トラック野郎 御意見無用のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.7

観た人
733

観たい人
150

投稿者:ちー 2019年03月24日

バースオブザクール。かっこ良すぎて観てる間中どうにかなりそうでした。この映画に出てくるすべての事柄をこぼさず暗記したい。それが一番桃次郎から遠い行為でも。

投稿者:タマル 2019年03月09日

イブ・K・セジウィックという文学研究者がいる。
彼女が再定義し、今では広く一般で使われる「ホモ・ソーシャル」という概念は、ジェンダー論、クィア理論といった学問領域で今や欠くべからざるものとなっている。

では、「ホモ・ソーシャル」とはいったいなんなのか?
「ホモ・ソーシャル」とはトラック野郎シリーズの世界観である。

本作「御意見無用」で、星桃次郎はドライブインのウェイトレス洋子に恋をする。この恋をする場面には注目したい。洋子が登場すると、洋子のまわりには星がキラキラとひかり、彼にとって彼女が特別な女性であることが示される。彼の思考はその直後に、洋子→結婚 をゴール地点とする存在へと結びつく。「御意見無用」の世界の女には、→結婚のマドンナと、→性交の娼婦しかいない。典型的な男社会である。一応、お京という異物も紛れ込むが、彼女も結婚という形で男社会から排除されていく。

さて、星桃次郎は洋子にアプローチをかけるわけであるが、これが気に入らないのが、相棒やもめのジョナサンと観客である。いつもの(男好きのする)粗野な口調からなれない敬語に切り替わると、明らかに親しみが失われるように演出が行われる。また、桃次郎は洋子のことを考えるあまり、ジョナサンへの態度がおざなりになる。これに憤慨したジョナサンは桃次郎を「女の腐ったような奴」と罵倒(同時に観客が感じた桃次郎への不満の言語化)をし、関係を断絶する。
「女性の排除」「排除対象との同一視」はいずれもホモ・ソーシャルの持つ特質であり、それが典型的に現れているといえる。

しかし、星桃次郎はあるきっかけで洋子を→性交の娼婦だったとみなし、「見損なったよ」と逆ギレ。一方的に攻撃し、かかわりを立ってしまう(後に勘違いだったとわかる)。
そんな桃次郎を、見兼ねたジョナサンが励まし、二人はトラックを飛ばし海へ。
二人で服を脱ぎ、褌一丁で波打ち際を遊ぶ。どこまで駆けていく二人。海の光で二人は黒いシルエットになる。走り疲れると、二人は並んで寝そべり、顔を見合わせたまま砂をかけあう(わざわざいうまでもないが、「並んで寝そべる」行為は同衾のメタファーである)。

仲良くトラックで帰ってきて、ドライブインで食事する二人。
おかずを運んできたウェイトレスがいう。
「仲のいいご夫婦見たいね」
桃次郎は慌てて否定する。
「俺そういう趣味はないっスから」

そう。彼らの蜜月関係は①女性が性欲の対象であること ②自分は同性愛者でないこと を社会に表明した上で初めて許されるのである。→性交の娼婦 ではなく、精神的関係として「結婚」を想定しているのに、「夫婦」に見えると言われて「趣味」はないと返す矛盾も、あくまで同性愛を性欲だけの関係性として規定し、ホモ・ソーシャルを守ろうとする意志の表れである。

現代では「ホモ・ソーシャル」という言葉が一般化してきたことはすでに述べた。今では『マグニフィセント・セブン』のように「ホモ・ソーシャル」をあえて匂わすことで娯楽性を高めようとする作品も出てきている。
私たちが本当に見たかったもの、つまりマドンナとのくだらない恋愛もどきはなしで、波打ち際でイチャつく桃次郎とジョナサンが見られる。そんな時代がきたと言えるのかもしれない。

投稿者:いお 2019年02月24日

The昭和って感じ
色々詰め込んでてバタバタな印象があるけど難しくなく気楽に視聴出来る

とりあえず一作目だしどんどん見ていく

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チンドン屋

投稿者:義丹 2010年08月02日

この映画、当時サーキットの狼と同時上映してた
ほのぼのしてるねー 今だと白い目でみられるね。

荷抜きは窃盗です!

投稿者:野良パンダ 2010年03月03日

1975年~1979年、盆正月と東映系で放映された全10作の第1作目。
盆正月と放映される事、主人公がヒロインに恋をするが確実にフラれる事等から『男はつらいよ』と比較され“寅トラ対決”等と騒がれたが、今シリーズは極めて下劣・低俗ですが人情味もあって楽しい作品です!

いつもの口上で『緊急車両が通ります!』等と言って検問を突破すトラック、いつも笑えます。
本作の一番星とジョナサンのトラックは後の作品に比べてカナリ装飾がショボいです!この後の作品からラストまでは同じ車両を使ったみたいですが、今回の車両は一度だけとなってます。シリーズ化すると思わなかったのか、廃車を購入したみたいですね。

パトカーの酔っ払い運転で懲戒免職になった元・花巻の鬼代官ことジョナサンは当時を懐かしんだりして警察時代に未練はあるようだ。
彼の家族と言えば子供達の点呼が笑えます、出オチなんですが長男の『松下幸之助』って言うのが笑えますwこの時点で7人の子沢山なのにお土産(荷抜き)を用意してるとこに愛情を感じます。
何といっても家族で一番強烈なのが母ちゃん!久しぶりに帰ってきて疲れたジョナサンに確実に『久しぶり~』と言ってせがみます。
『釣りバカ日誌』で言えば“合体”くらいのおもしろみがあります。

一方、一番星は旅が終わると「心の故郷」と言い毎回トルコに帰ってきます。そして女の子にお土産をくばります。もちろん荷抜き品です。今なら確実に逮捕です。運転手が見ればキレそうな描写に写るかもしれませんね。

この作品と言えばライバルとの喧嘩に競争が見所なんですが、ヒロインとの恋愛話も1つの見所です。
腹の弱い一番星がヒロインと良く会う場所がトイレです。いつも下品な行動してる時にヒロイン登場で困惑しますw
何とかモノにしようとしますが、すれ違いや勘違いで上手くいきません。なぜか女ドライバーが勘違いの対象になり被害を被ります。
結構冷たく拒む一番星、間違われた方は悲惨です。

こんな粗野な者達の痛快活劇、ドタバタと騒がしいですがテンポ良く話は進むので楽しいです。友情・家族愛・義理人情と人間味あふれる作品でなかなか楽しめます♪

特にこの1作目はなかなか内容が濃く良かったと思います。

佐藤允・夏純子・中島ゆたか・夏夕介・小松方正・湯原昌幸・鈴木ヒロミツ・大泉滉・井上昭文・誠直也・安岡力也・佐藤晟也・ダウン・タウン・ブギウギ・バンド他



もう、みんな、やんちゃなんだから。

投稿者:TETSUYA 2008年10月08日

下品で乱暴な東映フォーヴィズムの炸裂。文太と言えば桃次郎。愛川と言えば、やもめのジョナサン。濃いキャラが暴れまくり、走りまくり、画面から常にはみ出している。このはみ出し具合こそ、娯楽映画の巨匠鈴木則文の真骨頂。
義理と人情を荷台に載せて、男のロマンが積載オーバー。顔で怒って背中で泣いて、日本全国を大暴走。野蛮な昭和のロードムービー。やんちゃな文太と突っ走ろう。

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