2021年04月09日

『プッシャー』と『プッシャー2』では主人公達を貶めるぐらいイケイケなプッシャーだったミロが哀愁漂うぐらい人間臭い魅力を醸し出している。 このシリーズ共通しているのはプッシャーの末路は踏んだり蹴ったりだってこと。 ラスト付近の臓物が出てるシーンはグロかったな。久しぶりに内臓を見た気がする。

投稿者:inu 2021年03月28日

三部作で最もグロ。
トンカチで頭を殴打したときの音が金属音で笑ってしまった。
人の解体シーンも笑った。
笑っちゃいけないシチュエーションで生み出される笑い…独特。
ラドヴァンが夢を叶えていてうれしくなった。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

やっぱりやっぱりおもしろい!!

投稿者:good viewer #1 2013年12月16日

わかったこと

① もちろん今回はミロだ。ほかに誰がいる?

② ミロはボスであり、年老いている。ベニチオデルトロとライアンフィリップの傑作映画「誘拐犯」で「この業界(殺しの業界)で老いぼれを見たら生き残りだと思え」という名セリフがある。ミロは生き残った。どういう業界であれ、ボスで居続けるためには賢さがなければいけない。ミロは分別のある男だ。だから寿命が尽きるまでは死なない。

③ 分別があるから一時の感情で殺しをしても収め方は心得ている。これが1.2の二人とは違うところだ。

④ レフンの内蔵描写はなんだかおもしろい。ヴァルハラライジングでも使っていたプワプワの風船みたいな臓器なんて人間にはないのだが、なんだかそれらしく見える。

⑤ 暴力シーンはひどいことしているようで実はそうでもない。でもひどいことしてるように見える。ここがレフンのおもしろいところだ。暴力的なモチーフを使ってはいるが暴力を売りものにしようとは思っていないらしい。

⑥ 毎回書いているが、デンマークの街並みってあんなに汚いのか?

よかったところ

① 誕生日のスピーチのシーンは素晴らしかった。自分の娘にもああいうことを言える大人になりたい。(いないけど)

② 人身売買の男があまりにも最低で最高だった。言うことがいい。「ファックが好きだといえ」「殺してもいい」etc.男のオツムの程度が皮膚感覚で伝わってくる。

③ それとは対照的な女バイヤーの設定がまた素晴らしい。どちらも性を商売にしているが男の方は女性を性の道具としてしか考えていない男の目線であるのに対して女バイヤーはあくまでも女としての見解が根っこにある。きっと自分の売春宿の女の子達にも親身に接しているのだろう。性を商売にしてはいるがしたわれる人間、軽蔑される人間がいるということだ。そして女はいつも正しい。

④ 本気で麻薬を断とうと考えていたようだが、誘惑に負けて元に戻ってしまったからといってそのことについて特にどうとも思ってないというあたりがなんだか味わい深い。

⑤ 昔の仲間の山本小鉄みたいなおじさんが最高だった。彼の店で向かい合うシーン。裏の世界の汚れが顔にこびりついてしまったミロに対して彼の足を洗い、健全な世界に生きて後ろめたいことがなく、肌にハリとツヤがあり生気に満ちた目の輝きが実に印象的だ。それでいててきぱきと作業(おもに拷問と解体)をこなす姿に昔を忍ばせる縁種が見事。

⑥ 拉致されてきた女の子を自分の娘に重ね合わせるあたりのシーンはセオリーなので映画的に特にどうこう言うところではないが、女の子がそれまで出されたご馳走には手をつけなかったのにケーキだけは嬉しそうに食べるところはよかった。一瞬、観客の誰もが徹底的な絶望の中にほんのすこしの(本当にほんの少しの)希望を見た気分になったのではないだろうか

映画の良し悪しは見せ方にかかっています。


繰り返す犯罪

投稿者:ムービードリンク 2013年10月16日

麻薬売人元締めだが麻薬と酒を辞める決意した親父を軸にストレスのオンパレード。誕生日のワガママ娘、自分の手料理で手下が食中毒、若手の売人になめられ、種類が違うドラッグを高く捕まされ、若手が金持ち逃げ、誕生日パーティーの料理の用意、娘婿の仕事斡旋への不満、手に入れたドラッグが飴?と来れば、親父もキレる。後半は昔の仲間と冷たい熱帯魚状態。凄い監督です。

下町ゴッドファーザー

投稿者:ひろぼう 2013年08月10日

麻薬密売人の末路を描いた連作。もっとも最初から連作を意識して作られたわけではなく2、3作目はスピンオフ物と言った方が正確で、主役が資金繰りに困ってのっぴきならない状況になるのは共通しているが、3作品それぞれで描写が違い味わいも異なっている。1作目は売人のフランクが主役で、彼の生き急ぐ性急さを殺伐とした疾走感で描いている。2作目はフランクの相棒のトニーが主役で、彼の自堕落で無軌道な生き方をゆるゆると描いて行って、最後で何がしかの希望を織り込む凝った展開となっていた。
そして3作目の本作だが、麻薬卸元のミロが主役。1、2作目では強面で押しの強い親分肌だった男が年相応に生きようと足掻いている姿を、時にコメディタッチである時には暴力的に、嘲笑うかのように彼が持つ本性を暴くような筋書きとなっている。裏社会の顔役であるミロが、麻薬を断ち切るための合同セラピーに通っていたり、彼が作った料理で手下が食中毒になったり、そのために25歳の愛娘の誕生パーティの準備に翻弄されたり。挙句の果てに伸し上りのチンピラに小ばかに扱われたりする様は、ミロの忍耐を試すことを「老いては子に従え」としてなぞらえているように思えるのだった。
麻薬を捌いてそこから得た資金を転がして、そざ大儲けして優雅な生活を送っているだろうと思っていたミロの、実態が窺われて面白いやら悲しいやら。やはり悪事を働いて得た金からは安寧を請け負うことが出来ないのか。かの『ゴッドファーザー』でさえ惨めな末路を迎えているのは史実(?)の示す通り。ただしこちらは規模の違いか土地柄なのか、下町なのか、じとっと粘着質な展開となり、この先まだまだ波乱がありそうな雲行きを窺わせるところで終幕を迎えるのであった。

人の本性を「スズメ百まで踊りを忘れず」として描いたのかもなぁ。
一時の華やかさの裏に必ずある地道な暮らしぶりを丹念に描いている本3部作の、レフン監督の本国デンマーク、北欧地域は、島国根性の日本人と気質が合うのかもしれませんなぁ。

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